資産運用未経験者は、何からやれば、よいでしょうか

男性50代 chammywhilte7733さん 50代/男性 解決済み

現在の私の年齢は、52歳です。妻は51歳です。年収500万で、借金やローンはありません。1000万程度の銀行預金があります。現状で、毎月数万は、貯金できています。今後、銀行預金以外のお金の運用をやってみたいのですが、何から、どう手をつけてよいか、分かりません。これまでお金の運用の経験は、銀行預金以外はありません。まだ現役で仕事をしているので、そこまで手間暇をかけることはできないと思います。また、金融機関の窓口は、行く手間等を考えると、あまり気が進みません。パソコンやスマホは問題なく使えるので、ネットで完結できるものが良いか、と思っています。大きくお金を増やすよりは、低リスクで、銀行預金よりは、少し良い程度のものが良いと思っています。このような状況で、何からやってみることが、お勧めでしょうか。

2 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 その他資産運用
40代前半    男性

全国

2021/03/25

質問内容を一通り確認させていただき、回答者が質問者様の立場であったものとして質問に回答をしていきます。

はじめに、質問者様は、無借金でまとまった資産があり、かつ、毎月貯金できている現状を考慮しますと、「つみたてNISA」を活用した積立投資を回答者は行います。

この理由は、早くて8年後(60歳)、または13年後(65歳)に到来する老後生活資金にゆとりを持たせるためです。

また、預金へ寝かせているお金に働いてもらうことで、長い時間を大きなお金に変えられる機会を得られるため、この機会を有効活用して運用益を生み出してもらう目的もあります。


つみたてNISAで資産運用した場合の期待効果


質問者様と致しましては、つみたてNISAでの資産運用を勧められたところで、どのくらいの期待効果が得られるのかわからなければ、実際に行う気持ちにならないはずです。

そこで以下、金融庁が公開している資産運用シミュレーションを活用した概算資産形成金額を複数紹介しておきます。

参考:金融庁 資産運用シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html


1.毎月33,000円を積立、想定利回り3%で13年後の概算資産形成金額:6,286,660円
(内訳:積立元金514.8万円、概算運用益 約113.9万円)

2.毎月33,000円を積立、想定利回り5%で13年後の概算資産形成金額:7,230,610円
(内訳:積立元金514.8万円、概算運用益 約208.3万円)

3.毎月33,000円を積立、想定利回り3%で20年後の概算資産形成金額:10,833,966円
(内訳:積立元金792万円、概算運用益 約291.4万円)

4.毎月33,000円を積立、想定利回り5%で20年後の概算資産形成金額:13,564,111円
(内訳:積立元金792万円、概算運用益 約564.4万円)


つみたてNISAは、1月1日から12月31日までの1年間で投資をすることができる金額に上限が設けられており、年間40万円までとなっています。

そのため、シミュレーションではわかりやすく毎月33,000円ずつ積立するものとして試算をしております。


つみたてNISAは運用益に税金がかからない


質問に回答をしている令和3年3月現在の税法上、投資信託などの金融商品での資産運用で得た利益には、20.315%の税率を乗じた税金を納めなければなりません。

しかしながら、つみたてNISAを活用して資産運用を行いますと、最長で20年間、運用益に対して税金がかからず、かつ、確定申告をする必要もありません。

そのため、先に紹介した積立元金と概算運用益を合わせた金額をそのまま手にすることができるため、この特徴を老後生活資金にゆとりをもたらす目的で活用するのが効果的だと考えます。


インターネット証券会社でつみたてNISAを始めることを検討


質問内容には「手間暇をかけたくない、金融機関の窓口に行きたくない、パソコンやスマホは問題なく使えるので、ネットで完結できるものが良い」とあります。

上記を踏まえますと、質問者様の場合、インターネット証券会社を通じてつみたてNISAを始めてみるのが最も望ましいと考えます。

回答者も子供の教育資金作りのためにインターネット証券会社を通じてつみたてNISAを行っておりますが、手続きがいつでも行え、とても簡単でおすすめできます。


おわりに


つみたてNISAでの資産運用は、つみたてNISAを始める金融機関を選んでまずは、NISA口座(つみたてNISA含む)を開設します。

その後、NISA口座の開設が完了しますと、金融機関から連絡がくるため、後は、毎月積み立てする銘柄と積立する金額を設定して完了です。

後は、基本的にほったらかしで問題ないため、とてもシンプルで簡単に行える資産運用となっており、投資初心者にはおすすめできる方法と言えます。

つみたてNISAで資産運用を成功させるには、「長い時間をかけて継続して積み立てを行う」ところにあるため、一過性の大きな値動きがあったとしても気にすることなく継続することが大きなポイントです。

仮に、金融機関や銘柄選びに悩まれる場合は、専門家であるFPへ一度、相談していただき、具体的に思い描いている資産形成についてお伝えいただくことで、より明確な回答を得られるものと思われます。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 その他資産運用
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/03/28

1000万円の銀行預金はそのまま確保しておくことを前提として、毎月数万円貯金できる資金をイデコ若しくはつみたてNISAを活用し、投資信託で運用することをお勧めします。イデコもつみたてNISAどちらも「長期・積立・分散」運用となります。運用対象が投資信託となるのは、つみたてNISAの対象銘柄が投資信託に限定されているからです。投資信託と聞くと、リスクが高い・難しいイメージが強いかと思いますが、世界中にたくさんある運用対象の中から運用のプロが厳選して運用してくれる商品です。プロだから必ず収益が得られるという訳ではありませんが、長期・積立で運用することにより元本割れリスクを含めた様々なリスクが軽減される効果が期待できます。事実、日本でも年金の運用(年金積立金管理運用独立行政法人:GPIF)も、国内・海外の株式・債券の4資産で運用しています。たまに、「株価下落で大きく損失を出した」といった報道がされるので聞いたことがあると思います。しかし、2001年以降の運用では年率3.37%、累計収益額85.3兆円となっています。
仮に、月に50,000円を年率3.37%で積立るとすると、65歳(13年後)の時点で約1,000万円資産を作ることができます(手数料や税金等のコストは含んでいません)。年率3.37%の運用成果を出すことのできる銘柄を探し、運用を始めればよいことになります。年率3%超の実績であれば株式投資信託やバランス型投資信託でも十分可能な水準です。大手ネット証券で口座を開設すれば、購入手数料もゼロが増えていますので、収益を上げる可能性はさらに高まると考えられます。
注意点は「できるだけ長く続け、資産額が目減りしても途中で止めないこと」です。積立運用では価格が下がることで量を蓄えることができ、将来の収益の種を増やすことができます。途中で止めることは、この権利を放棄することになります。また、積立を止めた後も運用を継続し資産を取り崩すことで資産寿命を延ばすことも可能です。人生100年時代と言われるように、人生が長くなっていることから資産形成だけではなく、資産寿命を延ばすことも重要になってきます。

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