サブスクの波は婚活業界にまで到来。結婚相談所とアプリのいいとこどりの「サブスク婚活」で運命の相手を見つけよう

これまでに「MoneQ Guide」では様々なサブスク(月額制サービス)を取り上げてきました。中には「え?そんなのまでサブスクになっているの?」と驚くようなものもあります。

そして、筆者が最近一番驚いたのは「婚活のサブスク」です。現状、筆者は婚活の必要はありませんが、かつてはそれなりに?頑張った立場として、非常に興味がわいたので調べてみました。

婚活の現実を調べてみました

本題に入る前に

  • そもそも、婚活っていくらくらいかかるものなのか
  • どういう形で婚活にチャレンジしている人が多いのか

の2点について考えてみます。

毎月の婚活費用の平均は約27,000円

2018年のデータですが、レストラン予約サイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびが「ぐるなびウエディング 最新婚活事情調査」を発表しています。その中で、毎月の婚活費用の平均が示されていたので、紹介しましょう。

全体 27,227.9円
男性 30,388.7円
女性 22,619.9円

出典:株式会社ぐるなび「ぐるなびウエディング 最新婚活事情調査」

  • 一緒にカフェや食事に行った場合、女性より男性のほうが代金を多く払う傾向にある
  • 女性は洋服・化粧品を買うなど身支度にかける費用がそれなりにかかる

など、かかる費用の内容には男女差・個人差があります。

しかし、総じて言えるのは「婚活費用は決して安くない」ということです。

一番人気はやっぱりネット型婚活

では、婚活にチャレンジする人はどんな方法を使っているのでしょうか。結婚式場情報誌「ゼクシィ」を出版している株式会社リクルート(リクルートブライダル総研)の「婚活実態調査2020」の結果からひも解いてみましょう。

こちらは、婚活をするにあたって利用した(している)サービスについての回答を棒グラフとして表したものです。

出典:株式会社リクルート「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」より筆者作成

ネット系婚活サービス(マッチングアプリ、Webサービス)が19.1%と、他の方法に比べるとかなり高いのがわかるでしょう。

なお、ネット系婚活サービスは年々利用者が増えていっています。先ほどの「婚活実態調査2020」によれば、ネット系婚活サービスの利用経験割合は、2016年には9.8%にとどまっていたものの、2020年には19.1%にまで跳ね上がっているのです。

出典:株式会社リクルート「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」より筆者作成

ネット系婚活サービスはコスパ◎だけど落とし穴も

そもそも、なぜネット系婚活サービス(マッチングアプリなど)を利用する人がこれだけ多いのか考えてみましょう。理由としては

  • 月会費が安い(女性は無料など、優遇するサービスを設けているケースもある)
  • 自分の好きな時間に相手とやり取りできる

など、時間面でも費用面でも気軽に始められることが挙げられます。

しかし、その一方で

  • 独身証明書、身分証明書の提出が必須でないサービスも多い
  • 最初はメッセージのやりとりだけで始めるので本人の素性がわかりにくく、犯罪に悪用される恐れもある
  • ネットワークビジネス、新興宗教への勧誘など、婚活とはかけ離れた目的で利用されることがある

など、問題点があるのも事実です。

もちろん、昨今はネット系婚活サービスの運営会社も「利用にあたって、独身証明書・身分証明書の提出を義務付ける」など、健全な運営のための取り組みを講じています。

このようなサービスを使うこと自体を否定はしませんが「おかしいぞ?」と思ったらやり取りをしないなど、一定の自衛策を自身でも考えておくべきでしょう。

安心を買うなら結婚相談所

「うーん、やっぱりネット系婚活サービスはちょっと…」と思うなら、結婚相談所を利用するのが最も安心です。

簡単に言うと「コーディネーター(仲人)が希望の条件に合う相手を紹介し、お見合いの場を設ける」仕組みであるため、匿名でやり取りをすることはまずありません。

また

  • 入会にあたって独身証明書、身分証明書、収入証明書(源泉徴収票や所得税申告書の写しなど)の提出が必須
  • 小規模な会社であっても日本結婚相談所連盟、日本仲人連盟などの業界団体に属している場合がほとんど

