ルームシェアにおける生活費の折半基準

男性30代 robusuta93さん 30代/男性 解決済み

現在、将来的な転居に伴い、親しい友人からルームシェアをしてみないか、という提案を受けています。
ルームシェアないしはハウスシェアと聞くと、少々プライバシーの問題はあるものの、水道料金や電気・ガス料金などの固定費を折半することで安くすることができたり、急病で倒れるなど、何か不測の事態が起きた時に、一人暮らしよりもリスクが低いというメリットがあるかと思います。
しかしながら、結構後々揉めるような要素もあるようで、掃除などの家事の分担であったり、お金の面でトラブルになるという話も聞きます。
まだ具体的なことは何も話し合っていないのですが、そのまま適当にしてしまえば必ずトラブルに発展することになるかと思うと、いまいち気乗りがしません。
受けるにしても断るにしてもいまいち判断材料が足りていないような状況です。
そこで、ルームシェアなどを行う前に、事前に取り決めて置いた方がいいこと、単純に半々の折半以外にこういうケースがあるなどという事を、ファイナンシャルプランナー様の経験と立場からお尋ねしたいです。
上記にあげたような事柄以外でも、その他トラブルになりそうな点で事前に確認したほうが良いことがあれば教えていただけたらと思います。

1 名の専門家が回答しています

荒井 美亜 アライ ミア
分野 家計全般・ライフプラン・家計簿・節約
40代後半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

こんにちは。ご質問ありがとうございます。
今の質問者様の状況を踏まえ、最低限これだけは確認しておくべき、というポイントをいくつかお話しさせてください。

1)ルームシェアする物件

質問者様はまだ学生とのことなので、ルームシェアをするとなると、学校の近くの物件を探すことになるのでは、と思います。
しかし、物件によっては「2人入居可」であっても、ルームシェアの場合はNGということもあるので注意してください。
「2人入居可」の2人とは、夫婦や親子、兄弟などの親族・姻族を基本的には指すためです。
もちろん、近々入籍予定のカップルだったり、事実婚カップルや同性パートナーシップ制度により届出を済ませているカップルなど、実態が法律上の夫婦に近いなら認められるケースもあります。
しかし、それ以外だとハードルが高いのも事実なので、探す際はお友だちと2人で不動産屋に行き、事情を話して物件をピックアップしてもらうといいでしょう。

なお、間取りですが2DKや2LDKなど「お互いの個室+共有スペース」が確保できるものをおすすめします。
プライバシーが確保できるうえに、お互いに言い争いになった場合でも頭は冷やせるためです。

2)家事の分担

掃除、洗濯、食事の準備などの家事を「どちらか一方ばかりがやっている」ということがないようにしましょう。
曜日ごとに担当を決めてもいいですし「食事作りは得意だけど、掃除は苦手だから任せたい」というように、お互いの得意分野をベースにして決めても構いません。

また、急病になったり、急な用事が生じて対応しなくてはいけなくなったりした場合などの「イレギュラー対応」についても、どのように進めていくか、いくつかパターンを想定して決めておくといいでしょう。

3)貴重品の管理

ルームシェアをするほどの親しいお友だちを疑うわけではありませんが、貴重品の管理は自分自身で行うのが鉄則です。
お互いの部屋に小さくてもいいので金庫を置き、貴重品はその中に入れておくなど、明確なルールを決めて管理しましょう。
こうすれば相手を疑う必要もないですし、相手から疑われる可能性も低くできます。

4)生活費の支払いルール

家賃はもちろん、普段の料理に使う食材・調味料やトイレットペーパー、洗剤などの生活消耗品の費用は、折半するのが基本です。
管理を簡単にするという意味では、あらかじめ一定額を家賃を含めた生活費として出し合い、その中からやりくりしていくといいでしょう。
なお、生活費としてお金を出す場合は「いつ、どちらが出したのか」を明確にするため、どちらか一方の名義で口座を作り、それを共用口座として設定した上で、それぞれの銀行口座から毎月定期的に振り込む形をお勧めします。
客観的な証拠として残るため「出した、出していない」で争うこともありません。

また、夕食を作るのが面倒なときに外食に行ったり、出前をとったりすることもあるかもしれません。
その場合の費用は

・生活費から出すのか
・交際費の一部と考え、お互いが個人の支出から割り勘にするのか

などの扱いも決めておくといいでしょう。

5)喫煙のルール

タバコを吸うと、壁紙はやはり汚れます。部屋を引き払う際に壁紙の張替の費用を請求されるケースもあるので注意が必要です。
質問者様やお友だちも含め、両方ともタバコを吸わないなら特に気にしなくていいですが、どちらか一方が吸う、両方が吸う場合は

・ベランダでのみ喫煙可
・それぞれの個室でのみ喫煙可

など、一定の基準は設けておきましょう。

6)人を招くときのルール

言うまでもありませんが、ルームシェアをする場合、その部屋は自分の部屋であると同時に、相手の部屋にもなるのです。
友人・知人を招いていいかどうかは、事前に話し合って決めておきましょう。
また、招いていいことにしたとしても、実際に招くときは相手の了解は必ず取るようにしてください。

7)緊急連絡先

質問者様、もしくはお友だちが重い病気やケガをしたり、万が一のことになってしまったりした場合は、お互いの家族や学校、アルバイト先などに連絡する必要があります。
最低限連絡しなくてはいけない場所のリストを作成し、お互いの共用スペースにおいておきましょう。

8)ルームシェアを解消する際の扱い

ルームシェアを始めたものの、様々な事情でどちらか一方が出ていくことになったとします。
このようなケースを想定し

・退去連絡の期限(○ヵ月前までに連絡するか)
・急な退去の際のペナルティー(保証金などの取り扱い)
・(月の途中で退去する際の)家賃の日割方法など

については、最低限決めておきましょう。


特に2)~8)については、途中でうやむやになりがちなので、決めた時点で一度まとめ、お互いが納得してサインした上で生活を始めましょう。
また、どちらか一方の生活が極端に忙しくなるなど、状況の変化に応じて定期的に見直すことをおすすめします。

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