老後資金は本当に2千万円必要ですか?

女性50代 sakura132さん 50代/女性 解決済み

現在夫婦二人暮らしで、共に50代です。巷で老後資金は2000万円必要だと聞きますが、本当にそんなに必要でしょうか?田舎暮らしなので物価は安く、60代になれば住宅ローンや教育ローンも終了し、借金はほぼ無くなる予定です。田舎での食料費は二人分で毎月約30000円、光熱費が20000円、保険代と病院の費用がおよそ20000円ほどかかっています。
今のところ夫婦のうちのどちらかが、60歳から年金をもらう予定にしています。現在の貯蓄はとても2000万円には届きませんが、年金をもらい出してからも少しずつは貯蓄に回せると思います。老後資金は二人分で4000万円必要かと思いますが、田舎なら3000万円ほどで何とかやっていけないでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 貯金・預金・定期預金・外貨預金・積立
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

夫婦2人の老後に必要な資金は、数字上からだけ見ると、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活をしたければ月36万円と言われています(生命保険文化センター調査)。
老後の収入である、公的年金受給額の月平均は、約20万円(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯、総務省家計調査)なので、最低必要な生活費を確保するには、月2万円の赤字になってしまいます。

〇最低必要生活費で暮らす場合
20万円/月(公的年金受給額平均)-22万円/月(最低必要生活費)×24年(平均余命)=約600万円不足
〇ゆとりある老後の場合
20万円/月(公的年金受給額平均)-36万円/月(50代の生活レベル)×24年=約4600万円不足
*夫はサラリーマンで65歳で退職、妻は専業主婦。平均余命24年で試算。
老後は悠々自適、旅行に行ったり、車を買い替えたり、子どもの結婚資金も援助したい・・・そんなゆとりを持ちたければ、さらに準備すべき老後資金は跳ね上がります。

老後資金の本質は、実はお金ではありません。なぜならば生活レベルによって老後5000万円必要な人も、1億円必要な人もいるからです。在宅介護や老人ホームに入るタイミングによっても変わってきますし、勤めている企業や家族構成によってもリスクはまちまちです。つまり、どんな老後を過ごしたいのか、そのためにどのくらいの資金が必要なのか、どんな計画で実現していくのか。家族とじっくり考えて、何よりも自分らしい生き方を見つけていくことが、必要だと思われます。

(参考)<「老後2000万円問題」の根拠>
総務省「家計調査年報」(2017年)に載っているデータが根拠です。 あくまで家計の平均値です。

高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の家計が毎月約5.5万円の赤字となっていることから、これが30年続くとすれば、
毎月の不足分5.5万円(*)×12ヵ月×老後30年=必要な老後資金約2000万円
*月支出合計26.4万-月収入合計20.9万(公的年金19.2万(約20万)+その他収入1.7万) 

ここでは、月支出平均は、26.4万円としています。
(高齢夫婦無職世帯の月支出合計26.4万円内訳)
・食料         64,444円
・住居(*)      13,656円(持家率 94.0%)
・光熱水道     19,267円
・家具家事用品    9,405円
・被覆履物      6,497円
・保健医療     15,512円
・交通通信    27,576円
・教養娯楽      25,077円
・諸雑費       19,432円
・交際費        27,388円
・その他         7,223円
・税金         11,705円
・社会保険料     16,483円

ご自身の家計内訳と比較していていただければと思います。

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