実は先日父がガンと診断されましたが入れますか？

ご質問の件について、がんになった父親がこれから新規でがん保険に加入することはできません。

また、がん保険に限らず、父親は、ほぼすべての生命保険に加入することが「現状できない」とも言えます。

この理由として、いわゆる「公平性の原則」に反しており、父親のようにがんになった後にがん保険に加入することができるとすれば、がんになる前からがん保険を契約して保険料を支払っている人との公平性が図れません。

生命保険への加入は、このような考え方に基づいている部分もあります。

したがいまして、「私自身も、もし同じようにがんになってしまったらと思うと、やはり1本はがん保険やがん特約付きのものにはいっておきたいです」とあり、健康で若い内からがんへの備えを準備しておくことが望ましいと言えるでしょう。

ちなみに、「ある人に聞いたら、身内の近親者にがんの人がいると入れないことがあると聞いた」とありますが、こちらは「まったくのでたらめ＝デマ」です。

がん保険に加入する場合、通常、保険会社が準備している「告知書」と呼ばれる書類を記入することになりますが、その告知書の内容などを踏まえて保険会社が加入の有無を決定します。

つまり、生命保険に加入する本人とは別の人の健康状態などが考慮されることはありません。