貯金が難しい中、子どもの教育費はどう用意すべき?

女性40代 asmshさん 40代/女性 解決済み

コロナ前まで安定した職業についていましたが、経営不振により解雇となり子どもたちも学校の休校などがありなかなか以前のような仕事に就くことができず、在宅ワークを始めましたが、パートであることから安定した収入を得ることができず、子ども達は成長するにつれてお金がかかってくるため、なかなか貯金もできない状況です。また、仕事を始めるにしてもなかなか雇っていただける状況でもなく仕事にも就くことができません。これから、教育費にどんどんお金が必要になってきますが、どのように収入、貯金、教育にお金を動かしていったらいのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
60代後半    男性

東京都

2021/05/12

まずは、子どもの教育費についてどれだけ貯めたらいいかみていきましょう。
教育費は、各家庭の方針によって変わってきますが、子どもが幼稚園から大学まですべて国公立でも約1000万円、すべて私立に通わせれば2500万円以上になります。ちなみに、大学に進学すると、入学金と学費で私立文系で約730万円、私立理系(医学部、歯学部を除く)約827万円かかります。

教育費を貯めるのは、まずは目標金額、そしていっしょに目標年数を決めることです。
多くの家庭での目安は、高校まで公立、大学は私立として、大学進学時の18歳に合わせて貯めています。大学は私立を前提に、教育資金を貯めるのが良いでしょう。

最低ラインとして、子ども1人につき、まず300万円を貯めることを目標にしましょう。 逆に言うと、高校までは、習い事と塾を含めて、毎月の収入内でやりくりできる範囲で進路を選択するのが理想ということです。また、「高等学校等就業支援金制度」(高校授業料無償化、所得制限あり)も、その際には確認していきましょう。

なお、貯金が多いに越したことはありませんが、教育貯金のために家族旅行や習い事をあきらめた、という貯金貧乏になってしまってはせっかくの子育て期間がもったいないと思います。まずは最低ラインをクリアしましょう。また、親として学費の一部を用意しておけば、子どもにバイトをしてもらうなど、協力を得ることで何とかなるケースが多いと思われます。

ちなみに、日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査」によれば、「家庭からの給付のみで修学可能」という学生は、国立大学で54.1%、公立大学で51.7%、私立 大学で51.5%、学生のおよそ半数は「家庭からの給付のみでは修学は難しい」として、奨学金を受給したり、アルバイトをしながら大学に通っています。

1人300万円という貯蓄額の目標がわかったところで、一般的な0歳から18歳までの教育資金の金額、貯め方は次の通りです。
まず、市区町村からの中学卒業までに支給される児童手当(*)を全額貯めれば、子ども1人につき18歳までに約200万円貯まります。
(*)児童手当
3歳未満一律1万5000円、3歳以上小学校終了前1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生一律1万円、中学卒業までもらえる子育て支援の一つです。

児童手当のほかに貯めたい金額は、1人毎月0.5万円が目安です。 1人毎月0.5万円を貯金していれば、単純計算で18年間で108万円貯まります。「児童手当貯金」にプラスして、1人月0.5万円を貯金していれば「18歳までに300万円」の目標がクリアできる計算です。
なお、余裕があれば、「18歳までに400万円」を目標にしましょう。児童手当のほかに、1人月1万円となります。

結論として、
「現在、教育資金の貯金はいくらあるでしょうか」。また、「児童手当を教育資金として貯蓄していないのなら今からでも教育資金として貯蓄するとトータルいくらになるでしょうか」。その金額を把握し、「18歳までに最低1人300万円を貯めるのは、毎月いくら必要かを自身で算出(差額を計算)」し、今からでも1万円でも2万円でも貯めていくことをおすすめします。 

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