投資信託による資産運用について

男性40代 dobashikさん 40代/男性 解決済み

書籍や動画などを見ると、海外の投資信託がおすすめという情報があります。もし、投資信託で資産運用をする場合には、どれくらいのペースで貯蓄し投資していったらいいのでしょうか。月の収入の何割くらいを投資に回したらいいのか。また、老後は、どれくらいのペースで資産から利用に回していったらいいのでしょうか。85歳まで生きるとして、どのようなプランで、計画をしていったらいいのでしょうか。ちなみの自営業なので、パソコンが使える限りは、生涯働いていこうとは思っています。また、海外の投資信託では、どれくらいの利回りのものが一般的なのでしょうか。インデックスファンドを考えています。書籍などでは、アメリカのインデックスファンドを勧めていますが、他にもおすすめはありますでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問にある「海外の投資信託」というのは、海外の株式や債券を投資対象とした、日本国内で販売される投資信託(ファンド)のことだと思われます。
まず、「もし、投資信託で資産運用をする場合には」と仮定されていますが、そもそも普通の生活者の資産運用には投資信託の活用が最適です。まとまった資金がなくても少額から投資可能で、長期投資に資する本格的な投資信託を1本買っておけば、それだけでリスク分散ができてしまうからです。

私も20代のときから現時点で20年近く実践しており、もちろんこれからも同じリズムで継続します。
方法は簡単で、収入の1割の金額を目安に、毎月1回のペースで積み立て投資を行うだけです。
老後における資産の取り崩しペースは、一般的には「定額法」や「定率法」で1回あたりの取り崩し額を算出し、「毎月」などの一定のペースで現金化していくのが合理的だと言われます。例えば定額法なら「10万円ずつ」、定率法なら「資産残高の0.3%ずつ」などと設定します。実際そのような設定ができる金融機関のサービスもすでに出ています。
しかし、本当に合理的に考えるなら、お金が必要になったときに必要なだけ現金化し、残りはそのまま運用を継続して世の中の経済成長に乗せておけばよいのではないでしょうか。使わないお金まで運用をやめてしまう必要はありません。
「どのようなプランで」とのご質問ですが、生涯働きたいとの意欲がおありですので、生涯積み立て投資を行うつもりで、必要なときに必要なだけ現金化されればよいと思います。
ちなみに、「85歳まで生きるとして」とのことですが、プランを立てるならそもそも平均的な寿命を前提とすることに意味はなく、「人生100年時代」と言われるように、100歳程度まで長生きすることを想定しておくべきです。

最後に、ご相談者さまは書籍や動画などの断片的な情報から、すすめられるがままにインデックスファンドがよいと妄信してしまわれているようですが、本当にそう思われますか?
確かに、運用成績が良いアクティブファンドを事前に見抜くことは難しく、理論上はアクティブ運用全体の平均リターンがインデックス運用と似たものになるため、コストの差分だけインデックス運用のリターンが上回るとされます。
しかし、考えてみてください。インデックスファンドが儲かるからといって仮にみんなが同じ行動をとってインデックス運用をしてしまうと、価格は動かなくなって儲からなくなるでしょう。
それに、インデックスファンドは「指数」とできる限り同じ動きをするよう運用されるため、指数に採用されていれば、好感する企業にも嫌だと思う企業にも関係なくすべて投資することになってしまいます。
そもそも投資とは、「こんな世の中になってほしい」と自分の意思を思いっきり込めるもの。数字のみを追いかけた無機質なマネーゲームでは決してありません。それは、「投資」ではなく「投機」です。
ミサイルを造る企業、大量生産・大量消費を煽る環境にやさしくない企業に投資することをよしとするのか。インデックスファンドへの投資は、もしかすると戦争での破壊行為に加担することになっているのかもしれないということは、自覚しておくべきでしょう。

投資の目的は、財産づくりとより良い世の中づくりの両方を目指すことであるはずです。
本業を通じて社会課題を解決し、明るい未来をつくるために欠かせない企業を丹念にリサーチして投資先企業を選定している、長期での投資に資する本格的なアクティブファンドを選ぶ手間を惜しむべきではありません。
単に誰かが勧めているから、儲かりそうだからという理由だけで商品を選んでしまうと、うまくいかなかったときに高い期待が大きな後悔と失望に反転し、とても残念なことになるでしょう。

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