老後の運用について

男性40代 borabora29さん 40代/男性 解決済み

30代で小学生の子供二人がいます。年収は500万程で、妻も100万以内の扶養内でパートに出ています。個人年金や、積み立てなどは特にしておりませんが、貯金にて子供の教育費と老後の生活資金を貯めています。自分では、それなりに貯めていっていると思うので特に運用などは考えていませんが、するのとしないのでは、どのくらい違うものなのでしょうか。また、一軒家を購入したため、現在ローンの支払いをしていますが、10年経ったため、ローン控除もなくなり、一度大きな額を返済したいと考えています。どのくらいの額を手もとに残すのが妥当なのでしょうか。教えて頂きたいです。老後に関しては様々な運用方法があると思います。当然、老後の大事な資金なので、ハイリスクなものは選びたくありません。ローリスクを謳っているものでも元本割れなど起こることが心配で、必要なければ、運用したくはありません。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代前半    男性

全国

2021/05/08

1)運用するのとしないのでは、どのくらい違うものなのでしょうか

例えば、毎月2万円を30年間積み立てるとします。

元本だけで、720万円(2万円×12か月×30年)ですね。

これを運用した場合、年率4%のリターンが得られるとすると、1,388万円となります(税金は考慮せず)。

なお、4%は高すぎるのではないかと思われるかもしれませんが、数百年単位で歴史をさかのぼると、資産からの収益率は概ね4~5%で推移していることが統計的にみられています。

昔の資産は農地などでしたが、今は株式などの金融資産が主な運用対象となります。

「投資信託(ファンド)」という普通の生活者に最適な金融商品を利用することで、コツコツと株式を購入していくことができます。

身の回りにあるさまざまなモノやサービスは、企業によって生み出されています。

歴史をさかのぼれば、人々の少しでもより良い生活をしたいという欲望が原動力となって今まで経済が成長してきましたし、おそらくこれからもそうなっていくでしょう。

であれば、株価は短期的には大きく上下動しますが、長期的にはその企業の価値に収れんし、価格は上昇していくはずです。

お手元の貯蓄を一度に投資しないで時間を分散して投資するのは、株式は価格の変動幅が大きいからです。

今の株価が高いか安いかは、誰にもわかりません。

コツコツと積み立てて一定額ずつ購入していくと、価格が高いときは少なく、価格が下がればたくさん購入できますので、平均購入単価を下げる効果が期待できます。

無理をしないでゆったりとしたリズムで投資を継続することが、リスクを小さくすることにつながります。

本業を通じて社会課題を解決し、より良い世の中づくりに欠かせない企業を丹念にリサーチして選定している、長期での投資に資する本格的なファンドを選ぶ手間さえ惜しまなければ、何も心配されることはありません。

時間を味方につけて、複利の威力で資産が加速的に増えていくでしょう。


2)住宅ローン控除もなくなり、一度大きな額を返済したいと考えていますが、どのくらいの額を手もとに残すのが妥当なのでしょうか

詳細な家計状況がわかりかねますので、あくまでも一般的な回答になってしまいますが、基本的には繰り上げ返済は当面なさらずに、今の支払いを続けていかれることをお勧めいたします。

確かに、繰り上げ返済を行うことで、少なくともその金額に対する利息分は節約することができます。

確実な「資産運用」であるとも言えますね。

しかし、ご相談者さまにはまだ小学生の子どもさんがいらっしゃいます。

すでに教育費などをそれなりに貯めておられるとのことではありますが、将来は何があるかわかりません。

万一教育資金が不足したときに教育ローンなどはありますが、個人の方の住宅ローンほど、長期固定の低金利で借り入れできるローンはありません。

ですから、少なくとも子どもさんの教育費がかかる間は、住宅ローンの返済を急がれずに、お手元にキャッシュを残されておくことをお勧めいたします。

また、住宅ローンとして(仮に)年2%で資金調達し、それを4%で運用できると考えれば、単純に差額の2%が儲かると考えることもできるかもしれませんね。

ローン控除というのは、あくまでもオマケのようなものに過ぎません。

繰り上げ返済の時期をローン控除終了時に合わせるというのは、あまり優先すべきことではありません。

お手元にキャッシュを残しておくことを、当面は優先してください。

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