など、適切かつ適法に運営を行うための策は講じています。

そのため、ネット系婚活サービスに比べると、深刻なトラブルに巻き込まれる可能性はかなり低いです。

かなりの出費になるのは覚悟しよう

ただし、結婚相談所を利用する際に注意すべきなのは「かなりの出費になる」ことでしょう。コーディネーター(仲人のこと。運営会社によって呼び方は異なる)がきめ細かいサポートを行うのが前提だからです。

実際にかかる費用は、利用する結婚相談所やコースによってまちまちですが、成婚退会(正式に婚約が決まって、結婚相談所を退会すること)にまでにかかる費用が数十万~100万円近くになるのも珍しくありません。

結婚相談所とアプリのいいとこどりの「サブスク婚活」で運命の相手を見つけよう

  • ネット系婚活サービスは、いつでも利用できて費用も安いが、安全性という意味では疑問が残る
  • 結婚相談所は、コーディネーターがサポートしてくれるので安心できるが、費用が高い

というように、一長一短なのも実情でしょう。

結局、自分が何に重きを置いて選ぶか次第なのですが、両者のいいとこどりのサービスを見つけたのでご紹介します。

「サブスク婚活」とは?

出典:サブスク婚活(定額制)結婚相談所「ベルロード縁結びサポート 」

それが「サブスク婚活」です。名前の通り、月額制で利用できます。

毎月8,300円から利用できるオンライン完結型の結婚相談所

2021年6月現在、以下の3つのプランが設けられています。半年分をまとめて払う「6カ月プラン」だと、毎月8,300円で利用できる計算です。なお、どのプランであっても、入会金として15,000円が別途かかります。

プラン名 1カ月プラン 3カ月プラン 6カ月プラン
プラン料金 9.800円 27,600円(9,200円) 49,800円(8,300円)

また、会員期間内であれば、システムの利用頻度やお見合いの回数にかかわらず、追加料金はかかりません。

こんなサービスが受けられます

どのプランを利用した場合であっても、至れり尽くせりのサービスが受けられるのも「サブスク婚活」の大きなメリットです。一覧にしてみました。

システム利用無制限 システム上でお気に入り登録やお見合い申し込み、自身へのお見合い希望などが確認できる。検索も詳細な条件で可能。
仲人チャットサポート チャットを通じ、結婚相談所の業界団体「日本結婚相談所連盟IBJ」の認定仲人に相談できる(回数無制限)。
お見合い申込み 毎月30名までお見合いの申し込みができる。
お見合い申受け 自身のプロフィールを見た異性の会員からのお見合いの申し込みを受けられる。人数は無制限。
AIを利用した紹介 最新のAIを利用し、毎月2名おすすめの相手を紹介する。
認定仲人による紹介 認定仲人がプロフィールを精査した上で、毎月1名おすすめの相手を紹介する。
お見合いセッティング お見合いが決定した後、双方のスケジュールや待ち合わせ場所のコーディネートを行う。
交際サポート 交際開始後も認定仲人に相談できる。

登録から成婚までの流れ

ここで、登録から成婚までの大まかな流れを説明しましょう。

  1. 相手を探す
  2. 気になった相手にお見合いを申し込む
  3. 実際にお見合いをし、相手と話す(オンラインでの対応もOK)
  4. 交際がスタートする
  5. 双方で結婚の意思が固まったら成婚退会となる
一般的な結婚相談所と基本的に流れは同じと考えてかまいません。

ただのネット系婚活サービスと何が違うの?

