確定申告は自分でやっても大丈夫か

男性40代 hysq77さん 40代/男性 解決済み

確定申告をやるのにいつも税理士さんに任せているのですが、費用が高いので自分でやりたいと思っています。実際税理士さんに任せないで自分で確定申告をやっても大丈夫でしょうか。税理士さんに任せないで自分で確定申告をやるデメリットはどういうものがあるか教えて欲しいです。自分でやれば手間が増えるのは分かっているのですが、費用をなんとか抑えたいと思っています。確定申告を自分でやる事でどういう不都合が起きるのかとか、自分で確定申告をしても大丈夫ならその理由も教えてもらえるとありがたいです。また、実際税理士さんにやってもらわないで自分で確定申告をしている自営業者はどのくらいいるのでしょうか。そこらへんも教えて欲しいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に対して回答をしていきます。

Q.実際税理士さんに任せないで自分で確定申告をやっても大丈夫でしょうか

A.こちらにつきましては問題ありません。

少々堅苦しい回答になるのですが、所得税の申告は、「申告納税制度」が原則となっており、申告納税制度とは、自分の税金は、自分で計算して自分で申告するというのが原則的な考え方です。

したがって、専門家である税理士へ依頼して税金の申告をすることは、代理で申告してもらうことにあたり、自分の税金を正しく計算して正しく申告できない人が行うことだとご理解いただくとわかりやすいのではないかと思います。

Q.税理士さんに任せないで自分で確定申告をやるデメリットはどういうものがあるか教えて欲しいです

A.先に回答をさせていただきましたように、仮に、質問者様が、申告納税制度に則って自分の税金を正しく計算して正しく申告できない場合、納めるべき税金が多くなってしまったり、過少申告したことによって修正申告を後々行わなければならないといったデメリットが考えられます。

仮に、納めるべき税金が生じていた場合、過少申告を行い、修正申告をすることによって、本来納めるべき税金に加えて、ペナルティーとなる加算税も追加されるため、無駄に納める税金が増えてしまう懸念が生じることになります。

Q.確定申告を自分でやる事でどういう不都合が起きるのかとか、自分で確定申告をしても大丈夫ならその理由も教えてもらえるとありがたいです。

A.結論から申し上げまして、質問者様が会計(簿記)や税法の知識をそれなりに持っていて、日々の会計処理をそれなりに正しくできるのであれば、自分で確定申告をしても大丈夫だと思われます。

この時、仮に、質問者様が事業を行っており、所得税の申告だけではなく、消費税の申告もしなければならない課税事業者であった場合、日々の取引が「課税取引」「非課税取引」「不課税取引」のどれに該当するのかなども適切に会計処理が行えるようになっていなければなりません。

ここまでの回答を見て、「何を言っているのかよくわからない」といったことであれば、やはり、これまで通り税理士へ任せるのが望ましいとも感じます。

Q.実際税理士さんにやってもらわないで自分で確定申告をしている自営業者はどのくらいいるのでしょうか

A.こちらにつきましては、さすがにわかりませんが、これまでの回答にもありますように、自分で会計帳簿を作成して正しい申告ができるのであれば、今回の問題を解決できる結論になると考えます。

後は、税理士によって報酬は全く異なるため、報酬が安い税理士を探して依頼してみる方法、日々の会計帳簿を作成する記帳代行のみを依頼して確定申告は自分で行う方法などを採用することで、今よりも費用負担が減ることも考えられそうです。

また、確定申告の時期が近くなりますと、税務署では、無料で青色申告の仕方などを教えてくれるイベントも開催しておりますので、それに参加してみるのも良いかもしれません。

おわりに

質問全体を振り返りまして、確定申告をこれからご自身で行うための努力は、今後、お金の支出の面でプラスに働くことは十分に考えられます。

特に、税理士へ支払う年間報酬と納めた税金を比較し、圧倒的に報酬の方が高額であるとするならば、ご自身で確定申告を行うように努めてもらう方が質問者様のためになることも十分考えられそうです。(少なからず税金を多く納めたと見積もっても、税理士への年間報酬が高い場合です)

