いくら稼いだら確定申告をするのか

男性20代 draryuyaさん 20代/男性 解決済み

自分は学生なので、アルバイトしかしていないのですが、アルバイトをかけもちしていて、なんとなく103万稼いだら確定申告をしないといけないというのはわかるのですが、詳しくは全然わかりません。
また、治験のバイトをしようと思い、いろいろとインターネットで探してみたら、仕事をしている人は20万稼いだら確定申告をしないといけなくて、仕事をしていない人は30万ちょっとで確定申告をしないといけないと書いてあって、それもよくわかりませんでした。また、学生でアルバイトをしている人は、仕事をしている人に含まれるのか含まれないのかもわからないです。
また、メルカリなどもしていて、メルカリは、もともと自分のものを売っているだけだから確定申告は必要ないと聞いたことがあるのですが、それもわからないです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/05

質問内容を一通り確認させていただき、質問者様が抱えている疑問についてそれぞれ回答をしていきます。


Q.自分は学生なので、アルバイトしかしていないのですが、アルバイトをかけもちしていて、なんとなく103万稼いだら確定申告をしないといけないというのはわかるのですが、詳しくは全然わかりません

A.質問者様は、学生であることから、所得控除の1つに「勤労学生控除」といった控除があり、その控除額は所得税法上、27万円となっています。

そのため、質問者様の場合、掛け持ちしているアルバイト収入が年収103万円ではなく、「年収130万円まで」であれば所得税を納める必要はございません。


Q.治験のバイトについて


治験のバイトは、税法上、雑所得と呼ばれる所得に分類されます。

質問には「仕事をしている人は20万稼いだら確定申告をしないといけなくて」とあり、ここで言う「仕事をしている人」とは、給与所得者のことを指します。

したがいまして、質問者様はアルバイトを行って勤務先から給与の支払いを受けていることから「給与所得者に該当」します。
(質問内にある仕事をしている人に含まれる)

つまり、治験のバイトを行った結果、年間で20万円以下の謝礼であった場合、質問者様は所得税の確定申告を行う必要はないことを意味します。

ただし、1つだけ注意点があり、質問者様が先に回答をした「勤労学生控除」の適用を受けるためには、給与以外の所得が10万円以下でなければなりません。


合計所得金額が75万円以下(令和元年分以前は65万円以下)で、勤労に基づく所得以外の所得が10万円以下であること

出典:国税庁 No.1175 勤労学生控除 2 勤労学生控除の対象となる人の範囲より一部抜粋引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1175.htm


たとえば、質問者様がアルバイトを掛け持ちし、それぞれの勤務先から支給を受けた給与の年収が120万円だったとします。

さらに、治験のバイトで年間5万円の謝礼を受けた場合、合計所得金額は65万円(120万円-55万円)となり、かつ、勤労に基づく所得以外の所得が10万円以下に該当します。

この結果、質問者様は勤労学生控除が適用でき、かつ、所得税を納める必要はないと判断されます。


Q.メルカリなどもしていて、メルカリは、もともと自分のものを売っているだけだから確定申告は必要ないと聞いたことがあるのですが、それもわからないです

A.質問者様の解釈で問題なく、売却して得たお金に対して税金がかかることはございません。

以下、参考情報として国税庁が解説しているWEBサイトのページから該当箇所を引用して紹介します。


資産の譲渡による所得のうち、次の所得については課税されません。

(1) 生活用動産の譲渡による所得
家具、じゅう器、通勤用の自動車、衣服などの生活に通常必要な動産の譲渡による所得です。

出典:国税庁 No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法 4 所得税の課税されない譲渡所得より一部引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3105.htm

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

住宅ローン減税の延長の手続きが心配です。

2020年に35年ローンで住宅を購入しました。私は専業主婦、夫は県庁に勤めています。子供は1歳になりました。最近見たニュースで、令和3年度に税制改革が行われて住宅ローン減税が延長されると聞きました。減税されること自体は嬉しいのですが、我が家は対象になるのでしょうか?2020年9月に購入し、10月より住み始めたので消費税10%の時期だったとは思うのですが……。分譲住宅3,500万円、土地代1,000万円の合計4,500万円で購入しています。また今年、住宅ローン減税のために確定申告へ行く必要があります。その際に延長ということで、特別な手続きは必要なのでしょうか?住民票など基本的な書類については、ハウスメーカーの担当さんから伺って一通り揃えております。

女性30代後半 Hananomaiさん 30代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

確定申告の仕組みが分かりません。

最近、貯金があまり出来ていないので、所得税の還付に関して意識を持ち始めました。所得税の還付を受けるためには、確定所得申告と還付等を受けるための申告の二つがあると聞きましたが、確定申告とは、確定所得申告や還付等を受けるための申告、確定損失申告の3種類という認識で良いですか?還付を受けるには、確定所得申告、還付等を受けるための申告の2種類のうちの片方を提出するとのことで良いですか?また、青色申告者の純損失の繰戻還付を受ける時、外国所得税の還付を受ける時にはどれを出したら良いですか?他にも純損失や雑損失の繰越控除だとどれを出したら良いのかなど分からないことが多いので、詳しい方がいましたら、是非教えて欲しいです。

女性40代前半 kurumazuki1003さん 40代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

確定申告が必須の基準

現在社会人9年目となり、時間やお金に余裕が出てきました。サラリーマンが副業をやるのが当たり前の時代になってきました。自分も副業をやっていきたいと考えています。副業をすることで、副収入が出ますが税金の部分がほとんどわからないので、確定申告をしなければならないラインを知りたいと考えております。現在会社で税金は給与天引きで自動でやってくれていますが、副業の場合は自分ですべて確定申告などを行い、税金の対応をやらなければいけません。そういう知識をつけていないと、副業をやっていてもなんの成果も出ないように思います。税金の知識をしっかりつけて、確定申告をしっかりできるラインを勉強して、しっかり税金を納めれる知識をつけたいです。

男性30代後半 ryo26yamashitaさん 30代後半/男性 解決済み
横山 晴美 1名が回答

控除について

税金の控除について知りたいことがあります。まずは所得控除について近年副業をしている人が多くなりました。私も数年前からクラウドソーシングを通して副業という本上に近い仕事をしています。そこで、収入が20万を超えてしまった場合にはそれなりの上乗せ分が発生するかと思います。それを避けるための対策として副業にかかった費用を証明できる帳簿を持っていればいいということはわかるのですが、もし、クラウドファンディングでお金を獲得した場合には、どのような項目になりますか。こういったところで得た資金は、収入という項目になるのか、何かの控除を受けられる対象になるのかが気になります。また、そのための証明はどのような形で行うのでしょうか。

女性30代前半 あふろもなかさん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

受け取った消費税のあつかいについて

アフィリエイト報酬としていただいたものに、消費税も含まれていました。こちらの扱いをどうすればよいかわからず悩んでいます。それほど金額は大きくないのですが、なにもせずにいたら何かしらの法律などに引っかかってしまうのではないかと心配しています。周りの同業者は少額であれば気にしなくてよいということを言っているのですが、何を根拠に言っているのかもわからないので信用していいのかわかりません。少額と言うのもどれほどまでは申請等の手続きをしなくていいのかわからないので、もし基準額等があるのであれば教えていただきたいです。また、手続きが必要なのであればその手続きについても簡単に教えていただけますと助かります。

女性30代前半 keiyasuさん 30代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答