これから子供の教育資金を上手に貯めていくには?

女性30代 k_r_o_eさん 30代/女性 解決済み

今、わたしが29歳の専業主婦、旦那が38歳の公務員で、2歳の子供がいます。そして今、妊活中という我が家の状態です。子供が生まれたときに学資保険に入ることを検討したのですが、旦那が学資保険に反対で入りませんでした。わたしは子供が幼稚園に入るまでは仕事をしようと思っていなく、もし次に妊娠したらまたしばらく働くことはありません。子供が大きくなったときにお金の問題で進学を諦めさせることは絶対にしたくないので、教育資金は少しずつ貯めていこうと思っています。旦那が家計の管理をしているのですが、家全体の貯金と子供の教育資金を一緒にしていることが気になっています。わたしに収入がないぶん、わたしにあまりお金に関する権限はなく、不安だけが残っています。学資保険に入っていない場合、自分でコツコツ貯金する以外に何かよい貯め方はありますか?また主婦でも利用できる金融の制度はありますか?

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 お金の貯め方全般
50代前半    男性

全国

2021/03/09

お子さまの教育資金について気になられており、何かよい貯め方はないかどうかというご質問ですね。お金の問題で進学を諦めるようなことにはなりたくないが、ご夫婦間でのお金の考え方に違いがあり、不安になられているお気持ちを推察いたします。
まず、お金の貯め方についてより深くご理解いただくためにも、最初に学資保険についての考え方を整理しておきます。
確かに、教育資金目的で学資保険を活用することで、簡単には引き出す(解約する)ことができないという心理的な縛りが生まれるため、確実に貯めていけるというメリットがあるように思えるかもしれません。しかし、ご主人が反対されているご理由はわかりませんが、学資保険には大きなリスクがあるということも認識しておかなければなりません。
それは、将来のインフレにより実質は目減りしてしまうかもしれないという可能性です。インフレとは、世の中のモノやサービスの値段が上がり、お金の価値が下がるという現象のことです。特に今の日本では、高齢化で社会保障に必要な費用が膨張しており、税金だけでは賄えないため借金を増やして補わなければいけない状況です。借金のために「国債」というものを大量に発行することで、世の中に出回るお金の量が増え続けるとしたら、お金の価値は下がり、歯止めが効かないインフレがやって来るかもしれません。
極論かもしれませんが、今は100円で買えるペットボトルの値段が十数年後に千円になる世の中になったとしたら(物価は10倍)、学資保険で十数年後に百万円を貯めたとしても、そのとき実質的には今の十万円程度の価値しかなくなってしまいます。学資保険に限らず、個人年金保険などについても同じことがいえるのですが、将来の受け取り額を今の時点で確定してしまうことは、このようにもしインフレが起こった場合に対応できないためリスクが大きいと考えます。
ではどうすればよいのかということですが、インフレリスクに対応するためにも、資産に株式を少しずつでも加えていくことが最善であると考えます。できれば少しだけ勉強して、投資を実践してみてください。「投資信託(ファンド)」という普通の生活者の資産形成に最適な金融商品があり、これを活用することをおススメします。
具体的には、株式を主な投資対象としたファンドを一つ選び、例えば毎月1万円、というようにコツコツと積み立てていくだけです。もちろん「主婦の方でも利用できる金融制度」です。
私たちの身の回りにある様々なモノやサービスは、企業によって生み出されたものです。歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんしていくはずです。
ですから、少額ずつ時間を分散させながら株式にコツコツ投資していくという手法こそ、高い再現可能性をもって着実な資産形成を行うための近道です。
本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして投資先企業を選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、何も心配することなく、時間を味方につけていずれ大きな資産となっているでしょう。
このような考え方に納得することができれば、家計全体の預貯金とお子さまの教育資金を一緒にされていることに関しても、決して間違いとは言えないでしょう。もちろん上述のように区別して管理することにも一定のメリットもありますが、一方で、お金に「色」はついていないとも言えます。
最初から目的別に分けてしまうのではなく、着実に資産形成を行いながら、お金が必要なときに必要な分だけ取り崩し、残りはそのまま世の中の経済成長に乗せておくことが、教育費にとどまらず、老後までお金の不安なく暮らしてていくための最適解であると考えています。
ただし、あくまでもご家族で考え方を共有されることが欠かせません。できればお互いがお互いの意見を尊重し、譲り合いながら同じ方向に向かっていかれることが望ましいのですが・・・。

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