余裕を持って生活するには月々の住宅ローンはいくらが良いのか。

女性30代 5f9ae3e8240bdさん 30代/女性 解決済み

今年結婚し、新築一戸建てを検討しています。
日本は地震大国であるため災害に強い家を建てたいと思い、大手の注文住宅を検討しています。土地も良いところが見つかり、ハウスメーカーも2社に絞ることができました。しかし、土地含め約5000万円ほどかかり、夫の両親から反対されています。月々11万までの支払いでなければ、何かあったときに困るのではとのことでした。
私達は共働きで世帯年収は800万から900万円です。ボーナス払い無しで月々11万の返済だと4000万円の住宅になりますが、検討しているハウスメーカーでは4000万円では厳しい状態です。私達の年収では5000万円の注文住宅で余裕のある生活を送ることは厳しいでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

横山 晴美 ヨコヤマ ハルミ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
40代前半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。住宅の購入価格についての悩みですね。タイトルの「余裕のある生活」の基準はご家庭それぞれですので、家計に占める返済金の割合から住宅価格の妥当性を推し量っていきます。

購入に先立ち、ご主人のご両親から反対されている点が気になっておられるようです。実は一説には「購入価格を年収の5倍以内にするといい」との意見があります。おそらく、ご主人のご両親はそこから逆算して「月11万円が上限」とおっしゃっているのでしょう。ただ近年は購入年齢や定年時期などが多様化しており、年収だけで住宅価格の妥当性を判断するのは難しいとされています。

そこで、年収からみた「返済負担率(返済比率)」で価格の妥当性をざっくりと試算してみます。返済負担率とは、支出における返済金の割合のことで、次の式で計算します。

返済比率(%)= 年間の返済額の合計 ÷ 額面年収 × 100

一般的には返済に占める割合が20~25%だと返済が安全だとされています。ご質問には世帯年収が「800万~900万円」とありますので、仮に850万円として考えます。5000万円を「金利1.2%」「返済期間35年間」とすると年間返済額は約175.2万円ですので、返済負担率は約20%となります。年収に占める住宅ローンの割合が約20%であれば、他の支出を圧迫することは少ないと思います。
そのため現在の世帯年収から判断すると、5000万円の家が高望みだとは言えないでしょう。

ただし、こちらはボーナスを含んだ試算です。ボーナスは一般的に、不景気時にはカットされる可能性がある報酬とされています。ご自身でボーナスを除いた「月の収入」において、返済金の割合が25%以下に抑えられるかどうか、試算してみることをおすすめします。
(※計算式「返済比率(%)= 一月の返済額の合計 ÷ 額面月収 × 100」)

さらに、お子様は希望されていますでしょうか?お子様を望む場合は、今後の出産や育児によって世帯年収が減ることがあると予測されます。育児休業中に受け取れる給付金は概ね従前の給料の50~67%です。お子様を望んでいる場合、毎月の世帯収入がどの程度減るか推定し、その金額でも毎月返済していけるか夫婦で話し合ってみてください。

最終的に5000万円の住宅を購入する決断をされた場合は、リスク回避策として、次のような方法を取っておくことをおすすめします。

・万が一の災害に備えて生活費の半年程度の「生活予備費」を準備する
・不況によるボーナスカットに備えて、住宅ローン半年分の「住宅ローン返済予備費」を準備する

上記のようなリスク回避策は家計にとって有効ですし、ご主人のご両親も説得しやすくなると考えるからです。

もしも、ライフプランの変化や景気悪化などのリスクを踏まえて、5000万円の住宅購入が難しいと判断された場合は、一度住宅購入を保留し、頭金を貯めるのも手です。住宅を購入し、返済していくのはご質問者様とご主人様のお二人です。ご両親の反対は一旦置いておき、ご夫婦でよく話し合ってください。

本回答がお役に立てば、幸いです。末筆ながらお二人のお幸せを祈念しております。

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