老後に必要な貯蓄額について

女性30代 ayamim121さん 30代/女性 解決済み

わたしは34歳で現在3歳の子どもをもつシングルマザーです。
2020年12月にわたし名義で戸建てを購入しております。

年収650万、貯蓄額1500万(学資保険の300万含む。既に満額支払い済み)、+月々養育費3.5万、児童手当1万。
住宅ローンは3500万で他にローンなしです。
保険は終身1つ、掛け捨て1つ、会社で確定拠出年金をしており、他にも運用はしていません。

子供の教育資金はある程度大丈夫だと思っておりますが、自身の老後にはいくら必要なのか不安です。
住宅ローンは35年ローンですが、控除が終わり次第、繰上げ返済をし、定年前には完済予定としています。

ローンは無いものとして、戸建てのメンテナンスなども含めどれくらい貯蓄があれば大丈夫でしょうか。
これから先、昇進しない限りは年収がそこまで大きく変わることはないと思ってますので、資産運用も含めて教えて頂ければ幸いです。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

全国

2021/05/02

老後資金についてのご相談ですね。

ただ、「どれくらい貯蓄があれば大丈夫でしょうか」とのご質問ではあるのですが、ご相談者さまがどのような暮らしぶりなのか、生活費や教育費などにどのくらいかけたいとお考えなのかがわかりかねますので、具体的な金額でお答えすることは困難です。

とはいえ、現時点で一定の貯蓄がおありでいらっしゃることからも、少なくとも浪費されているわけではないようです。

その点もふまえた上で、家計の見直しにおけるポイントにつきまして、基本的な考え方を申し上げます。

1)生命保険
まず、ご相談者さまに万一があった場合の備えとして、掛け捨ての死亡保険で必要な保障額が得られれば、これだけで十分です。

終身保険は非常に割高であり、効率の悪い「資産運用」であると言えますので、こちらは早期に解約され、少なくともこの保険料相当分をご自身の口座に積み立てて備えてください。

2)住宅ローン
個人の方の住宅ローンほど、低金利で長期間借り入れできるローンはありません。

この先何があるかわかりません。

少なくとも子どもさんが独立されるまでは、手元資金を残すために、繰り上げ返済は行われない方が望ましいと考えます。

また、将来のインフレ(モノやサービスの値段が上がること)リスクを考えると、大きな借金があることは効果的な「資産運用」になる可能性があります。

ローン控除の終了時期は、繰り上げ返済を行うための理由としては、根拠が弱いと考えます。

できるだけ長く返済をお続けになることを、お勧めいたします。

なお、万一変動金利で借入されている場合は、将来の金利上昇リスクに「保険」をかけるため、全期間固定金利になさることを強くお勧めいたします。

3)資産運用
確定拠出型年金以外に運用はなさっていないようですので、できる限り早く開始されることをお勧めいたします。

投資信託(ファンド)という、一般生活者に最適な金融商品があります。

株式を主な投資対象とする、信頼できるファンドを一つ選び、毎月少額ずつでも積み立て投資をなさってください。

たとえば毎月3万円ずつ投資してファンドの購入を継続されると、ご相談者さまが60代になる30年後には、投資元本だけで1,080万円(3万円×12か月×30年)となり、年率5%の複利で回ると資産は約2,500万円にもなります。

仮にこの時点で新規積み立てをストップしたとしても、年5%なら1年間でさらに125万円増える計算になります(税金は考慮せず)。

このことは、たとえ毎月10万円ずつ解約して引き出しても、減るどころかむしろ増え続けてしまうことを意味するのです。


過剰な保険は必要最低限に減らし、長期固定の低金利で資金調達できる住宅ローンの返済はできる限り先送りしてキャッシュをお手元に残し、無理のない範囲で投資信託の積み立て購入を長く継続していかれることで、老後までお金の心配のない暮らしを実現していただけるものと考えます。

これからも健康に留意され、長くお仕事を続けていかれることを願っております。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

