脱税の基準がよく分かりません。

女性20代 kurumazuki1003さん 20代/女性 解決済み

学生なのですが、学生控除で130万円まで所得税は掛からないし、親の控除に入れるので親も税金が安くなるとのことですが、僕の場合はバイトを掛け持ちしていて、バイトも一箇所ではあまり長く続かず、勤務したバイト先一箇所では130万を超えませんが、年間全てのバイト先の総額を数えるとおそらく、130万円以上と思います。掛け持ちしているバイト、辞めたバイト先も全て月収88000円以上なので、全て甲欄で付けています。
これは脱税ですか?甲欄は一箇所にしか付けられないとの情報を聞きましたが、年間の所得税的にも駄目ですか?そこをあまり把握してないので、安心して働けません。
これに関して詳しい方がいらっしゃれば教えて欲しいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、質問者様は、大きな勘違いをされている可能性が高いと思われます。

そのため、質問に対する回答と合わせて注意点について回答を進めていきます。

Q.これは脱税ですか?甲欄は一箇所にしか付けられないとの情報を聞きましたが、年間の所得税的にも駄目ですか?

A.所得税を源泉徴収する上で、「給与所得の源泉徴収税額表」があり、これは「甲欄」と「乙欄」、「丙欄(日額表の場合)」に分けられていることはすでにご存じのようです。

この時、源泉徴収義務者にあたる質問者様の勤務先は、上記表に基づいて源泉徴収をすることになるため、質問者様が気にする必要はありません。

重要なのは、掛け持ちしてバイトを行っていることから、これらの掛け持ちしたバイトの収入を合わせて確定申告を行い、毎年、正しく税金の申告をするところにあります。

そのため、この部分に細心の注意を払っていただくことで足り、脱税になるといった類のものではありません。

給与収入130万円以上の問題点について

質問には、「学生なのですが、学生控除で130万円まで所得税は掛からないし、親の控除に入れるので親も税金が安くなるとのこと」とあります。

仮に、質問者様の給与収入が年間で130万円であったとした場合、確かに「勤労学生控除」も適用でき、これによって、質問者様が納めるべき所得税は0円となります。

しかしながら、親が子供を対象にする「扶養控除」の適用対象にはならず、こちらは大きな勘違いをされているものと思われます。

以下、国税庁が解説している扶養控除のページより一部引用します。

扶養親族とは、その年の12月31日(納税者が年の中途で死亡し又は出国する場合は、その死亡又は出国の時)の現況で、次の四つの要件のすべてに当てはまる人です。

(3) 年間の合計所得金額が48万円以下(令和元年分以前は38万円以下)であること。
 (給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

出典:国税庁 No.1180 扶養控除 2 扶養親族に該当する人の範囲より一部引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1180.htm

質問者様の年収が130万円ですと、年間の合計所得金額が75万円(令和2年度以降分)となり、上記要件から外れていることがわかります。

したがって、親は、質問者様を扶養控除の対象とすることができず、税負担が重くなることになります。

ちなみに、「勤務したバイト先一箇所では130万を超えませんが、年間全てのバイト先の総額を数えるとおそらく、130万円以上と思います」とあることから、確実に扶養控除から外れることが推測されます。

ちなみに、マイナンバー制度によって、収入は税務署へ確実に把握されているため、虚偽や意図的な過少申告をしても必ずばれるだけでなく、むしろ、こちらは質問者様が懸念している「脱税」にあたるため、正しく確定申告をすることが重要になります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

総収入が、雑所得の20万円のみの場合は確定申告は不要では?

私は30代後半の年齢の会社員で、年収は600万円です。賃貸マンションで生活しており、妻と小学生の子供がひとりいます。昨年、私の妻が簡単なプログラミングの仕事をして、雑所得として20万円の収入を得ました。確定申告の本を読むと、20万円以上の雑所得については確定申告をする必要があると記載されています。しかし、その一方では誰に対しても30万円の基礎控除があるとも記載されています。ここで相談なのですが、妻は専業主婦であり、私の扶養家族となっています。そして、昨年の収入は基礎控除30万円の範囲内におさまる20万円です。この場合でも、妻は確定申告をする必要はあるのでしょうか?納税額が0円となるとわかっていても、確定申告をする必要があるのだろうかと疑問に感じています。妻は確定申告すべきか否かを教えてください。

男性40代前半 rokumaru638さん 40代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

扶養内でのアルバイトについて

21歳 学生現在大学に通っており、もちろんアルバイトもしていて、扶養を超えないようにアルバイトの収入は調節しなければならないとよく言われています。ところが、扶養の超えてはいけない額が年収103万や、130万、3か月の平均収入が10万を超えてはいけないなど様々な限度額があり、それぞれの額には所得税や住民税、保険などたくさんあって何が何だかわからないです。さらに労働時間も週に何時間までや、残業時間などもあってもう頭がパンクしそうです。なので、扶養の仕組みや扶養を超えないためのそれぞれの限度額や条件、それに対して額を超えてしまうとどうなるのか。そしてもし越えてしまった時はどうすればいいのか教えていただきたいです。安心して扶養内でアルバイトするための働き方も教えていただけるとありがたいです。

男性20代前半 5f9fdf57b4dd3さん 20代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

確定申告時の投資分の扱いについて

FXでの投資を行っていますが、年間でマイナスを出してしまうことがあります。この分は何年か持ち越されて翌年以降に利益分が出た場合にそれと相殺ができる(そちらから引くことができる?)と言われていますが、それについて詳しく聞きたいと思います。例えば、3年連続でマイナスだった分を次の年の利益から全て引いていいのかといったような具合です。また、株式のように所得税の申告の要らない特定口座はFXなど他の投資対象では存在しないのでしょうか。そのようなものがあれば、それも是非教えて欲しいです。今の時代、どのようなことでも自分なりに調べることはできますが、それが本当に合っているとは限らないので、特に税金に絡むことだけに、きちんとしたことを教えてもらいたいです。

男性50代前半 Sugarzさん 50代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

副業に関する節税対策について

はじめまして。会社員で400万円程度の本業の収入があります。現在、副業で株の取引きと投資信託を行っております。メインの副業収入は国内の銘柄の配当金とその売買による利益が年平均で10万円程度、投資信託にようる利益が年平均で8万円程度となっております。この取引とは別で積み立てNISAを利用しているので20年間は節税対策ができていると思いますが、株取引や投資信託でも節税対策があれば教えて頂きたいです。また、年間20万円をこえる利益が出た場合の確定申告の方法やどこからが確定申告が必要なのかなどのボーダーラインについてもあまり分かっていないので教えて頂ければと思います。一番聞きたいことは、株や投資信託で節税対策を行ったときにどれくらいの甲があるのかといったところです。

男性20代後半 hiroseshotaroさん 20代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

夫が働けなくなった場合、公的制度で援助は受けられるの?

現在は夫の収入だけで生活しています。妻の私の収入はほとんどなく、既存の保険の見直しは考えましたが若い時にかけた保険なのでお得らしく、継続しています。万一、夫が働けなくなったときには公的に助けてくれる仕組みもあるので余計な保険はいらないと聞きました。それはどのようなものですか?具体的な内容や金額が知りたいです。

女性40代前半 SEALAさん 40代前半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答