老後資金

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

確かに、自営業者の方には何ら保証がありませんし、老後資金としては老齢基礎年金だけとなります。そのような背景から、お子様の教育資金等を準備してゆくことは大変なこと思います。

現在、二人以上世帯の平均的な生活費は25万円程度と言われています。個人差も当然にありますが、20歳代から50歳に向けて出費の額が増加する傾向にあります。従いまして、ご主人様の手取額が50万円程にならない限り、様々な資金を蓄えながら生活をキープしてゆくことは厳しい状況だと推察致します。

例えば、お子様が一人増えた場合でも、家計における負担額は月額で2万円程度とのデータがあります。しかし、教育資金は、大学まですべて国公立を卒業されたとしても、学校外の費用を含めますとトータルで1000万円はかかると言われています。但し、この資金を準備しなければならないのではなく、毎月の家計費として負担出来れば良いのですから、どうしても、ご夫婦でのダブルワークに頼るしかありません。いわゆる、サラリーマン世帯でも、妻の労働収入が大きなウェートを占めています。

一般的に、保育園以降に就労されるケースが多いようですが、パートとしての短時間労働から、月額では8万円程度の手取になります。各ご家庭でもお悩みはありますが、以外に貯蓄額は多くなく、お子様が成人になられた後に老後資金を貯められているケースが多いようです。

従いまして、3歳までの子育て期間に必要な資金をキープし、その後就労するライフプランを考えれば、決してお子様をあきらめる必要はありません。
出来れば、ライフプランを終身でシュミレーションすることで、全体を俯瞰することが出来ます。長期に設計することは、働き方や資産形成にとって非常に有益なことですから、準備なされてはいかがでしょうか。