物品税とはどんな税金だったのか?

男性30代 denkiirukaさん 30代/男性 解決済み

私たちの生活の中で特に馴染みがある税金と言えば消費税だと思いますけど、消費税が実施される前は物品税という税金があったみたいです。私が生まれる前に存在していたものらしいので、名前くらいしか知らず、詳しい内容は全く理解していないのですが。ただ、消費税の前身にあたるものみたいですから、税金としての中身は消費税に似ているのかな?とは思います。しかし、具体的な中身が分からないので、物品税とはどんな税金だったのか?消費税との違いは何だったのか?そして、なぜ物品税は廃止されて、消費税になったのか?そういったところについて教えてほしいと思います。物品税については、私は暮らしの中で実感したことがないため、どんな税金だったのか?非常に気になっているのです。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代後半    男性

全国

2021/04/29

〈物品税とはどんな税金か〉

品目ごとに「生活必需品」か「贅沢品」かを決めておいて、贅沢品にだけ課税する税金のことです。


〈消費税との違い〉

課税の対象範囲が異なります。

物品税は、生活必需品以外の贅沢品に対してのみ課税されます。

一方で消費税は、医療費や介護サービス費などの非課税となる取引や、個人間取引などの課税対象外となる取引を除き、基本的にすべての品目を対象に課税されます。


〈なぜ物品税は廃止されて、消費税になったのか〉

1)新しい商品が次々と生まれる状況で、生活必需品か贅沢品かの判断がますます難しくなるから

所得水準の上昇や価値観の多様化により、よく似た品目でも課税・非課税が異なったり、同じ品目でも時代によって贅沢品か必需品かの見方が変化したりしますので、客観的な基準での対応が困難になっていきました。

2)サービスに対して課税されないから

物品税は、文字通り「物品」に対して課税されます。

お金を使う対象がモノからサービスへと比重が高まっていく中で、課税対象が限られてしまうという問題が出てきました。


ちなみに、消費税が創設されるに至った世の中の大きな流れについても触れておきたいと思います。

日本では戦後の復興期から高度成長期にかけて、所得税中心の税体系となっていました。

しかし、徐々に人口の高齢化が進み、年金・医療・介護をはじめとした社会保障費の財源をどうするのかが大きな課題となっていきました。

こうした背景をふまえ、現役世代の重税感・不公平感が高い所得税中心の税制では限界があり、みんなが広く薄く負担することが望ましいとの考えから、消費税が導入され現在に至っています。

ちなみに、消費税の問題点として逆進性の高さ(生活必需品は所得にかかわらず必要なので、低所得者ほど負担感が高くなること)が指摘されますが、税金の使い道の多くは主に高齢者などの対所得者が恩恵を受ける社会保障費であるため、必ずしもその指摘は当てはまらないといえます。

消費税導入と同時に、上述の理由もあって物品税が廃止されることになりました。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

副業や個人的で会社を起業し仕事をしたいが確定申告がよく分からない

副業や個人的で会社を起業し仕事をしてゆきたいのですが、今はサラリーマンで確定申告を気にする必要がないので、今後確定申告する場合に青色申告にした方が良いのかまたは別の方法にした方が良いのかわかりません。

男性30代後半 dragon桜さん 30代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

年金に対して支払うべき税金額について

夫が、今年定年退職をします。その後、5年ほど何らかのかたちで、勤務をし65歳から年金を受け取ることにしています。まだ、そのころの正確な年金受取額は分かりませんが、現在の基準として月額夫18万円ほど、配偶者である私(ほぼ夫と同年齢・専業主婦)が6万円と想定して、合計24万円が支払われるのではないかと思っています。また現在、我が家には扶養控除に入っている成人した子供が一人います。5年後も家族形態に変化はないとすれば、年金総額から引かれる所得税・市県民税その他の税金や保険料などはどの程度になるのでしょうか。どういった内容で金額が引かれるのかも知りたいと考えています。また、扶養されている子供がいない場合の税金額も同様に把握しておきたいです。

女性60代前半 risa492002さん 60代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金の控除について知りたいです

個人事業主をしていますが、毎年確定申告の時期になると頭が痛くなります。昨年は収入がそれなりにあったので、何も対策をしないと結構税金を支払うことになります。そこで少しでも税金を支払うたくありませんので、合法的に税金を安くしたいと思っています。そこでファイナンシャルプランナーの方のアドバイスを受けたいです。どうすればより税金を安くできるのか、アドバイスをもらいたいです。様々な控除がありますが、よく分からないものもあります。個人事業主として使える控除があれば丁寧に教えて頂きたく思います。青色申告で申告をしていますが、使える控除がもっとあればさらに支払う税金も安くなりますので、是非ともファイナンシャルプランナーのお力添え頂ければと思います。

男性40代前半 MAX888さん 40代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金が支払えない場合はどうしたらいいのか?

自分は、将来独立起業を考えています。会社員として働いて色々な学んで吸収し、それを独立起業した会社で生かそうと思っています。独立起業して最初の年なんかは、会社員の時の収入が税金としてのしかかってくるので、ちゃんと収入を得て、払っていけるのか心配です。一応、ちゃんとした毎月の収入をあるように独立起業する前は、確保するつもりではありますが、不安はゼロではありません。そこで質問があります。前職が会社員で、独立起業した最初の年の税金を支払えなかった場合、税金の支払い免除や待ってくれたりするのでしょうか?あるとしたら、どんな税金が対象になって、どんな方法で申請すればいいのか、教えてください。よろしくお願いします。

男性40代前半 なんだかなぁさん 40代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

税金が何故こんなに上がるのか?

先日、給料の振り込み額がいつもよりも、かなり低かったのでおかしいと思い給料明細を調べた所、健康保険料と厚生年金保険料がかなり上がっていました。しかも、事前の相談が無かったのです。せめて、連絡があっても良いのでは無いかと思います。コロナ禍で、在宅勤務や残業が減っている中普通ありえないのでは無いかと。その為、市役所に連絡をして、固定資産税の支払い猶予をしてもらえないかと頼んだ所、減収が認められる書類が必要ですと言われたので、税金がかなり高くなったので手取りが減った事を伝えた所、今回は対象では無いと言われたのです。何故、税金を沢山払っているのに助けてくれないのでしょうか?私はすごく疑問に思います。税金を払わない人が、助けてもらう社会はおかしいと思います。

女性30代後半 mayu0962さん 30代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答