賃貸でも地震保険には入るべき？

ご質問ありがとうございます。おっしゃるとおり、賃貸住宅の場合、建物は入居者の所有ではないので、入居者が火災保険をかけるのは家財のみになります。地震保険は火災保険とセットで加入することになっているので、地震保険も必然的に家財にかけることになります。
耐震性のあるマンションであれば建物が倒壊することはないかもしれませんが、地震の揺れによって家具や電化製品が倒れて破損したり、地震が原因の火災によって焼失したりするリスクがあります。ちなみに地震が原因の火災は火災保険の対象外で、地震保険に加入していないと補償がありません。
なお地震保険の保険金額は火災保険金額の30%～50%で設定することになっていますので、仮に火災保険の家財保険金額が500万円であれば、地震保険金額は150万円～250万円で設定することになります。保険料率は所在する都道府県、建物の構造が耐火構造か非耐火構造かによって異なりますが、マンションであればほぼ耐火構造のはずです。また建物の免震・耐震性能や建築年によって割引が適用される場合もあります。
家財のみであれば保険料もそれほど高額にはならないはずなので、一度見積もりを依頼されてみてはいかがでしょうか。