「サブスク婚活」は、実際に結婚相談所の店舗に足を運ぶことなく、オンライン上のみで完結するサービスです。これだけを見ると、マッチングアプリなどのネット系婚活サービスとの差がわかりにくいかもしれませんので、大きな違いを3つ説明しておきましょう。

業界団体にちゃんと加盟しています

1つ目は「業界団体に加盟していること」です。「サブスク婚活」の運営会社であるベルロード縁結びサポートは、結婚相談所の業界団体である「日本結婚相談所連盟/株式会社IBJ」に加盟している結婚相談所です。法令を遵守して運営されているのはもちろん、2019年度には成婚者数が11,909名にも上るなど、十分な実績を挙げています。

AIが運命の相手を探してくれる

たとえ話をしましょう。自分が素敵だと思った服でも、来てみたら似合わない、という経験をしたことがある人は多いはずです。つまり「自分が良いと思うもの」と「自分に合うもの」の間にギャップがあるのは十分に考えられます。

異性についても同じです。つまり、自分で選んだ相手よりも、他の人に選んでもらった相手との方が実は相性が良かった、ということも往々にしてあるでしょう。「サブスク婚活」では、自身が希望する条件や活動履歴から、AIが最適な相手を見つけて提案を行うシステムを導入しています。

自分では探さなかった(探せなかった)相手であっても、お見合いをして話をしてみたら、案外意気投合してしまい、めでたく成婚ということもありうるので、気負わずに利用してみましょう。

認定仲人のサポートも受けられる

通常のネット系婚活サービスでは「マッチングの場を提供する」以上の機能・サポートが備わっていることは極めて少ないです。

しかし「サブスク婚活」の運営元であるベルロード縁結びサポートには「日本結婚相談所連盟/株式会社IBJ」の認定仲人が在籍しています。

定期的な研修・勉強会を通じてスキルアップを図っているプロフェッショナルであるため、交際を始めるまではもちろん、始めた後も困ったことがあったら何でも相談しましょう。

出典:仲人の育成・研修制度 | 日本結婚相談所連盟

運営会社の方にもインタビューしてみました

そろそろまとめに入りましょう。筆者自身、この記事を書くにあたり、興味がわいたのは「なぜ、こんなサービスを始めようと思ったのか」ということです。そういうわけで、単刀直入に運営会社の方にお話を聞いてみることにしました。

一番苦労したのは「良質なサポートをできる限りお手頃な値段で、というミッション」

取材に応じてくださったのは、運営会社であるベルロード縁結びサポートの神薙様です。神薙様からのお話しをもとにコメントをまとめました。

始めようと思った理由は端的に言うと「結婚相談所の敷居を下げたい」ということです。やはり、結婚相談所で仲人のサポートを受けながら…となると、数十万円はゆうにかかってしまいます。それは弊社が運営している対面型の結婚相談所でも、他社様の結婚相談所でも変わりません。実際のところ、それだけのまとまったお金を気軽に出せる方は少ないはずです。

そうではなく、より多くの方に使ってもらえるようにするには、と考えた結果、目に見えるメリットとして思いついたのが「利用料金を下げること」です。思いついたのは良いのですが、実際に「良質なサポートをできる限りお手頃な値段で」というミッションを達成するのは大変でした。しかし、ちゃんと形にでき、多くの人に使っていただけるサービスとして世に送り出せています。

やはり、私どもにとっても思い入れのあるサービスですので、今、婚活を頑張っている方はもちろん、これからチャレンジしてみようかと思っている方にも使っていただきたいです。1人でも多くの方に、ご自身にとっての“運命のパートナー”を見つけていただくきっかけにしていただければと考えております。

お手頃な値段で丁寧なサービスが受けられる「サブスク婚活」。筆者も「今、婚活真っただ中の人」や「これから婚活を始めるつもりの人」に使ってほしいと思いました。

本格的に入会を決める前にも、無料で電話やオンライン会議システムによる相談にも乗ってくれるので、まずは試してみましょう!

「サブスク婚活」公式Webサイトはこちら

FP 荒井 美亜

FP 荒井 美亜あらい みあ

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大学院まで行って公認会計士を目指していたものの、紆余曲折を経て今は「日本一、お金のことを楽しくわかりやすく説明できるライター兼ファイナンシャルプランナー」目指して活動中です。日本FP協会のイベントのお手伝いもしています。保有資格)日本FP協会認定AFP、FP技能検定2級、税理士会計科目合格、日商簿記検定1級、全経簿記能力検定上級、貸金業務取扱主任者試験合格

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