個人年金保険の税金について

女性30代 shiho_0122さん 30代/女性 解決済み

私は年齢34歳で年収550万円、既婚で5歳と2歳の子供がいます。知り合いの保険会社勤務の方に個人年金保険への加入を勧められました。その理由は個人年金保険の保険料が所得控除になるからです。ただ気になるのが受け取ったお金にかかる税金です。個人年金保険は10年間にわたって年間40万円が給付されることになるのですが、このお金に関しても所得税がかかってしまうのでしょうか。もし所得税がかかってしまうのであれば、いくら所得控除に使えるからといって損をする可能性もあるのかもしれないと不安に思うのですが。もし損をする可能性があるというのであればこの個人年金保険に加入することによって得られるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

大賀 香代 オオガ カヨ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
50代前半    女性

大分県

2021/03/09

shiho_0122さん、ご質問をいただきありがとうございます。

保険は加入時など、入口の動機も大切ですが、shiho_0122さんのように受取時(出口)のことも考えるのはもっと大切です。

個人年金保険で受けられる控除は上限は4万円です。
年間の保険料の合計が8万円で上限に達し、それ以上は10万、20万と保険料を支払っても控除額は4万円です。


shiho_0122さんの収入の詳細が内容がわからないので目安程度ですが、仮に課税所得が195万円以下(所得税率5%)で、年間8万円の保険料を支払ったとしたら、所得税2000円(4万円×5%)、住民税2800円(2,8万円×10%)の税金が安くなるという感じです。それが保険料払い込み期間続く個人年金保険の税金面のメリットです。


受取時は、契約者と年金受取人が同じ人の場合、「雑所得」として所得税・住民税の課税対象となり、計算式は以下の通りです。

雑所得の金額=(ア)総収入金額-(イ)必要経費


毎年の細かい計算は必要ですが、ざっくり言うと、


「受け取った保険料ー支払った保険料を引いたもの」 が雑所得として課税対象になります。

個人年金の場合は、ほかの収入と合算して計算しますので、配当などが多い場合は課税されてしまうケースもあるかもしれません。


その点、イデコ(iDeCo・個人型確定拠出年金)は、掛け金の全額が所得控除になり、受取時も退職金所得控除などの控除を使うことができ、税金面では大変優遇されています。
個人年金保険を検討される際は、イデコも合わせて比較検討されるとよいと思います。

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