ご質問ありがとうございます。老後の生活費は心配になりますね。その前にお子さんの教育費を準備する必要もあるので、いろいろと迷われることがあるかと思います。老後資金を準備する方法としておすすめなのが、iDeCo(イデコ 個人型確定拠出年金)です。イデコは毎月掛金を積み立てていくもので、60歳まで引き出しができないため、老後資金を準備するのに適した方法です。毎月5千円以上1千円単位で掛金を決めることができます。また、イデコの最大の特徴は、税制優遇が受けられることです。イデコは投資信託や定期預金、保険などの商品を積み立てで購入していくのですが、その際の掛金は全額所得控除が受けられます。つまり、所得控除される分、所得税と住民税が安くなります。また、運用益は非課税になります。さらに、年金を受け取るときも税制優遇措置が受けられるのです。60歳まで引き出せないので、教育費やいざというときの緊急資金は別途貯金しておく必要があることと、掛金には限度額がありますが、老後資金の準備方法の1つとして検討してはいかがでしょうか。
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ご質問ありがとうございます。
埼玉県のFP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
確かに老後は悠々自適に暮らしたいと誰もが願っていることです。人それぞれに価値観が違いますから、どの程度の生活や資産がその人なりの願いであるかは定かではありません。しかし、令和元年6月に出されました、金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」では、夫婦で年金以外に不足する額が、毎月5万円であると仮定されていますので、90歳迄の寿命とした場合には、1500万円が老後資金として必要になります。
しかし、年金受給額を5万円増やすことは就労年数を伸ばすことで可能となります。つまり、ご夫婦で22万円の年金受給額であれば、年金を繰り上げすると月間0.7%増加しますので、19%増加するまでに必要な月数は約28ヶ月ですから、2年半修業期間を増やせばよいことになります。
悠々自適の老後を目指すのであれば、プラス5万円あれば良いので、退職金+貯蓄をあてがえば実現可能です。更に、余裕とボケ防止のために、健康労働年齢と言われている72歳(男)を超えて80歳迄出来る副業を、40代からスタートさせておけば良いのと思われます。定年後に個人事業をスタートさせた場合には、必ずうまくゆくとも限らず、個人事業は3年間で50%は廃業となっている現状から、退職金を失わないためにも、早めに副業としてスタートさせておく必要があります。
つまり、資産投資も同様であり、早めに欲を抱かず、ドルコスト平均法に基づいた「長期、積立、分散」を実践すれば、経済の成長と共に、手持の資産を増やすことも可能です。決して短期の投機を行ってはなりません。
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公務員として働いていましたが、病気のためフルタイムの仕事ができなくなってしまい、48歳で退職することになりました。貯蓄は合計で約5300万円あり、年金受給年齢である65歳までに2100万円使う見込みは経っていますし、90歳の時点で1000万円以上は残るはず、というところまで予測を立ててはいます。ただ、女一人で母親の介護をしながら老後を迎えるとなると、これでもぎりぎりの状況なのではないかと不安になることがあります。老母の年金にも一部助けてもらいながら、できるだけ私の分は月12万円以内の生活費におさめるようにはしているのですが、時々日帰り旅行や衝動買いをしてしまったり、ついつい楽器の習い事に高額な月謝を払ってしまったりするのが現在の生活状況なので、このままそういうことが続くとまずいかも?と気がかりです。どうしても払わなくてはならない火災保険、生命保険、ライフラインの諸々の料金、高額になってしまうネット・スマホといった通信費など、頭を悩ませるものがあります。突然重い病気になったり、突然災害や何かしらの重大な事件などで家がめちゃくちゃな状態になったり、とにかく突然思いもよらぬアクシデントが起きたら?!と考えだすとキリがありません。こんな状況でも、いざ老後を迎えた時に心配せずに過ごせそうでしょうか?


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私は30代半ばの年齢のサラリーマンです。年収800万円で、妻と公立小学校に通う子供が一人います。現在は賃貸マンションで生活しています。近年中には戸建て住宅もしくは分譲マンションを購入する方向で、妻とは話し合いを重ねています。しかし、話し合っているときに、妻が「将来高齢になって、あなたが先に亡くなったら相続人は私と子供の2人でしょ。相続資産が家と少しの貯金しかなかったら、家を売って相続資産を子供と分けないといけないのかしら」とぼそっと言うのです。私は知識がなかったため、すぐには返事をすることができませんでした。子供の良識を信じれば、私が先に亡くなったあとは妻が自宅で一人暮らしをするものだと思い込んでいたからです。そこで相談です。相続人が妻と子供1人の場合で、相続資産が住宅ローン返済が完了した自宅と少額の貯金のケースでは、妻は自宅を処分しなければならないのでしょうか。それとも、妻が自宅を出る必要はない方法もあるのでしょうか。アドバイスをお願いします。


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