ダブルワークは確定申告が必要か

女性50代 yumisakuraさん 50代/女性 解決済み

短期間でしたが、主人は昨年ダブルワークをしていました。メインでは働いている職場からの給与が少なくて、生活費に困ったからです。
期間は半年ほどです。月に4万円から5万円程度の収入でした。給与明細はなく、銀行口座に振り込まれます。
確定申告は、メインで働いている職場で出しました。ダブルワークを認めてくれている職場ですが、主人は会社に迷惑をかけたくない方と、自分で後日確定申告を行うと言っています。
この場合、確定申告を行う必要があるのでしょうか。給与を証明できるものはありません。銀行口座の明細を見れば、給与の金額のみわかります。
現在は、メインで働いているところのみ仕事をしています。確定申告をすると、何が違ってくるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、本質問が令和3年度にあったことから、質問にある「昨年」を令和2年度として、それぞれの質問に回答をしていきます。

Q.この場合、確定申告を行う必要があるのでしょうか

A.結論から申し上げて、質問者様のご主人は、確定申告を行う必要があります。

ご主人は、令和2年の1月1日から12月31日までの1年間において、メインで働いている職場と半年間アルバイトを行った職場の2ヶ所から給与の支払いを受けています。

そして、メインの職場を通じて年末調整を行い、メインの職場から支払われた給与収入について税金の精算手続きを完了していることがわかります。

とはいえ、実際に得た収入は、メインと半年間行ったアルバイトの分であるため、これらの収入を合算して確定申告を行い、税金を正しく再計算する必要があります。

ちなみに、国税庁のWEBサイトでは、確定申告が必要な人について解説をしており、今回の質問者様のご主人は、以下の解説に該当するものと考えられます。

給与を2か所以上から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)との合計額が20万円を超える

出典:国税庁 確定申告が必要な方 給与所得がある方(3)より引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/a/01/1_06.htm

Q.現在は、メインで働いているところのみ仕事をしています。確定申告をすると、何が違ってくるのでしょうか

A.メインの給与とアルバイトをした給与を合算して確定申告をするため、納めるべき所得税や住民税が多少なりとも増加する懸念が生じます。

ただし、後から税務署より修正申告を求められ、無駄に多くの税金を納めるよりも、いま、正しく確定申告をすることが望ましいと言えます。

なお、アルバイトをした職場から給与明細書が発行されていないとのことですが、確定申告をする必要があることを理由に、令和2年度の源泉徴収票を発行してもらうようにまずは問い合わせてください。

仮に、アルバイトをした職場で応じない場合、その旨を税務署へ伝えていただくことで、税務署側がアルバイトをした職場に対して対応をしてくれるはずです。

そして、メインとアルバイトをした2ヶ所から交付された源泉徴収票を基に確定申告をしていただくことで足ります。

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