2021/03/09

定年近くでも生命保険に入るべき?

男性60代 ukuleleboyさん 60代/男性 解決済み

20代後半に結婚したのを機に知り合いの生命保険のセールスレディに勧められた高額な保険料の生命保険に加入しました。当初は共働きで生活に多少のゆとりがあったため、何とか払い込みできていました。長男が生まれてからは、何かと物入りとなり、アパートが手狭となったため広いマンションに転居。生活費が膨らんだことと、妻が育児で働けず、高額な保険料が大きな負担となったため、満期のはるか前に解約してしまいました。公的社会保険とマンション購入時に加入した団体生命保険、自動車の任意保険で万が一をカバーできるだろうと判断したのと、生命保険のセールスレディの言うなりに高額な生命保険に加入していなければ、生活に多少なりとも余裕ができ、僅かでも貯蓄ができていたという後悔があり、これまで生命保険は未加入でした。年金支給までまだ先ですが、これからでも生命保険に加入すべきなのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 保険全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

結論としまして、「これからの生命保険の加入は必要ない」と思われます。

そもそも、生命保険(死亡保障)の加入の目的は何なのでしょうか。
生命保険の死亡保障は、万が一のことがあった場合に残された家族が生活に困らないようにするためのお金です。目的は、大きく分けて「遺族の生活保障」とお葬式などの「整理費用」があります。

まず、「遺族の生活保障」についてですが、
今まで、子供の養育費や教育資金として高額な生命保険に加入してきた人でも、基本的に子供が独立したあとは、高額な死亡保障は必要ありません。また、子どもが大学を卒業したら、医療保障も含め解約したり、保険金額を引き下げることを検討すべきでしょう。

なお、ご主人に、もしものことがあった場合に、配偶者には「遺族年金」、配偶者の年齢によっては「老齢年金」が支給されます。公的保障、勤務先の死亡退職金、貯蓄などの金融資産などを勘案すれば、生命保険加入は必要はない、と思われます。こらから保険に加入しても、一般的に、保険料支払い総額>保険金となるでしょう。

次に、お葬式などの「整理費用」ですが、生命保険で準備する必要はあるでしょうか。葬儀費用は、平均200万円程度と言われていますが、貯蓄で賄うことをおすすめします。これから保険(終身保険)に加入しても、保険料支払い総額>保険金となるでしょう。

さらに「医療保障」について考えてみます。
まず、公的健康保険の自己負担額は1~3割で、かかった医療費を全額負担するわけではありません。また公的医療保険の「高額療養費制度」を使えば、たとえ100万円の医療費がかかっても結果的には一般的な年収(約370万~770万円)なら自己負担額は約9万円で済みます。なお、厚生労働省の調査によりますと、いわゆるがんの1入院あたりの平均は約108万円ですから、ある程度の備えがあれば「医療保険」に入らなくてもやりくりできるでしょう。

生命保険文化センターの調査によりますと、生命保険に加入する世帯は全体の9割近く、一世帯当たりの生命保険の年間保険料(医療保障を除く)は平均38万2000円(55~59歳:45.3万、60~64歳:43.9万)となっています。この金額を、保険に加入せず、老後資金として貯めるとしますと、10年で382万、20年で764万円となります。

今まで<「公的社会保険とマンション購入時に加入した団体生命保険、自動車の任意保険で万が一をカバーできるだろうと判断したのと、生命保険のセールスレディの言うなりに高額な生命保険に加入していなければ、生活に多少なりとも余裕ができ、僅かでも貯蓄ができていたという後悔があり、これまで生命保険は未加入でした。」>のは正解であったと思います。

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