仮に定年まで同じ会社で働いた場合、老後に必要な資金はいくらになるのか

男性40代 深爪さん 40代/男性 解決済み

現在、43歳の会社員です。

首都圏内で正社員として働いています(年収500万円弱点)が、仮に定年まで同じ会社で働いた場合、老後に必要な資金はいくらになるのか、教えてください。

結婚するつもりはなく、健康状態は良好です。
月に1,2回はやや高めの外食をしたり、年に1回の国内旅行をするくらいのプチ贅沢はしますが、基本的には仕事終わりのサークル活動(月5000円程度)がメインなので、あまりお金は使わない方だと思います。
今のところ、この生活サイクルを変えるつもりはありません。

車は持っておらず、購入予定はありません。

株やその他の資産運用も検討していますが、必要なのかどうかも気になります。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/09/02

老後=年金支給年齢である65歳以降に必要な資金というのは、年単位で言うと以下のようになります。

毎月の生活費 - 支給される年金(老齢厚生年金)の月額

毎月の生活費ですが、質問者様はそれほど大きな金額を使っておられるわけではないみたいですが、今住んでおられる家が持ち家なのか、65歳までに住宅ローンの支払が終わるのかといった要素が老後の生活費に大きく影響します。
もし今賃貸物件に住んでおられるようでしたら、このままだと老後も賃料がかかり続けることになります。例えば毎月8万円だったとすると、この8万円が毎月かかるのとかからないのとでは大きな違いがあります。65歳から例えば90歳まで住み続けた場合、8万円x12カ月x25年=2,400万円になります。また、高齢になってから別の物件に住みかえようとしても、なかなか貸してくれないという事態も予想されます。

支給される年金の月額ですが、質問者様の今までの収入や60歳までの収入によって金額が決まります。具体的には「ねんきんネット」に登録すればご自身の将来の年金の見込み額がわかります。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/

因みに令和元年時点で老齢年金の平均受給額は146,162円となっています。
(こちらの資料のP10です。)
https://www.mhlw.go.jp/content/000706195.pdf

巷に言われているように、今と同じ水準の年金が将来も受給できるという保証はありませんが、まず今の水準だとどれくらい貰えるのかというのは知っておくべきです。

そして、この生活費が何歳まで必要なのか・・・はわかりません。人はいつ人生を終えるのかというのを事前に予測は出来ませんので。ただ、「人生100年時代」と言われているので、少なくとも90歳くらいまでは人生は続くという前提で考えねばならないと思います。

将来の支出についてですが、加齢に伴い様々な欲望は減退するので、生活費そのものは今よりも少なくなると思います。一方で病気になるリスクというのは増えますので、資産だけでなくある程度は保険などで備えておいたほうがいいと思います。(今は健康とのことですが、病気になってしまうと入りにくくなる・保険料が高くなったりします。)

また、定年後の生活費のことを考えておられるようですが、平均寿命の伸びに伴って元気で働ける年齢も上昇しています。私の知り合いでも65歳以上の人がいますが、まだフルマラソンしたり登山出来たりするくらい元気で何らかの仕事をされている方が多いです。定年後も働いて収入を得られればその後の生活はぐっと余裕のあるものになります。そして、資格を取ったり副業(会社によっては認められていませんが)をしたりして、早い時期に準備をしておけばそれだけ高収入の仕事を得ることが出来ます。

余剰資金があればiDeCoなどの資産運用もしておいたほうがいいとは思いますが、自分自身のスキルに投資してみるという考えを持ってみてはいかがでしょうか。

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