繰り上げ返済をすべきかアドバイスをください

女性50代 Gemjamfrさん 50代/女性 解決済み

数年前に小さなワンルームアパートを購入しました。購入時、正直貯金はあまりないとはいえ、頭金をできるだけたくさん払えば月々の返済額や返済期間が短くなるだろうという考えでしたが、ある方から「万が一何かあった時に、そのアパートを手放すことになってもお金は残る」というアドバイスをもらいました。確かに貯金があまり多くない、年金もどれだけ期待できるか、という不安はあります。現在50歳、一応少額ながら年金型の保険に加入しています。今の目標は60歳までに住宅ローンを完済すること、(今の収入で大病や大けがなどしなければ可能です。)そしてとにかく国民年金とその年金型保険は全額払うことです。ただ今の月々の住宅ローン返済額の利率を見るとやはり1年にかなり利息を取られるなという感が否めません。そこでどのような考えで、もし可能な場合に月々の返済に加え、一時的な返済をしたらよいか判断材料が欲しいです。

2 名の専門家が回答しています

松山 智彦 マツヤマ トモヒコ
分野 お金の貯め方全般
60代前半    男性

茨城県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 静岡県

2021/05/22

 利息の高さを気にされているようですが、ローンの利息は、「時間を買う」という考え方があります。それは、ローンを組むことによって、ローンを組まない場合に比べて、住宅など欲しいものを、前倒しで取得することができ、ローンの利息はその前倒しした分の手数料ということです。

 繰上げ返済をご検討されているとのことですが、繰上げ返済は、利息負担の軽減効果があり、早い期間に実施する方が効果が高くなります。ただ、貯蓄等の資産運用の利率よりも低い借入利率であれば、繰上げ返済をしない方が有利です。なので、まずは、借入利率以上に貯蓄等の収益率(運用利率)になっているかどうかを確認しましょう。

 また、繰上げ返済する時の注意点として、繰上げ返済をすることで、手元に残る貯蓄額が少なくなって、アクシデント等で必要な資金が不足して借入するような事態になれば、本末転倒です。なので、手元に残す貯蓄額(目安は100万円あれば充分ですが、50万円程度は残したいところ)を決めておきましょう。

 個人年金にも加入されているとのことですが、それ以外の老後生活資金も確保したいところです。

 なお、現状の健康状態であれば、60歳までに返済が可能とのことなので、その返済計画もまずは、維持していただければと思います。ただ、可能であれば、アクシデントへの備え等は検討された方がよいかもしれません。

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 お金の貯め方全般
40代前半    男性

全国

2021/05/22

ご質問の件について、質問者様のこれからの目標が明確になっているため、その目標を無理なく実現するためのマネープランをFPなどの専門家を通じて立てていくことで今回の問題は解決できるものと考えます。

具体的には、60歳までに住宅ローンを完済したいとのことですので、現在から起算して10年後に住宅ローンの完済ができるようなマネープランと繰上返済計画の作成のほか、将来の老後資金についても懸念がありそうですので、こちらについても問題が生じないのかどうかが最優先で考えるべき課題になると言えそうです。

ちなみに、質問者様が質問を通じて知りたい繰上返済の判断材料についてですが、こちらにつきましては、実際の金額(債務状況)や現状確認をしなければどのようにお金を回していくのが望ましいのか判断をつけることは難しいと言い切ります。

加えて、住宅ローンの繰上返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」と呼ばれる種類の返済方法に大きく分けられるため、繰上返済の効果だけで判断するのではなく、将来的にお金がしっかりと回り、懸念が生じないためにはどちらを選択するべきなのかの判断も実際の金額(債務状況)や現状確認をしなければ明確な回答をすることはできません。

このような理由から、質問者様が抱えている疑問をしっかりと解決するためには、できる限り、FPのアドバイスや協力を得ながら繰上返済を実行されることが望ましいのではないかと感じます。

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