ジュニアNISAで子どもの教育費を貯める方法はどう思いますか。

女性30代 さかぐっっちさん 30代/女性 解決済み

現在2歳の子どもが一人いて二人目を妊娠中です。一人目めには学資保険を掛けていますが、返礼率が低く、雑誌やネットなどではジュニアNISAを勧める声が多くあります。しかしジュニアNISAはあくまで投資で、プラスになると利益が高くなる確率が高い分、反対にマイナスになるリスクもあるので、元金が減ってしまうことが怖くて不安です。銀行に置いておいてもお金の価値が下がるとも聞くので投資信託と積立NISAを始めました。二人目の教育資金のためにジュニアNISAを始めるべきでしょうか。その際、3年後に廃止になるので非課税枠いっぱいの240万円という大金を投資すべきでしょうか。口座開設はしたのですが、投資しすぎるのも危険という記事を目にしてからやはりリスクを恐れてしまい、悩んでいます。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代前半    男性

全国

2021/08/26

どう思いますかとおっしゃいましても、このままではご相談者さまのお悩みはますます深まるばかりであるとしか思えません。

というのは、いかに得するかを煽る、雑誌やインターネットに書かれたごく表面的でしかない記事を鵜呑みにしてしまわれ、投資の本質を理解なさっておられないとお察しするからです。

おそらくジュニアNISAに関心を持たれたのも、2023年12月末をもって新規口座の開設が打ち切られることによって、最大のデメリットだとされる厳しい払い出し制限がなくなることで制度の使い勝手がよくなりそうだという、いかにも雑誌やネットに書かれがちな表面的なお得感が根拠になっているのではないでしょうか。

大切な子どもさんのための教育費を、本質からかけ離れた思い込みによってミスリードされ、あれこれ迷うことは避けましょう。

もちろん、普通の生活者が着実に資産を形成していくための手段として、株式を主な投資対象とする「投資信託(ファンド)」を活用すること自体は間違いではないと考えます。

ただし、数あるファンドの中でも、長期投資に資する本格的なファンドをご自身で納得されて選ばれることこそ重要です。

制度を利用するかどうか、非課税枠を目いっぱい使い切るかどうかなどという些細なことよりも。

そもそも投資の目的とは、より良い世の中づくりと財産づくりの両方を目指すことです。

投資によって手放したお金が世の中をぐるぐると回り、社会がより豊かになっていくからこそ、やがて大きなリターンとなって将来自分のところに戻ってくるのです。

そのためには、これからも世の中に欠かせないと考えられる企業を丹念にリサーチして選定している、真っ当なファンドを選ぶ手間を惜しむべきではありません。

腹の底から納得して選んだファンドであれば、たとえ将来大暴落が起こって相場が低迷したとしても、その分安く買えるのですから、「下がってくれてありがとう」とニンマリしながら安心して暮らし続けていくことができるのです。

ところがご相談者さまの場合は、「返礼率が低く」「プラスになると利益が高くなる確率が高い」「マイナスになるリスクもある」「元金が減ってしまうことが怖くて不安」「銀行に置いておいてもお金の価値が下がるとも聞く」・・・などと、単に価格の上下動やいかに儲かるか、いかに損しないかにしか関心がおありでないことが一目瞭然です。

「価格」に右往左往するのではなく、「価値」の向上が期待できるものに投資することを考えましょう。

誤解を恐れずに言えば、非課税制度を使うかどうかなんて、どうでもよいことです。

今後2人目のお子さんが生まれるとのことですが、これからも10年、20年、30年とお金のことで余計な不安なく暮らしていくことこそ大切なのですから。

腹の底から納得して選んだファンドがたまたま制度の対象となっていれば、必要に応じて活用すればよいのです。

「税制優遇」をはじめとする単に目先のメリットだけに目を奪われてしまうと、いつまでたっても本質にたどりつくことはできず、悩みは深まるばかりとなっていきます。

投資によって元金が減っていくことがご心配であるにもかかわらず、つみたてNISAまで利用してファンドに投資されていらっしゃるようですね。

もしかして、単にコストが安い等の理由だけで、「インデックスファンド」を安易に購入してしまわれたりなさっていませんか?

お節介ではございますが、現在投資なさっているファンドにつきまして、いま一度本当に納得して選ばれた信頼できるものであるかどうか、再点検されることをお勧めいたします。

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