2021/05/13

絶縁した義父母の介護について

女性30代 駒ちゃんさん 30代/女性 解決済み

東北地方に住む、40歳の男性です。
毒親の元で育てられ、親の営む家業を手伝っていましたが、度重なるモラハラに耐え切れなくなり、家を飛び出す形で実家とは連絡を絶ちました。
弟は大学卒業後東京で就職し、こちらに戻るつもりも、実家を継ぐつもりもないそうです。
親とは絶縁しましたが、弟は自分の境遇を理解してくれているので、今でも実家の状況など変化があった際は連絡をくれます。
相談したいのは、実家の相続についてです。
親は農家を営んでおり、田んぼと畑を所有していますが、自分は親からのモラハラ、パワハラに耐え切れなくなり逃げ出したため、後継者がいない状況です。
弟も継ぐつもりは一切ないとのこと。しかし、勇気が無いので親と絶縁まではできない。相談されたら東京からできる限りのサポートをすると伝えてあるとのこと。
このような場合、義父の所有する田んぼや畑はどのような形にするのが金銭的に私たち兄弟の負担にならずに済むのでしょうか。
なお、周りの土地も全て田んぼや畑に囲まれているため、宅地使用はできない土地のようです。
誰に相談したらいいのか、どんな方法があるのか全く分からない状況のため、大まかでも良いので道筋を示して頂けると幸いです。宜しくお願いいたします。

2 名の専門家が回答しています

小松 康之 コマツ ヤスユキ
分野 相続・介護
50代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/05/14

ご質問いただき、ありがとうございます。
もし、相続が発生して相続人に自分がなったら、相続開始から3ヶ月以内に相続放棄する旨を、家庭裁判所に申し出て承認されることで、相続に関係がなくなります。ただ、後始末の手続きは必要ですが。
なお、ここで相続開始とは、自分に相続が発生することを知ったときです。親が死んだ日時ではありません。
相続開始から3ヶ月の期間は意外と時間が短いのと、好きな時に行って承認してもらえるのではなく、家庭裁判所に申し出てから認められるまでに時間がかかりますので、相続の関係者と速やかに話し合う必要があります。
また、相続放棄は、相続が発生する前に行うことはできません。あくまで相続発生後です。注意してください。
そして、注意すべき点は、もし親が死亡保険金の受取人にご質問者様を指定していた場合、その保険金を受け取って使ってしまうと、相続放棄ができない場合があることです。そうならないように、注意を払いましょう。
相続では、遺産分割などで親族間でもめることが非常に多いので、弁護士や税理士などの専門家を交えて手続きすることをお勧めします。

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 相続・介護
60代後半    男性

全国

2021/05/16

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のFP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

確かに後続者がいない農地の対応が問題となっています。営農を継続しないと荒地となってしまい、雑草を駆除するだけでも人件費がかかってしまいます。もっとも簡単な方法は、相続発生後相続人間で協議をして分割しますが、周りの農家さんに借りて頂くという方法もあります。農地は農地法第3条で制限されており、農地を有効に利用することが目的となっており、農業以外の借主には貸すことが出来ません。また、各県で農業振興公社が農地中間管理機構として、貸し借りのマッチング対応をしてくれる所もあります。

更に、売却する方法もありますが、農地の売却にも農地法による制限がかかっていますし、専業農家も減少しておりスムーズに売却も進みません。農業法人のような大規模農家に売却する方法もありますが、営利企業としては、かなり低額な価格でしか売却は出来きません。一般の不動産会社では対応出来ませんから、農地の売買も仲介してくれる不動産会社を探さなければならないでしょう。

問題は相続税ですが、ご兄弟による相続の場合、相続税の基礎控除は4200万円です。ご実家や農地と現預金等が基礎控除内であれば、当然に相続税は発生しませんが、農地は固定資産評価とは違い、相続税としての資産鑑定がなされます。また、相続が開始されましたら、10か月以内に相続財産の協議書を作成し、税務署に相続税の申告をしなければなりません(相続税が0円でも必要)。更に、権利移転登記費用やその後の固定資産税が発生します。生前に出来れば相続の資産価値を把握しておき、相続税が発生するとすれば、納税資金を準備しておけば納税を慌てずに済みます(農地は納税猶予制度が認められています)。その後は、安価でも売却してしまえばよいでしょう。

どうしても、相続税を支払いたくない場合には、相続を知った時から3ヶ月以内に家庭裁判所に相続放棄の手続きをし、裁判所による申述が受理されれば、最初から相続人ではなかったことになりますから、一切の相続問題から解放されます。

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