筆者は2年前から婚約者(=現在の夫)と一緒に暮らし始めました。その頃はまだ「新型コロナ」という言葉すら聞いたことがない時だったので、筆者も夫も「毎日決まった時間に会社に行き、仕事をして家に戻ってくる」という生活をしていたのです。
筆者の勤務先は「お客様と打ち合わせなど、特段の理由がなければ服装は基本的に自由」なので、そのルールを守った中で好きなものを好きなように来ています。しかし、夫の勤務先の服装ルールはそこまでは緩くなかったため、「ワイシャツ+スラックス+ジャケット」という恰好で基本的に通っていました。
そんな生活をしていく中で、筆者は「毎日旦那にキレイなワイシャツ着てもらうのって、案外難しくない?」と思ったのです。今回はその理由と、筆者と同じように「毎日旦那にキレイなワイシャツ着てもらうのって、案外難しくない?」と思っている世の中の主婦(特に兼業主婦の人)に知ってほしいサービス「ワイクリン」をご紹介します。
目次
毎日キレイなワイシャツを着るのは案外ハードルが高い件
冒頭でも触れた通り、筆者は現在の夫と一緒に暮らしだして「毎日キレイなワイシャツを着せる」というミッションが案外難しいことに気づきました。理由として
- アイロンがけは慣れないと大変
- 休日に必ずクリーニング店に行けるわけではない
- 自分で洗うのもコツが必要
- 共働き家庭では誰が対応するかが問題
の4つを解説しましょう。
アイロンがけは慣れないと大変
「ワイシャツにアイロンをかける」というと、一見簡単なようにも思えます。しかし、実際は
- 素材に合わせた温度設定を行う
- アイロン用の仕上げ剤を必要に応じて使う
- えり・カフスなど生地が厚手で細かい部分からスタートする
など、様々なコツがあります。このコツを毎回すべて守ってアイロンかけをするのはなかなかハードルが高いです。
しかも、筆者の手先が不器用過ぎて「一度アイロンをかけて、しわが伸びたはずなのに、別のところにかけていたらまたしわがついていた」という怪奇現象が起こることすらありました。
休日に必ずクリーニング店に行けるわけではない
筆者の個人的な話をしましょう。先ほど触れた通り、新型コロナウイルス感染症が流行する前は、夫は毎日ワイシャツを着て会社に向かっていました。
定期的に洗わないといけないため、平日の仕事から戻ってきた後や休日(土日祝日)にまとめて出していたのですが
- 平日の退社後に人と会ったり、買い物をしたりした
- 土日休日に出かける予定があった
などの理由で、クリーニング店の営業時間に実際に行けるとは限らなかったのです。「いつ、クリーニング店に行けば、平日に着るワイシャツを確保できるか」を考えて動かないといけなかったため、案外大変でした。
自分で洗うのもコツが必要
どうしてもクリーニングが間に合わない場合は、ワイシャツを自宅で洗う必要がありましたが、普通の洋服と同じように無造作に洗濯機に放り込んでしまうと大変なことになりました。
「本当に洗濯機でワイシャツは洗えないのか」を調べてみたところ
- 裏返して洗濯ネットに入れる
- 洗濯コースを選ぶ
- 短めに脱水し、終わったらすぐに洗濯機から取り出す
- 太目のハンガーにかけて干す
という手順を踏めば問題ないようですが、毎回、これらの手順を厳密に守れるとは限りません(少なくとも、筆者にそんな自信はありません)。
共働き家庭では誰が対応するかが問題
そして、さらに問題なのは「共働き家庭では、誰が“ワイシャツに絡む家事を分担するのか”」ということです。幸い、筆者の夫は割と家事には協力してくれるので、「クリーニング屋さんに持って行ってもらって良い?」と聞いてもほぼ問題なく対応してくれました。しかし
- 夫の仕事が忙しく、家事がほとんどできない
- 夫が家事に非協力的
という共働き家庭だと、妻に負担がかかり、トラブルの元になりがちです。
自分専用のキレイなワイシャツがいつでも着られる!ワイクリンってどんなサービス?
