2021/03/09

老後に介護保険料を支払えなくなったらどうしたらいいのか?

男性40代 なんだかなぁさん 40代/男性 解決済み

自分は零細企業で働いているため、これから老後にかけて、貯金をしていくことが難しいと感じています。子供らの将来学費や色々とかかってくる生活費などのことを考えると無理だと思っています。しかし、貯金がない状態で老後になり、もし介護が必要な状態になった時にどうしたらいいのかわかりません。子供たちには極力迷惑をかけたくないと思っています。50歳を過ぎたら会社から給料から天引きで介護保険が引かれることはわかっていますが、65歳が過ぎて定年退職した時に、介護保険料を払い続けることができないと感じています。そこで、FPに質問です。貯金がない状態で介護が必要になる状態になった時、子供からお金の援助を頼るしかないのでしょうか?よろしくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 相続・介護
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まずお子様の教育費は、22年総額で1400万円ほど必要です。平均すると一年あたり約64万円、月々5万円ほど、3人分で月15万円ほど貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。さらに介護費用は個人差が大きいものの、目安は一人500万円、夫婦で1000万円になります。合計5000万円を60歳までの約24年で準備するなら一年あたり約208万円、月々17万円ほど貯金が必要です。つまりあなた様の場合、教育費と老後資金、介護費用を合わせると月32万円ほど貯金が必要になります。これは一般的に、正社員の共働き夫婦でも極めて準備が難しい金額です。なお、介護保険料は50歳からではなく40歳から支払いが始まります。厳しい部分もあるかもしれませんが、まずはしっかり現実を知っておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。おっしゃる通り、老後の途中で貯金が尽き、介護が必要になればお子様に頼らざるを得ないのが基本です。あとは生活保護という手もありますが、そもそもそんな事態にならないよう今から備えていくことをおすすめします。もっとも優先的に考えるべきは、やはり「転職」です。ちなみに年収を含めた待遇というのは、会社規模とともに業種による格差も大きくなっています。同業では転職が厳しい、転職しても年収が変わらないなら、他業種への転職を狙ってみましょう。なお、転職活動するのに退職する必要はなく、勤めながら活動して、納得いく転職先から内定がもらえてから退職すれば十分です。また、それでも足りない場合は「副業」をしていくのもおすすめの手段になります。最初はさほど稼げないことが多いですが、努力次第で十分に稼ぐことも可能です。もし奥様が専業主婦やパートなどであるなら、就職活動してもらうこともおすすめします。ともかく老後まで十分に時間がありますから、夫婦で限界まで努力しましょう。

少し補足させて頂きます。どうしても教育費の準備が間に合わない場合は、奨学金や教育ローンなどを使うのも手です。高校生くらいになればアルバイトなどで家計を助けてもらえるかもしれませんから、事前に家計事情を伝えておくこともおすすめします。また老後資金は実際に必要になるまで時間がありますから、「資産運用」に挑戦するのも一つの手段です。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用できれば一年あたり約112万円、月々9万円ほどで60歳時に5000万円を準備できる計算になります。少し考えてみましょう。簡単にまとめると、あなた様の場合は未来を見据えると、月32万円ほど貯金が必要です。一方で老後まで十分に時間はありますし、転職や副業などで年収を増やせる余地も十分にあります。さらにお子様からの支援や資産運用なども考えれば、まだまだ十分に未来を見通すことは可能です。ぜひ子供のためにも、まずは改めて夫婦でがんばっていきましょう。

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