老後2000万円の貯金があれば生活できるのか

女性30代 moon26rightさん 30代/女性 解決済み

将来の老後のお金について、貯めている貯金だけで不安があります。そのため、貯金以外のお金の資産運用について大変関心があります。今現在のペースで貯金を進めていくと、60歳までには2000万円程は貯まるとは想定していますが、その金額だけで老後のお金は大丈夫だろうか心配しています。今、私自身が興味があるのが積み立てNISAです。積み立てNISAは年間40万円を20年間運用していくという管理であるというのは知りましたが、どのような投資銘柄を選べばよいのか非常に悩んでいます。

2 名の専門家が回答しています

小松 康之 コマツ ヤスユキ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/06/16

ご質問いただき、ありがとうございます。
2019年に出た老後2,000万円問題は、65歳の夫・60歳の妻の夫婦が、年金だけで暮らそうとすると仮定した場合、どのくらい不足があるのかをシミュレーションしたものです。ですから、スタートは65歳となります。
また、ここでは支出は26万円と仮定しておりますが、これでは生活はある程度節約をして暮らすことを想定しているようです。さらに、年金の額が2019年当時のままで受け取れ続けられることを前提にしており、実際と乖離があるように感じます。
ですから、60歳時に2,000万円の預金があれば大丈夫、という話ではないことに注意してください。
次に、積み立てNISAですが、これはどんな投資商品を買ってもいいわけではなく、商品が限られていて、その中から選ぶようになっております。
基本的には、インデックス連動型の投資信託が多いように見受けられます。私は、アメリカか全世界の株式連動型投資信託が、将来的には大きな財産を築けると考えております。なぜなら、過去からの傾向が右肩上がりであるからです。
今は、ネットで海外の株式なども買える時代です。配当の出る投資信託もありますので、そういうものを買って、配当を生活資金に回すことを考えてもいいのかな、と思います。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/17

老後2000万円問題の本データにある前提が、夫65歳・妻60歳の夫婦で年金以外に収入のないモデルケースで老後期間を30年間とした場合の数字です。
そのため、前提条件が変われば必要額も当然変化します。
65歳以降も収入を得るような生活の場合は2000万円もの資金が必要ないかも知れません。現役世代の収入によって年金受給額も大きく変わりますし、老後の生活スタイルによっても必要額は変わってしまいます。公的年金の繰り上げ・繰り下げ受給をすることによっても変わってきます。そのため、現段階で過度に不安に思う必要はないと考えます。

一方で老後の期間が長くなっています。そのため、多くの老後資産を準備することと同時に、資産寿命を延ばすことを考える必要があります。必要額を考えるより、資産寿命を延ばす方法を考えた方が有効と思います。
例えば、2000万円の資金があっても、運用せずに年間100万円ずつ使うと20年で資産は底をついてしまいます。一方、2000万円を年間3%で運用しながら年間100万円を取り崩すと、資産寿命は約32年まで延ばすことができます。取り崩し額を一定額でなく、資産額の一定率の額で取り崩すと資産寿命をさらに伸ばすことも可能です。
そのため、これからは老後にいくら必要か、と同時に、どのように運用して資産寿命を延ばすかを考えることが大切ではないでしょうか。

つみたてNISAについてですが、運用対象は金融庁が選定した投資信託に限定されています。コストが比較的低いインデックス型投資信託が多く見られます。この中から世界株式もしくは米国株式がベターです。長期的な見地で、世界経済にイノベーションを起こすような企業は米国に多く存在します。また、需要の面から見ると中国やインドの強大な人口は無視できません。株価上昇の源泉は企業の業績成長です。この点で、世界の株価は短期的に様々なイベントで暴落することがあっても長期的には右肩上がりとなります。
どうしても「株式」と聞くとリスクが大きいと思いがちですが、長期保有することでリスクを軽減することができます。

以上のことから「つみたてNISAを活用し、世界株式もしくは米国株式投資信託で運用を続けながら必要額を取り崩す方法」ができれば、「老後のためにいくら必要か」という不安は軽くなるのではないでしょうか。

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