相続税納付の準備について

男性50代 tmstt1122tnkさん 50代/男性 解決済み

40代の男性です。家族は4人家族です。父親が高齢となり、お迎えを意識せざるえない年齢にさしかかりました。以前から家族全員でそのことを気にしていたのですが今までは誰も触れずに過ごしてきました。しかし、最近、母が大きな病気を患ったことで父も大きなショックを受け、最近ではすっかり外に出歩く事もなくなり弱ってしまいました。その為、家族全員、父との別れが近づいていることを意識せざる得なくなり、誰から言うでもなく相続の話が出てくるようになりました。しかし、今まで、父本人も、母や私、上の兄弟とこの話題を避けてきた為、何もしておりません。基本的な相続税の知識は勉強したのですが、実際、相続税を納付するに当たって節税に使える知識はないかと探しています。巷にはその手の情報は溢れているのですが、余りにも多く、返って何をどう気を付ければ良いのか分からない状態です。相続税に当たって知りたいのは、最低限準備しておかなければならないポイントです。財産の種類ごとに注意点と準備すべきこと、そして家族同士で協力すべきポイントを教えて頂けたらと思います。

1 名の専門家が回答しています

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
60代後半    男性

全国

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
相続税に関しましては、お父様が生前より準備された方が良いこととして、財産目録にして整理しておくことです。なぜならば、全財産(資産並びに負債)に関しまして、相続の分割も必要ですし、相続財産として税務申告する必要があるからです。相続税の申告は被相続人が亡くなられてから10ヶ月間しかなく、相続財産を把握する期間が短いからです(遅れた場合は延滞税や加算税の対象となります)。出来れば遺言書(財産目録付き)の作成をしておくことが遺産相続には大切であり、分割協議がスムーズに進めば納税分担金の把握も早くなります。則ち、土地家屋等であれば分割が遅くなりますから、相続税の納税も遅延する可能性も高くなります。特に現金以外の換金可能財産を把握しておけば、納税資金に悩む事もなくなり、慌てて不動産の処分をする事もなく売り急ぎによるロスも軽減できます。
続いて、相続税の基礎控除は3000万円+(法定相続人×600万円)ですから、残された御家族全員が相続人となられた場合には5400万円が相続財産額から控除可能となります。つまり、相続財産の総額が5400万円以内であれば納税は不要となります。
特にご注意頂きたいのが、不動産に関しましては基本として路線価(土地)または固定資産税評価額を元に計算されますが、ご自宅であれば小規模宅地当についての課税価格の特例により、相続財産額が減額されますし、他の減額対応も考えねばなりません。不動産に関しましては専門家(不動産鑑定士や税理士)でないと正確な査定額が把握出来ませんから、こちらも生前に準備しておけば慌てずに済みます。申告間際になり、専門家に依頼をすると料金が加算され出費となりますのでご注意願います。一概には言えませんが、専門家に相続税の申告を依頼した場合には、相続財産の10%~20%程度の料金が発生するとお考え願います。
従いまして、上記で計算した基礎額以内の相続財産であれば、不動産に関する課税価格の特例を使わなくても済みますから、申告も御自身で対応する事も可能です(相続税の負担がないため)
最後に、未上場の株式を資産として有している場合には、かなり複雑な計算が必要となりますから、こちらも事前に現在評価額の把握をしておくか、売却をお勧め致します。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

最も有利な退職金の受け取り方法

67歳男性です。62歳で退職し、退職金をもらい、再雇用で2年半働き、この3月末で退職しました。今でも悔やんでいるのが退職金のもらい方がこれで良かったのか、ということです。弊社では、退職金を全て一時金にする、全て企業年金にする、それぞれ分配するの3通りを選べました。当時は企業年金の金利を見て、市場金利よりかなり良かったので、あまり考えることなく、一時金+企業年金で、ほぼ半々としました。ところが、後で色々調べてみると、一時金はある程度まで税金がかからないので、その枠の範囲までは一時金でもらい、残りを企業年金とするのが最良である、という記述が色々見つかりました。いまさらながら、失敗したかな?と悔やんでいます。実際のところ、どうだったんでしょうか?個人差はあるとは思いますが。

男性70代前半 akiraoさん 70代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

住宅ローン減税とローンの返済について

持ち家のローンの返済方法についてお聞きしたいです。現在住宅ローンが約2000万弱、25年ほど残っています。月々約7.5万のペースで返済しています。ボーナス時の返済は行っていません。年収は約700万程度です。今後のローンの返済の方法をご相談できたらと思います。住宅ローンの減税の特例控除を利用して、猶予期間はそのまま返し続けて、期間が終わるのを待って繰上返済をした方がよいのか、それとも多少余裕があるなら今の時期に繰上返済をすればいいのか分かりません。原資としては、頭金として用意していたものが少し残っているので、500万くらいまでは払えるかなと思います。貯金をしてもほぼ利息がない状態なので、ローンをまとめて払ってもいいのかなと思うのですが、見極めができない状態です。

女性40代前半 namidarmさん 40代前半/女性 解決済み
梅川 ひろみ 1名が回答

副業をした場合の税金について

現在、夫婦二人暮らしでわたしはパートをしています。パートの時間は9時から16時まででほとんど残業もなく、16時以降は空き時間となっています。夫は仕事が忙しく、毎日21時ごろまで残業をしているので、パートが終わった後料理や他の家事をしても時間が余り、時間を持て余しています。時間がもったいないのであいた時間で別のバイトをしたり、オンラインでなにか副業を始められれば良いなと思っているのですが、副業をした場合、税金にどう影響するのかあまりよく分かっていないので心配です。いくら稼ぐといくら税金が取られるのか、また副業の場合、別に申告等が必要であればどんな手続きを取ればよいのか、わかりやすく教えてもらえると助かります。

女性30代前半 kobaminnさん 30代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

パート勤務でかかる税金について

レストランでパートタイムで働いています。一年前までは違う飲食の会社で正社員として働いていました。現在、週5日9時から17時まで休憩1時間で働いています。なので、パートですが会社の雇用保険・健康保険に加入して、毎月給料総額から引かれています。レストランなので夜まで働けばもっと稼げるのですが、保育園の送り迎えがあるので現時点ではこの時間内で働いていくつもりです。夫の扶養内で働くことも考えましたが、少しでも稼ぎたいという理由でやめました。そこでなんですが、雇用保険・健康保険・所得税に関しては実質そんなに引かれないのでいいのですが、年金に関しては月2万くらい引かれていて苦しいです。扶養に入っている場合は年金は引かれないのかな、でも将来もらえる年金が少なくなるのかなと、疑問が膨らむ毎日です。実際のところどうなのでしょうか。

女性30代前半 andonamiさん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

住民税の控除について知りたいです。

税金について、分からないので質問させて下さい。今年、新築一戸建てを購入したので、確定申告をしなければなりません。住宅ローン控除でどれほど返って来るか計算すると、所得税や住民税の減額で支払った税金は全額返ってくる形になると思いますが、地震保険料控除でも、5万円の上限で返って来ますか?でも既に住宅ローン控除で所得税並びに住民税は返ってくるので、地震保険料控除をしたところで意味は無いとの事ですか?地震保険料控除、配偶者控除等も申告するつもりでしたが、それらは全て、支払った所得税並びに来年の住民税から控除されますか?これに関して詳しい知識を持つ方がいれば、分かりやすいご回答を頂けると幸いです。宜しくお願いします。

女性30代前半 kurumazuki1003さん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答