今、退職したほうが住宅ローン返済には有利なの?

男性50代 jsky010さん 50代/男性 解決済み

私は54歳バツイチ独身です。
私には25歳の息子がおり離れて暮らしております。
現在私が建てた実家に、母親と妹(こちらもバツイチ)と三人で暮らしております。

私は2年前まで転勤族でしたので、社宅住まいを繰り返しておりましたが、勤務地が実家近くになりましたので初めて自分が建てた(改築した)実家に入ることになりました。
住宅ローンは後1000万円くらい残っております。

そこでご相談です。
60歳まで仕事をしたとしても住宅ローンは年80万円の返済で6年480万円としても、500万円以上残ります。会社の状況はあまり芳しくなく6年後に退職金がどうなっているかも不明な状況です。ただ、今でしたら退職金は経営効率化により、住宅ローンに間に合うだけは出せるとのことです。
貯金もあまりありません。
私はどうしたらよいのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 お金の貯め方全般
40代前半    男性

全国

2021/05/15

ご質問の件について、「あくまでも詳細確認が必要」と前置きした上で、今、退職をすることは質問者様にとって得策とは言えないと判断致します。

1つ目の理由として、今、退職をして退職金をもらい、それを住宅ローンの返済原資に充てたとしても、年金をもらうまでの長い期間に渡って安定した収入が確保できていないことがあげられます。

2つ目の理由として、退職をすることによって、社会保険から外れることになるため、退職後は国民健康保険および国民年金を自ら納める必要が生じ、お金の収入と支出を考慮すると退職金をはじめとしたまとまった資金を徐々に取り崩さなければならない懸念が生じます。

また、将来受け取ることができる年金額も社会保険(厚生年金保険)から外れることによって少なくなることも理由の1つとしてあげられます。

このような理由から、退職をすることは避ける必要があると感じており、今から、定年退職を迎えた後に残る住宅ローンの返済原資を準備する対策を取っておくことが得策でしょう。

たとえば、定年退職後の住宅ローンの完済を目的として、つみたてNISAを活用した積立投資を今から始めるのも良いでしょう。

仮に、定年退職によって退職金が300万円以上もらえる見込みが立つのであれば、つみたてNISAで毎月33000円ずつ積立投資を行いますと、5年後に約224万円程度のまとまったお金を準備する期待が持てます。

これと退職金を合わせることによって、定年退職後に住宅ローンの返済に負われてしまう懸念は避けられるでしょう。

ただし、これから到来する老後生活なども考慮しますと、長期的にお金の面で困らないマネープランを立てておくことが望ましく、今から、住宅ローンの完済計画も含めて老後生活についても合わせてFPへご提案いただくのが得策だと思います。

目先の退職金と住宅ローンの返済だけに目がいってしまいますと、後々、また別の意味でお金に困窮する懸念が生じるため、冷静、かつ、合理的な判断が極めて重要です。

判断を間違えてしまうことで、後悔しても遅い場合が当然にあるため、重要な決断と分岐点に立たされている質問者様であるからこそ、専門家の協力を得た上で適切な判断と行動をなされることが安心を得られるのではないかと感じています。

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