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

ふるさと納税について教えてください

私は去年からふるさと納税を始めました。ふるさと納税とは、自治体に納税をすることによって自分の住民税が少しお得になるという認識をしております。しかし、ふるさと納税を各自治体にしてもらえる返礼品はふるさと納税としてではなく、普通に通販などで購入した方がかなり安く手に入ると去年ふるさと納税をした際に思いました。また、年始になったら確定申告をしに市役所まで行くという手間もあります。去年ふるさと納税をして確定申告後に返ってきたお金は微々たるものでした。○万円ふるさと納税すれば、あなたの場合は○円年間でふるさと納税をしない場合よりもお得になる、というような具体的な数字でふるさと納税のお得な部分が知りたいです。

男性30代前半 mogidesuyoさん 30代前半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

確定申告のやり方が全くわからず不安です

昨年10月末に18年勤めていた会社を退職しました。今までは毎年会社で年末調整をしてくれていましたが、退職時に自分で確定申告をするよう言われました。何が必要なのかもわからず、それはネットなどで調べてなんとかわかりましたが、これから先どうしたらいいのかが、全くわからない状況で不安です。なんだかとても難しそうなイメージもありますし、このコロナの影響でなるべく会場に行かずに、ネットでの申告をするように、勧めてあるようですが、何もわからない私が、果たして1人でネットで申告出来るのかと考えたら、とてもじゃないですが出来そうにありません。こんな私でも1人で申告出来るのか、何がアドバイスをもらえたら大変助かります。

女性50代前半 merukoruさん 50代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

コロナ禍での実親からの援助

40代既婚です。自由業で仕事をしており、アルバイトも掛け持ちしていました。ただコロナで雇い止めに会い、生活が厳しいです。結婚しており夫がおりますが、製造業で低賃金のため私を養うだけの給料はもらっていません。幸い、私の実家は経済的に余裕があり、生活費として援助を受けました。年間で110万を超える場合は贈与にあたり、贈与税がかかるという知識はあります。しかし税務署に聞くと、生活費として証明できるのならそれには当たらないと言われました。その基準が大変曖昧で素人にはわかりません。家具を買うとして必要なら非課税、すでに持っているのに買い替えなら課税と言われたのですが、それは自己判断ということになりますよね。日々の食費をはじめとする生活費に使いましたということなら非課税になるのでしょうか。それとも証明が必要なのでしょうか。教えて欲しいです。

女性50代前半 Fukuko1974さん 50代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

どこから税金?

副業をしたいと思っています、そこで副業はいつからいつの期間でいくらの収入だとどんな手続きをしなければならないのか。そして税金を加味すると損するのはいくらか(例えば、20万までは非課税だが、21万以上だと税金が1万引かれて実質20万と変わらなくなるなど)など、詳しく聞きたいです。また、おすすめな副業や、税金対策などがあればそこも教えていただきたいです。副業している人におすすめの保険や、定額貯金などとにかく副業に関わることが全然わからず、進められない状況です。ネットで調べても自分の環境や職場に対して何が合うのかわからないので私個人に合ったものを相談したいと思います。ファイナンシャルプランナーに相談したいと思うのですが、なかなか出向くこともできず、時間もないのでメールなどでやり取りができるとなおいいです。

女性30代前半 meg2626さん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金を多く払う=多く貰える?

20代会社員の夫は年収400万程です。給与から天引きされる税金についての質問です。健康保険料や厚生年金の金額は標準報酬月額によって決まると思いますが、夫の仕事は標準報酬月額が見直される4〜6月が繁忙期のため他の月より約8万ぐらい収入が増えてしまいます。そのため多い月の給与の平均で決まってしまい、標準報酬月額が高く設定されてしまいます。2等級以上の変化はありますが残業代が増えるだけなので随時改訂の対象にもならず、繁忙期が落ち着き収入が通常に戻った時に手取りがかなり少なくなります。家計も苦しいしなんだか損してる気分になってしまうのですが、払う金額が多い分、多く貰えるとか何かメリットがあるのでしょうか?

女性30代前半 ありおまさん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答