教育費などを考えると老後に2000万円貯まるとは思えません

老後に2000万円ぐらい必要と言われているが、2000万貯まる前に子供の教育費や子供の結婚資金援助、子供が家を建てるとなったらその援助と普通にしてても到底たまりそうもありません。年金は毎月天引きでしっかり払っているし、少しずつではあるが毎月貯金もできていますが、どう考えても2000万円たまるとは思えません。保険の見直しや携帯会社を変えたりして通信費もスッキリしましたが、あと何をどうしたらよいかわかりません。おそらく年代平均くらいの年収はもらって、一生懸命子育てしているにもかかわらず、老後資金が足りないというのは納得いきません。他にどういった見直しや資金運用の手だてがあるのか教えていただけるともう少し頑張ってみようかとおもいます。

男性40代後半 ripさん 40代後半/男性 解決済み
古戸 賢一 1名が回答

後期高齢者の年齢を見据えての終活の在り方

年金生活者ですが、退職金を原資とした企業年金も受給しており、生活資金についての心配はありません。しかし、退職金を一括でもらわなかった事で預貯金が数百万円しかありません。そんな中で後期高齢者の年齢が近づいています。そこで、終活の必要性を考える様になりました。お墓は父親が建立し、両親が眠る墓があるので、心配はありません。万が一の時に、家族がバタバタしなくても良い様に、葬儀社の積み立て会員に加入しようかと思っています。葬儀社の謳い文句では、会員価格は色々な品が安くなるとなっていますが、本当に安くなるのでしょうか?また加入すると、そこの葬儀社で葬儀を営む事になり、縛りが発生しますね。積み立て会員を止めて、異なる葬儀社で葬儀を営んだ時に、積立金は返還されるものでしょうか?またそれ以外のデメリットとして考えられる点にはどんなものがあるでしょうか?

男性70代後半 R2GGさん 70代後半/男性 解決済み
石村 衛 1名が回答

家族の葬儀。費用とプランの例が知りたいです

家族が亡くなってしまった場合の、葬式代についてお聞きしたいです。親が高齢になりいつ不幸で亡くなってもおかしくない状況なのですが、最近は家族葬などで葬儀の費用を抑える方も増えてきていると、ネットなどで知りました。具体的に葬式にかかる費用や、プランについて詳しくお聞きしたいです。

男性40代前半 cmrdeさん 40代前半/男性 解決済み
梅川 ひろみ 1名が回答

老後のための貯蓄方法

老後に向けて具体的に何歳までにいくらの貯蓄をするべきか。現状で何歳からいくらの年金がもらえて、年金ではだいたい月いくらほど足りないのか。具体的に老後の生活もあまりイメージが出来ないので、平均的な老後の出費は何にどのくらいかかるものなのかということについても教えていただきたいです。足りない分を貯蓄て補うための効率的な方法について。出費の抑え方や、余剰資金の資産運用方法についても教えていただきたいです。資産運用についてはリスクが高いものは不安があるので、あまりまた現在賃貸住宅であるため、老後にむけた住宅購入についてのアドバイスもいただきたいです。住宅に関しては夫婦ともに両親は持ち家があり、その相続などの問題もからむと思うので、老後にむけて現金資産を多く残すには、どのような住居をもつことが最も得であるのかを教えていただきたいです。

女性40代前半 reisuzuさん 40代前半/女性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

老後の資金が不安です

老後の生活費はどのくらいあればいいかわかりません。将来、いつまで働くのか、また、働けるのかもわからないし、年金がもらえるようになるまで収入がある生活ができる保証もないと考えると今からどのくらいのお金を貯めておくのがいいかわからず不安です。2000万円などの金額が大きく取り上げられたこともありますが、そのような金額を老後のために貯めておこうとすると、今の生活がカツカツになってしまいそうで、本末転倒な気もしています。今のような将来が見通せない時代というのは、つくづく大変だと思っています。どうしたらいいのか、どうかよいアドバイスをいただけたら大変助かります。このような質問で恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

男性50代前半 widocqさん 50代前半/男性 解決済み
小高 華子 1名が回答