現在、筆者も夫も在宅勤務が中心です。夫も1カ月に2~3日程度、打ち合わせなどで外出することがありますが、その時にワイシャツを着る程度なので「時間があるときにクリーニングに出しておく」というゆるい対応で済んでいます。
しかし、営業職やいわゆる「士業」など、スーツ・ワイシャツを着て外を出歩かなくてはいけない仕事であれば、毎日ワイシャツを着ることになるはずです。そして、一度着たワイシャツは汚れる以上、誰かが洗濯するか、クリーニング店に持って行くかしないといけません。
しかし、筆者は今回、これらの「ワイシャツを誰がクリーニングに出すのか問題」を一気に解決できそうなサービスを見つけました。それが「ワイクリン」です。
ワイクリンとは
ワイクリンとは
です。利用する際の流れですが、以下の画像にもある通り
- 希望するプラン、ワイシャツのサイズ、好みの柄を選び、申し込む
- 自分専用のワイシャツが20着届く
- ワイシャツを着終えたら、専用の回収袋に入れる
- 20着すべて着終えたら、回収袋ごと返送する
- 提携クリーニング工場で返送されたワイシャツのメンテナンスが行われる
- メンテナンス済みのワイシャツが届くので、また「着る→回収してもらう」を繰り返す
となっています。
出典:ワイクリン
利用プランは4種類
なお、2021年8月現在、ワイクリンには以下の4つのプランがあります。
プラン名 | 月額利用料 | 説明 |
---|---|---|
アソートプラン | 9,680円(税込) | 本来はスタンダードプラン専用ワイシャツとして提供されているものの中から、ワイクリンが選んだ20枚が利用できる。 |
スタンダードプラン | 14,080円(税込) | 10種類のワイシャツから好みのものを合計20枚、自身で選択できるプラン。 |
プレミアムプラン | 27,280円(税込) | 綿100%の日本製のワイシャツ10種類から20枚を、自身で選択できるプラン。 |
隔月お届けプラン | 7,920円(税込) | 自由に選んだ20枚を2カ月で利用するプラン。「在宅勤務中心」「外部者との打ち合わせ以外はカジュアルOK」などの理由でワイシャツを着る機会が多くない人向けのプラン。 |
ワイクリンを共働き家庭におすすめする5つの理由
すでに触れた通り、共働き家庭にとっては「誰がワイシャツに絡む家事を分担するのか」は重大な問題です。お互いの気遣いと協力体制、話し合いのやり方次第では、夫婦関係にひびを入れかねない事態なために、慎重に対応しないといけません。
また「人を見た目で判断してはいけない」とは言うものの、実際にワイシャツが汚れた状態で仕事に行くのは、自分の勤務先の評判を落としかねないので、できるかぎり避けたいところでしょう。
だからこそ、共働きで「夫の仕事着は基本ワイシャツ」という人には、ぜひワイクリンを使ってほしいと筆者も思いました。その理由として以下の5点を説明します。
毎月自分専用のワイシャツが届く
ワイクリンでは毎月、「自分専用のワイシャツ」を貸してもらえます。厳密に言うと
ということです。
つまり、(クリーニング済みではあるものの)他の人が着たことがあるワイシャツを着ることはないため「便利なのは良いけど、他の人が着たのはちょっと嫌かも」という人でも気にすることはないでしょう。
ワイシャツは国内有名メーカー製
ワイクリンで選択できるワイシャツは、すべて国内有名メーカーが生産しているものです。スタンダードプランでは生産国が日本国外(中国、バングラデシュ、ミャンマーなど)のものですが、プレミアムプランでは日本製のものが選べます。
「ひとまず、問題なく着られそうなら大丈夫」という人ならスタンダードプランを、「やっぱり、綿100%で日本製の方がありがたい」という人ならプレミアムプランを、というように、それぞれの好みや考え方でプランを選ぶと良いでしょう。
自分でやることは毎月1回返却するだけ
利用する際の大まかな流れについては紹介しましたが、結局のところ、ワイクリンを利用する際、借りる側がやるべきことは
だけです。返送袋に入れて送り返すことだけは自分か家族が対応しなくてはいけませんが、それ以外は何もしなくて構いません。
その道のプロがアフターケアや交換をしてくれる
「ワイシャツの手入れを行き届かせる」のは、文章で書くと簡単なように思えますが、実際は慣れていないとかなり難しいです。しかし、ワイクリンでは
- 専門の資格を持つクリーニングマイスターによるアフターケア
- 熟練した管理スタッフによるワイシャツの経年劣化・消耗のチェック、交換対応
など「いつでも、手入れの行き届いたワイシャツが着られる」よう、きめ細やかな対応を行ってくれています。
長期間使うほどお得になる
実際に使ってみて「こんなに便利ならずっと使おう!」と思ったなら、より安く利用できるチャンスです。
以下の図のように、継続回数ごとに割引額が上がっていき、13回目からはずっと23%オフで利用できるという仕組みです。
運営会社の方にもお話を伺いました!
