tomoazuさん、こんにちは。福岡を拠点にFPとして活動しております末次ゆうじです。
ご質問についてご回答させていただきます。
老後のお金のことを考えた場合、まず基本は公的年金になります。自営業やサラリーマンなど職種によって変わりますが、万が一の死亡の場合の遺族年金や事故などで障害状態になった場合の障害年金の保障もあるので今後、転職や結婚の時なども働き方なども重要になってきます。
退職金は自営業の場合は、ない場合が多いですから、自助努力で「じぶん退職金」を作っていくしかありません。具体的に準備する金額は、人によって変わってくるとは思いますが、
例えば、自営業で国民年金の方ならば、20歳から60歳まで40年間(480ヵ月)保険料を納めた方ならば、65歳からの受け取れる年金額は、年額で78万100円(2019年度)を生きている限り受け取ることができます。退職金がない自営業の方は、老後の生活費では、この金額だけでは基本的には厳しいと思われますので、国の制度である、国民年金基金、個人型確定拠出年金(イデコ)や小規模企業共済など、また保険会社の個人年金保険など、今の収入から「先取り貯蓄」して、できる範囲で将来のじぶん退職金に向けて早い段階から対策したほうが安心につながるでしょう。
最後に、「公的年金のほかに利用できる生活を助ける制度」ということですが、例えば公的年金などの収入金額やその他の収入(所得)が一定基準以下の方に、生活支援を目的とする「年金生活者支援給付金制度」などあります。https://www.mhlw.go.jp/nenkinkyuufukin/system.html
今後、国の支援策も変わっていきますので、役所などにも確認していくことが必要になります。
1 名の専門家が回答しています
関連する質問
老後資金の額
40代の専業主婦です。夫とは年の差があり、老後資金についてそろそろ考えなければならないと思っています。私自身コロナ禍で仕事を見つけるのに二の足を踏んでいる状態ですが、夫もいつまでも働けるわけではないし(本人は働くとは言っていますが)、私の性格上どれだけお金があっても老後の生活資金は足りないと思ってしまいます。子供はまだいないので、二人分をまかなえれば今のところはよいのかなと思うようにはしていますが、老後を二人だけで過ごす場合、生活資金は3000万円ほどが相場でしょうか?また、これから子供が出来た場合の生活資金がどれくらいになるか、今のままでは足りないと思うので不安です。夫の故郷である地方で生活することも考えていますが、関東で夫婦+子供1人で老後を過ごす場合に必要な具体的な資金額を知りたいです。
インフレと年金減額で老後破産しないか
早期に年金(月12万円)を受け取りながら今までの蓄えを切り崩し(残1000万円程度)、またわずかな日本株の配当金・クラウドワーク(計 月2万円程度)を受け取りながら生活しています。子供は独立して私たち夫婦は持ち家(中古のマンション)なので、生活費を節約しながら何とか暮らしています。はじめはもう一度働こうかと思っておりました。ですが今回のコロナの影響で環境は悪化して働く見通しは暗いです。妻が老齢年金をもらえる年までまだ5年ほどあります。私自身ももともと病弱です。将来受け取る年金の減額、インフレが進んで老後の生活が破綻する可能性が高いのではと思います。通信費や光熱費、保険の見直しを始めていますが、医療保険(月1万円)がやはり無駄に思えています。通院給付を廃止するか、それともすべて廃止しようかと考えています。私レベルの生活の人が基準にするべき支出の枠組みのモデル例を知りたいです。
年金を支払っていない期間があるので老後が心配です
長い間芸能関係の仕事をしていました。事務所に所属しているタレント側です。売れない時期が続き、給料が生活費ギリギリで年金を支払う余裕もなく未払い分がほとんどです。最近引退しアルバイトで生活費を稼ぎ、年金も納め始めました。ですが、もし今後このまま支払い続けてもきちんと払った人の半分程度の年数だと思われます。本当にわずかな雀の涙程度の毎月の貯金では、年金受給年齢までに数百万程度しか溜まりません。20代のころから芸能関係の仕事をしていたので一般企業に就職して社員として働いた経験もありません。それでも、一般的に必要と言われている2000万円プラス年金を合わせたくらいの金額で老後生活していくために今からでもできることは何かありますか?
50歳越えの厚生年金の加入について
初めまして。老後の働き方についてお聞きしたいと思います。現在53歳でパートをしており、扶養範囲内におさめているため年収は120万程で、本格的に貯金を始めて去年、今年で年70万ずつ程貯金できています。今春、子育てからかなり解放されるため扶養範囲内の130万円を越えて働くことも検討しています。ただ年齢が年齢だけに社会保険に加入すべきかどうか悩んでいます。65歳まで働くとして、社会保険に加入して将来年金として受け取るのと、扶養範囲内で貯金していくのと、どちらがよいのでしょうか。主人は54歳。60歳以降、再雇用で働くのかは未定です。経済的に60歳でリタイアは無理だと考えていますが、趣味が人生みたいな人なので万が一も考えられます。主人が60歳で退職したら、健康保険から抜けて国民健康保険に加入することになり、それならば自分自身で社会保険に加入しておく方がよいのでしょうか。
老後の備え
まだまだ元気と思っていても、いつ病気やケガで仕事が出来なくなるか分かったものではありません。配偶者も子供もいないので身軽とも言えますが、反対にいざと言う時に頼れる相手がいないと言うことになります。もしもの時の備えとして保険に入るのが良いのか?資産運用をして使えるお金を増やしておくのが良いのか?少し前に老後に二千万円の貯蓄が必要と言う話しが出ていましたが、本当にそれで足りるのか?足りないとしたら一体どれくらい用意をしておけば大丈夫なのか?かと言って老後の備えの為に今の生活を我慢と節約ばかりにしてしまってはつまらない人生になってしまいそうです。将来への備えと現在の生活のバランスはどんな風にするのが一番なのでしょうか?