健康診断の結果から

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。

Ｑ．私が保険に加入する際には、健康診断でポリープがあることが分かったことを伝えなければいけないでしょうか？

Ａ．おっしゃる通りです。

どこの生命保険会社の医療保険も共通して言えることなのですが、医療保険に加入する前は、「告知書」と呼ばれる書類へ、現在の身体状況や過去の病歴・手術歴などを正しく告知する必要があります。

この時、告知書の中には、健康診断で何かしらの所見があったかどうかを尋ねるものもあり、その中で、「健康診断で胃と胆嚢にポリープがあること」を正しく告知しなければなりません。

ちなみに、この事実を告知せずに虚偽の告知を行った場合、「告知義務違反」となります。

告知義務違反をしますと、保険契約は当然に失効されることになり、これまで支払った保険料が戻ってくることもありません。

告知義務違反は、デメリットしかありませんので、絶対に行わないようにしてください。

Ｑ．ポリープができていることで、保険に入れないということはあるのでしょうか？

Ａ．あります。

あくまでも保険の申し込みを受けた保険会社の判断となりますが、一般の医療保険に加入することができない可能性も大いにあります。

なお、医療保険には、一般の医療保険のほかにも、持病や病歴がある人でも加入しやすい「引受基準緩和型」の医療保険もあります。

ただし、引受基準緩和型の医療保険は、一般の医療保険に比べて保険料が割高で不利な面も多々あることから、加入には慎重かつ十分な検討が必要です。

医療に対する備えは必要であるものの、将来に渡って支払う保険料を考慮しますと、現状および将来の家計やお金の流れを考慮したプランニングを一度、検討されてみるのが望ましいかもしれません。