手抜きばかりではあるものの、一応家事と仕事を頑張っている兼業主婦の筆者にとって、ワイクリンは「確かに、ありがたいサービスだよな」と実感できるものでした。そこで
- どうしてこういうサービスを始めたのか
- サービスを運営していく中で気づいたこと
- サービスにおける印象的なエピソードや今後のビジョン
などについて、ワイクリンの担当者様にお話を伺ったので、こちらで紹介いたします。
共働き家庭における「夫のワイシャツ問題」はやはり深刻
まず「どうしてこういうサービスを始めたのか」を中心に、お話を伺いました。
弊社の代表は、起業する前は毎日ワイシャツを着て仕事をしていたのですが、そのワイシャツの手入れは休日に代表の妻が行っていました。どちらもフルタイム勤務の共働き夫婦だったので、やはり妻の側には「どうしてあなたの仕事着の手入れを私がしなくてはいけないの?」と不満がたまっていたようです。代表も、その様子を見て申し訳なさは感じていたとのことでした。
そこで「新しいワイシャツを買う→手入れをしてもらう→ワイシャツが傷んだら取り換える→手入れをしてもらう」 というサービスが、働く女性の家事の負担を軽減できるのではないかと考えました。最初のきっかけこそ「働く女性の家事の負担を軽減すること」でしたが、実際は独身男性も「ワイシャツの手入れ」には苦労していたようです。洗濯が面倒だったり、休日にクリーニング店に行ったりしないといけないなど、少なからず不満があるのがわかったので、事業化を決意しました。
状況に応じた活用法がある
次に「サービスを運営していく中で気づいたこと」についてお話を伺ってみました。
実際にサービスの運営を開始したところ、着想のきっかけとなった「お互い忙しい共働き夫婦」の方々に多くご利用いただけるようになりました。やはり、代表と妻が抱えていた悩みに対する共感が得られたようでうれしいです。
弊社のワイクリンをお使いになることで、洗濯やクリーニング店への往復をする必要がなくなるので、時間の有効活用にもつながります。このような背景もあってか、実際にワイシャツをお召しになる男性のお客様からはもちろん、その奥様からも喜びのお言葉をいただけております。
なお、ワイクリンは長期的かつ日常使いを前提としたサービスではございますが
- 出張でビジネスホテルに1ヶ月ほど泊るために利用
- パートナーが里帰り、又は入院することになり、その期間の数カ月利用
- お客様のお仕事の繁忙期のみ利用
- 高校生のお子様のために利用(学生でもワイシャツは着用する)
- 就職活動時に数カ月利用
- お父様の誕生日や父の日等にプレゼントとして利用
など、短期間のご利用や、プレゼントとしてのご利用の実績もございます。「隔月お届けプラン」は2カ月単位での契約・解約が前提ですが、それ以外のプランであれば1カ月単位での契約・解約が可能ですので、お客様の状況に応じてお使いいただければ幸いです。
「お客様第一号」の継続期間は5年超!
最後に「サービスにおける印象的なエピソードや今後のビジョン」についてお話を伺いました。
ます、今後のビジョンですが、ワイクリン自体が「ワイシャツを毎月お届けする」という今までに類を見ないサービスであるが故、一度ご利用いただかないと「どれだけ便利なのか」は実感していただきにくい部分がございます。そのため、私どもが考えている「ワイシャツは所有から利用へ」というビジネスモデルを世の中に周知・浸透させたいところです。
実際のところ、ビジネスウェアのカジュアル化、テレワークの普及により、スーツの需要は減少傾向が続いています。しかし、私どもではビジネスウェア自体が私服と完全同化することはないと考えております。
- 仕事とプライベートのオン・オフの切り替えができる
- 相手に清潔感・信頼感を与えることができる
という意味で、ワイシャツを着るという文化は残るはずである以上、私どものサービスの需要も見込めるはずです。
ただ、「スーツ&ワイシャツ&ネクタイ」の王道3点セットスタイルについては、需要が増加に転じる可能性は見出しにくいのも現状です。そのため、今後どのようなビジネスウェアスタイルが世に定着浸透していくか市場やお客様の動向を見極めつつ、ワイシャツ以外のビジネスウェアも順次対応させていく事を常に考えております。
また、印象的なエピソードといたしましては「お客様第一号にあたる方に、5年以上ワイクリンをお使いいただいていること」が挙げられます。たいへん光栄であるとともに、大切なご縁をこれからも紡いでいくためにも、日々サービスの向上、アイデアの導入に努めていく所存です。
ありがとうございました!家事は1つ1つを見る限り、単純な仕事が多いため一見楽そうに思えますが、様々なところに神経を行き届かせるのはなかなか大変な部分もあります。今回紹介した「ワイクリン」のように、便利なサービスは積極的に使って、自分や家族の負担を上手に和らげましょう!
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