学資保険に入りたいけど受け取り方で税金が違う?

女性40代 cw11_4b93さん 40代/女性 解決済み

この春に下の子どもも小学生になります。今まで学資保険は考えてこなかったのですが、小学生のママ友から中学や高校に入るときにかなりまとまったお金が必要なことを聞いて、学資保険を検討するようになりました。学資保険に入ると進学した時と満期でお金を受け取ることができると思うのですが、お金を受け取るときに税金がかかるということが分かってきました。また受け取り方も満期や決まった時期に受け取る方法と毎年受け取る方法があることを知りました。主人は会社経営で給料をもらっており、私自身も家業従事者として月数万円の給料を受け取っています。どのような受取方法を選べば損にならないようになるでしょうか。また学資保険は最低月どれぐらいの金額から行うことができますか?

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/05

質問内容を一通り確認させていただき、保険会社などが作成した学資保険の保険設計書を見ることで確認できますが、一般的には「年金形式=分割」でもらった方が「一時金=一括」でもらうよりも受け取れるお金が多くなる傾向があります。

ただし、契約内容にもよるものの、学資保険は保険加入から満期まで保険契約を継続することによって、実際に払込した保険料よりも多くの保険金が受け取れる仕組みの生命保険であるため、途中解約することで元本割れが生じる点に注意が必要です。

なお、「学資保険は最低月どれぐらいの金額から行うことができますか?」とありますが、保険契約の内容や保険会社によって金額が異なるものの、毎月数千円程度で加入することができます。

ただし、十分な子供の教育資金を準備するといった目的を考慮しますと、毎月数千円程度の保険料を満期までかけたとしてもまかなえるのかどうかを再確認しておくことが極めて大切です。


学資保険の契約のしかたでかかる税金の種類が異なる


こちらは参考情報となりますが、学資保険は、保険契約のしかたでかかる税金の種類が異なるため注意が必要です。

具体的には、学資保険の保険契約者(学資保険料を支払う人)と保険金受取人(満期保険金などを受け取る人)が同じ人なのか違う人なのかによって、かかる税金が所得税または贈与税となります。


・保険契約者と保険金受取人が同一人:所得税
・保険契約者と保険金受取人が異なる:贈与税

参考:国税庁 No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1755.htm


保険金の受け取り方による所得の違いについて


仮に、保険契約者と保険金受取人が同一人の学資保険に加入し、将来、保険金を受け取った場合は、原則として所得税の課税対象になります。

この時、保険金を「年金形式=分割」でもらったのか、「一時金=一括」でもらったのかによって、所得の種類が以下のように区分されます。


・「年金形式=分割」でもらった場合:雑所得
・「一時金=一括」でもらった場合:一時所得


雑所得および一時所得は、それぞれ所得の計算のしかたが異なるため、こちらにつきましては、学資保険に加入契約する前や学資保険に加入し、実際に保険金を受け取る時期が近づきましたら、どちらの方法で受け取る方が税負担をせずに得策になるのか各種専門家を通じてご確認されてみるのが望ましいでしょう。(実際の保険契約の内容や金額を確認しないと、質問者様にとって有利な判断ができないため)

参考:国税庁 No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき 2 所得税が課税される場合
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1755.htm

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