家族名義がどのような名義かもう少し詳しく状況を確認する必要がありますが、「家族名義」が「ご両親や兄弟姉妹との共有名義」のことを言っているという前提で考えると課題が出てきます。
①固定資産税負担の課題
不動産を所有すると固定資産税を支払う必要がありますが、誰がどの程度固定資産税を払うかという課題が生じます。お住いになっている場合は、税負担は納得感がありますが、住んでいない方(利用していない方)が負担するのは納得感がえられにくいものです。
②ゆくゆく訪れる相続の課題
兄弟姉妹が結婚されたということは、これから家庭をもって子供たちが生まれてきますね。兄弟姉妹の共有不動産であれば、今後どうしていくかはまだ話はしやすいです。ところが、甥っ子、姪っ子さんたち同志(いとこ同士)となると、離れて暮らす中で、円も薄い共有名義の不動産をどう活用していくのかを話し合うことは困難です。またご両親名義となっている部分は、やがて子供たちが引き継ぐことになりますが、誰がどう引き継ぐかという課題はそれほど遠くない将来に訪れる課題と考えた方が良いでしょう。相続はいつどのように起きるかは分かりません。
①②の課題は見えづらい部分もあるため、「現状のままで構わない」という判断をされがちです。どうするかも話しにくい性質がありますが、課題がある点を認識いただくことが解決に向けての第一歩と言えます。
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