老後に必要な金額と貯蓄計画

男性40代 kh34283さん 40代/男性 解決済み

現在30代で妻は専業主婦です。年収はおよそ600万円ほどで、毎月の貯蓄があまりできていません。ニュースなどでは老後資金は2000万円は必要だといわれていますが、貯められる自信がありません。今は子供が小さいので、まだまだお金がかかる時期ですし、二人目も欲しいと考えていますが、年金もあてにできない状況で将来が不安で仕方ありません。また、転職をしていることもあり退職金も満額もらえないことから個人年金保険に加入していますが、これも足りているのかどうかを詳しく聞いてみたいと考えています。前述のとおり将来のお金について、いまから準備していくことが必要だとは分かっているのですが、具体的にどれくらい必要で、毎月の貯蓄額はいくら必要なのか目安を知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。早速ですが、ご質問についてお伝えします。まず確かに先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、残念ながらこれで足りることは稀であり、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。これを60歳までの約24年で準備するなら一年あたり約167万円、月々14万円ほど貯金が必要になります。また老後資金を貯める際、多くの人が誤算に感じるのが「教育費」です。これは22年総額で1400万円ほど必要になります。平均すれば一年あたり約64万円、月々5万円ほど貯金が必要です。つまりあなた様の場合、現状のままでも教育費と老後資金で月19万円、2人目のお子様を望まれるなら月24万円ほど貯金が必要になります。これは一般的に、正社員の共働き夫婦でも簡単には貯金できない金額です。今後、住居購入なども考えておられるなら上乗せで貯金が必要ですから、尚更といえます。もし貯金が不十分なら、不十分なほどに教育費破産・老後破産の可能性が高まるのが実情です。厳しい部分もあるかもしれませんが、しっかり知っておきましょう。

続けて、お伝えします。個人年金に加入中とのことですが、残念ながら昨今の生命保険は極めて利率が低いため、節税効果は別にして、ほとんど貯金と変わらないはずです。このため、上記の老後資金準備には「資産運用」をおすすめします。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用できれば一年あたり約90万円、月々8万円ほどで60歳時に老後資金4000万円を準備できる計算です。そしてそれ以上に、できれば「奥様に就職してもらう」ことをおすすめします。上記の通り、あなた様に必要な貯金額は正社員の共働き夫婦でも簡単ではありませんから、奥様が専業主婦のままでは尚更です。なお、育児をしながらの仕事は、これはこれで厳しいことが多いので、できれば奥様には自宅にいながら「テレワーク」を前提に就職先を探してもらうと負担が少なくて済みます。並行的に、あなた様も家事育児を手伝うとともに「副業」などで、さらに年収を上げる努力をすることも大切です。ぜひまずは世帯年収を上げて、それを運用で増やす流れで、未来に備えていきましょう。

少し補足させて頂きます。どうしても老後資金準備が厳しそうな場合は、「定年後も働く」という方向性で備えるのも一つの手です。ただし、定年後も十分に働いて稼ぐには意欲だけでは足りず、独立できるほどの実力が必要なことも多いので、注意が必要といえます。また、あらゆる策を講じてもなお未来が厳しそうな場合は、残念ですが「家族計画を再考する」という選択肢も大切です。子育てにはどうしてもお金が必要ですから、夫婦の経済力を冷静に考えて判断しましょう。簡単にまとめると、あなた様の場合は未来を見据えれば総額5400~6800万円、月々19~24万円ほど貯金が必要です。これは奥様が専業主婦のままでは極めて厳しいので、できれば就職してもらい、それを投資してさらに増やしていくことをおすすめします。必要に応じて更なる対策も検討して、なるべく余裕を持って老後や未来を迎えられるよう備えていきましょう。

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