非正規雇用の人の老後

女性40代 gomogomaさん 40代/女性 解決済み

老後のお金の準備ですが、1000万から2000万必要とテレビで観ました。多ければ多いほど老後に良い生活が送れるようになると思います。また持ち家と借家でも老後のお金の掛かり方も違ってくると思います。今、コロナ禍で非正規雇用の人は仕事がありません。私も9月に契約終了になり、いくつかの仕事に応募してもなかなか難しい状況です。恐らく私以外にも沢山の人がこの状況にあるかと思います。私はこの状況でも国民年金を収めておりますが、このままだと年金を収める人も減り、老後にもらえる年金の金額も減る一方だと思います。そうなると年金も当てにはできないと思います。非正規雇用の人はボーナスも出ないので貯金の額も生活状況にもよると思いますが、少ないかと思います。このような場合最低でもどの程度の貯蓄があれば良いのだろうと最近思うようになりました。収入が少なくても上手く貯めるコツや最低これだけの保険を掛けておくと良いなどの簡単でわかりやすいアドバイスがほしいです。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。早速ですが、ご質問についてお伝えします。まず老後資金そのものですが、残念ながら1000万円から2000万円程度で足りることは稀であり、一般的には4000万円程度、少なくとも3000万円程度は必要です。ちなみにこれは一般的な定年とされる60歳時点の話であり、その後も働くことで必要額を下げることはできます。しかし働くにしても健康寿命の観点から、どうしても80歳程度が限界であり、人生100年時代の残り20年分は老後資金が必要です。この80歳時点で考えるなら、1500~2000万円あれば何とかなる可能性が出てきます。一方、非正規雇用の方は日々の暮らしで精いっぱいであり、貯金などできないことがほとんどです。60歳以降は仕事が見つからないことも多く、見つかっても収入事情は変わらない、またはさらに悪化する傾向にあります。そして働けなくなったあとは年金生活ですが、国民年金は満額もらえても月6.5万円程度なので、これだけでは生活できずに生活保護になるのが実情です。まずはしっかり知っておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。ハッキリお伝えしますが、生涯を非正規のままで生き抜くことは、相続や結婚など外部からの支援がなければ、ほぼ不可能です。かといって正社員になろうにも、相応の年齢になれば極めて難しいのが現実になります。強いて言えば、先般から始まった就職氷河期世代向けの国を挙げての支援に乗ることができれば、なんとか正社員になることは可能です。しかし実際のところ、この政策で正社員になれるのは一握りであり、仮になれたとしてもそれで十分な老後対策ができるかは極めて未知数といえます。そんな非正規の方が老後を生き抜くには、簡単にいえば「独立・起業」が必要です。独立や起業には経歴も年齢も関係ありません。そして定年さえも関係ないので、実力さえ身に付けて社会から認められれば、延々と稼ぎ続けることができるようになります。ちなみに独立には、相応の実力は必要ですが、仕事内容によってはほとんどお金は必要ありません。ぜひこの方向性に活路を見出し、非正規という働き方そのものから脱却を図りましょう。

少し補足させて頂きます。独立・起業とともに、もう一つおすすめなのが「資産運用」です。これはリスクがありますが、長い時間をかければ少額でも十分なお金を準備することができる可能性があります。たとえば上記の80歳時に2000万円というのも、貯金なら一年あたり81万円、月7万円ほど必要ですが、これを仮に5%運用で考えれば一年あたり約20万円、月2万円ほどで準備できる計算です。ぜひ働き方とともに、お金の貯め方も変えていきましょう。簡単にまとめると、残念ながら非正規のままで老後を生き抜くことは、ほぼ不可能なのが実情です。このため働き方を変える必要があるものの、正社員になるのも難しいことが多く効果も怪しいので、独立・起業を目指すのがおすすめの対策といえます。並行的に合わせて資産運用にも挑戦すれば、どちらもリスクはありますが、十分に明るい未来を描くことが可能です。ちなみに私も、あなた様と同じ就職氷河期世代の人間になります。我々には本当に厳しい時代ですが、ぜひお互い諦めず自分で未来を切り開いていきましょう。

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