将来年金はきちんと支給されるか

男性40代 sibattiさん 40代/男性 解決済み

私は精神科の病院で勤務していますので、65歳になったら厚生年金の受給資格があります。実際に日本年金機構から送られてくる年金定期便に、将来の厚生年金の予定額が詳しく記載されています。最初はそれを見て老後は安心と漠然と考えていました。しかしネットやテレビのニュースなどを見ると年金は実は財政が危なく、将来老齢厚生年金が支給されないかもしれないという記事もあります。実際に政府の年金財政は言い方が今と昔では変わってきていますよね。そこで相談なんですが、将来老齢厚生年金は確実に支給されますか。そして万が一老齢厚生年金が支給されない場合には、それに変わるような制度はありますか。かなり心配しています。是非教えて下さい。

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/09

国の年金(公的年金)への不安を煽る金融機関や不動産業者の営業トーク、週刊誌などの記事、テレビ番組でのコメンテーターの発言、等々は今も昔も存在します。
私も若い頃は、漠然と「そういうものなのかな」と思っていました。
その後、偶然、年金関連の仕事に就き、年金制度を深く知るにつれて私の年金不安(不信)は完全に払拭され、今では正しい知識をご縁のある方々にお伝えする立場に転じています。

日本の公的年金制度は、社会主義、共産主義の国かと思うくらいに平等です。
少子化の影響は避けられませんが、制度の永続に向けて2004年に大きな制度変更が行われ、その後も改革が進んでいます。
「所得代替率」の低下は予想されていますが、「年金の額」が減るとは必ずしも言えません。
年金の額自体は、最近でも年度によっては増えています。
ちなみに、所得代替率とは、65歳になった人が国の年金を受け取り始める時点における年金の額が、その時点の「現役男子の平均手取り収入額(ボーナス込み)」と比較してどのくらいの割合か、を示すものです(現役世代の平均的な稼ぎと引退直後世代の平均的な年金を比較するための国際的な指標です。「額」の増減を表すものではありません)。

「将来、老齢厚生年金は確実に支給されるのか?」とのご質問に対しては、「額は毎年少しずつ変動しうるが、大幅に減ったり、ゼロになったりする可能性は、ほぼない」としかお答えできません。
もし、この国で公的年金の支給停止が起こるとすれば、その要因は、(適切な例えが難しいのですが)「致死率の高い未知の感染症・疫病が次々と発生する」、「東日本大震災級の災害が、東京・大阪・愛知を含め、頻繁に発生する」、「他国から侵攻され、支配・占領される」などであろうか、と考えます。

最後に、「老齢厚生年金に変わるような制度はあるか?」とのご質問には、「ありません」という回答になります。
老齢厚生年金の代わりになる金融商品(個人年金保険など)は、民間では提供不可能だからです。

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