自営業の老後について

女性30代 agave87さん 30代/女性 解決済み

現在30代。主人は自営業で約1000万、私はパートで120万円程の年収があります。私のパート先では事業所の保険等に入る事が出来ず、主人と同じ国民保険に加入しています。
金額的には貰っている方だとは思いますが、それでも出費がとても多く現状は厳しいです。
住宅ローンや生活費、税金関係、各種保険等の支払いで、毎月貯金ができません。
現状を打破する為、私の転職も考えていますが子供が小さくすぐには難しいです。
個人年金も検討しましたが、現状ではそこまで捻出できるお金の余裕が無く困っています。
この先40代になれば介護保険が追加され、子供達も大きくなり今よりもお金が必要になってきます。
このままでは貯金もままならず、自分達の老後が心配です。
自営業の人が老後の為にできる、何か対策や制度があれば教えていただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 老後のお金全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/04/19

自営業者の人は会社員の厚生年金のような年金の2階部分がないため、老後の資産形成に不安を抱える人は少なくありません。しかし、自営業のための資産形成があります。
1.小規模企業共済
2.国民年金基金
3.個人型確定拠出年金(iDeCo)   です。

1.小規模企業共済は小規模企業の役員や個人事業主の退職金制度になります。掛け金は全額所得控除になります。金額の上限は7万円になりますが、自分で設定できます。債券中心の運用なので、利回りは低くなりますが、税制上のメリットは大きいと思います。

2.国民年金基金は自営業者のための厚生年金のイメージです。国民年基金連合会が運営しています。年齢上限がありますが、こちらも掛け金は全額所得控除となり、上限は月額ベースで6万8000円です。利回りは決して高くありませんが、年金としてもらえる額の予想ができるので使いやすい制度となっています。

3.個人型確定拠出年金はイデコと呼ばれる制度で、自身で運用方法を決定して運用する制度です。国民年金基金と同じく国民年金基金連合会が運営しています。掛け金上限等は年金基金と一緒ですが、両制度合算額の上限が月額ベースで6万8000円で会社員より多くなっています。掛け金は所得控除になります。運用を株式投資信託にすると高利回りも期待できますが、元本保証ではありません。

上記の制度を上手く活用すれば、所得控除による税制優遇を受けながら資産を形成できると思います。

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