子どもを育てるのにどれくらいのお金がかかりますか

女性30代 jurisaさん 30代/女性 解決済み

友人に子どもが産まれます。初めての子どもです。子育てはいろいろ大変なことがありますが、子どもが産まれてくることを楽しみにしているそうです。
しかし、不安もあると友人が話していました。
子どもが産まれると何かと費用がかかります。おむつ、病院代、服装代、学校の費用など、成人するまでに多くのお金が必要になります。友人は共働きをしているのですが、子育てにかかる費用の面でやはり心配なようです。特に学校のことではお金がかかります。
子どもが産まれてから大学を卒業するまで、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。高校や大学入学のためのお金を少しずつ貯金したいと考えているようなのですが、1年間でどれくらい貯めていくと安心できますか。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
60代後半    男性

東京都

2021/04/15

「教育費と養育費の合計」が子育て費用となります。
ちなみに、教育費といえば、学校にかかるお金や受験費用、お稽古事、学習塾などいわゆる教育に関連する費用が該当します。また、養育費は、食費や衣服代、おもちゃ代、文具代、保育園代、ベビーシッター代、レジャー費用など、子供を育てるうえでかかる教育費以外の費用が該当します。 教育費と養育費の合計、つまり子育てにかかる費用全体を考えると、家1軒建つくらいの金額になると言われています。

まずは、養育費について見ていきましょう。
AIU保険の調査によりますと、出産から大学卒業まで、一般的に子供が社会人となるための22年間における養育費は、約1640万円と試算されます。これらの費用は、多い年や少ない年があるというより、毎年同じくらいかかる固定費として考えておいた方がよいでしょう。出産費用やオムツ代、ミルク代などがかさむことも想定できますので、年間で100万円程度は最初から見積もっておきたいものです。なお、こうした養育費は、その都度かかりますので、保育園などまとまってかかる費用を除けば、最初から準備しておくというよりは、毎月の給料やボーナスからしっかり払えるようにしておくことができれば問題ないと言えます。

次に、教育費について見ていきましょう。
教育費は、各家庭の方針によって変わってきます。子どもが幼稚園から大学まですべて国公立でも約1000万円、すべて私立に通わせれば2500万円以上になります。子供ひとりに対する教育費はトータルで約1000万円~2500万円(医学部、歯学部を除く)ほどかかるということです。これに養育費約1640万円を加算しますと、子供の誕生から大学卒業まで、2640万円~4140万円かかることになります。

教育費はどのくらい貯めれば良いのでしょうか。
ちなみに、大学に進学すると、入学金と学費で私立文系で約731万円、私立理系(医学部、歯学部を除く)約827万円かかります。
まずは目標金額、そしていっしょに目標年数を決めることです。

多くの家庭での目安は、大学進学時の18歳に合わせて貯めています。最低ラインとして、子供ひとりにつ き、まず300万円を貯めることを目標にすると良いと思います。 逆に言うと、高校までは、習い事と塾を含めて、毎月の収入内でやりくりできる範囲で進路を選択するのが理想ということです。また、「高等学校等就業支援金制度」(高校授業料無償化、所得制限あり)も、その際には確認していきましょう。なお、貯金が多いに越したことはありませんが、教育貯金のために家族旅行や習い事をあきらめた、という貯金貧乏になってしまってはせっかくの子育て期間がもったいないと思います。まずは最低ラインをクリアしましょう。入学金と1年目の学費を用意しておけば 、進学する子供にバイトをしてもらうなど、協力を得ることでなんとかなるケースが多いからです。

1人300万円という貯蓄額の目標がわかったところで、まず、児童手当(*)を全額貯めれば、18歳までに約200万円貯まります。
児童手当のほかに貯めたい金額は、1人毎月0.5万円が目安です。
1人毎月0.5万円を貯金していれば、単純計算で18年間で108万円貯まります。「児童手当貯金」にプラスして、1人月0.5万円を貯金していれば「18歳までに300万円」の目標がクリアできる計算です。
なお、余裕があれば、「18歳までに400万円」を目標にしましょう。児童手当のほかに、1人月1万円となります。

(*)児童手当
3歳未満一律1万5000円、3歳以上小学校終了前1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生一律1万円、中学卒業までもらえる子育て支援の一つです。

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