ご質問ありがとうございます。おっしゃるとおり保険にはなるべく無駄なお金は払いたくないですね。ただ必要な保障は人によって違いますので、20代後半だからいくらという金額の目安は正直ありません。
たとえば独身の方は医療保険やガン保険だけでよいかもしれませんが、結婚して子どもがいる方であれば万が一のときに残される家族のために生命保険も必要です。また保険でカバーすべき金額も子どもの人数や夫婦の就労状況、保有金融資産、社会保険の種類、居住形態(賃貸・持ち家)などによって違ってきます。
そのうえで保険をご検討される際によく確認していただきたいのは、①保障内容(保険種類)、②保険金額、③保険期間、④掛け捨てか貯蓄タイプか、ということです。
①保障内容(保険種類)は上記のとおり人によって必要な保障が違いますので、自分に必要な保障は何なのかよくご検討ください。一般的に保障の範囲を広げるほど保険料は高くなります。
②保険金額も無駄がないように必要額を考える必要があります。たとえば住宅ローンを組んで団体信用生命保険(団信)に加入した人は、万が一のときに住宅ローンの残債は団信から支払われますので、そのぶんの保障は個人の生命保険でカバーしなくてよいことになります。
③保険期間も長くするほど保険料が高くなりますので、目的に合わせて設定することが大事です。子どもの教育費のための保障であれば子どもが大学卒業するまでの期間でよいでしょうし、万が一のときに失う収入(給料)をカバーすることが目的であれば退職年齢までの保障がよいかもしれません。また病気のリスクは基本的に年齢とともに高くなりますので、医療保険やガン保険は一生涯(終身)の保障の方が安心かもしれません。注意が必要なのは10年で更新があるような保険の場合、加入当初は保険料が安くても更新の度に保険料が上がり、トータルで割高になる場合があることです。目先の保険料だけでなく、必要な保険期間をよく考えて決める必要があります。
④生命保険や医療保険には保険料が割安な掛け捨てタイプの保険と、満期や解約時に一定のお金が戻ってくる貯蓄性タイプの保険があります。なんとなく「掛け捨ては損」と思ってしまいがちですが、お金が戻ってくるタイプの保険はそのぶん保険料が高くなりますので、金利が低い現状では保障と貯蓄は切り分けて、保険は保障に特化した掛け捨てタイプを選んだ方が合理的かもしれません。
これらのポイント以外にも年齢や健康状態によっても保険料は変わります。加入年齢が高くなるほど保険料が高くなりますし、病歴によって保険に加入できなくなったり、保障の制限や保険料の割増が加入の条件になってしまったりする場合があります。必要な保険は入れるときに入っておいた方がよいかもしれません。
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