2021/03/09

副業を持つべきか

女性30代 mimi05さん 30代/女性 解決済み

現在、大学院の博士課程に在籍しています。卒業後は、任期付の研究員として研究を続けながら、常勤のポストを目指したいと考えています。ただ、研究の世界の厳しさも十分承知しているので、何か副業を持ち、研究者以外の副収入を得つつ、研究者を続けていくべきか、あるいは本業である研究に全てを費やすべきか悩んでいます。よく周りからは、退路をなくした方が人は死に物狂いで努力する、他に保険があると人はそれに甘んじてしまう、とも言われます。キャリアの序盤に立つ人間(私の年齢は会社員としては新人という枠からは外れているかと存じますが、研究者としてはほぼスタートラインくらいの位置付けです)が、時間などのリソースを割いて保険をかけるべきか否かについて、ぜひFPの方から客観的な意見を伺いたいです。

1 名の専門家が回答しています

荒井 美亜 アライ ミア
分野 副業
40代後半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

こんにちは。ご質問、ありがとうございます。
私も大学院の修士課程までは行きましたが、博士課程にまで進む同期はみんな優秀で、非常に努力していたことを覚えています。

より正確な答えは、質問者様の専攻なさっている分野など、細かいことがわからないと差し上げかねるので、ここでは1つの考え方としてお話しさせてください。

博士課程ともなると、相当研究に時間を割かなくてはいけないと思います。
退路を絶って研究一筋で頑張っていらっしゃる方も相当いるはずです。
そういう現状を考えると、副業をしている暇などない、という意見も全く見当違いとは思えません。

しかし、私はあえて「研究者以外の副収入を得つつ、研究者を続けていく」ほうを提案したいと思います。
理由は次の2つです。

1)研究者には「伝える力」が必要だと思うから

大学院の博士課程まで行き、学問を究めようとする人であれば、その中で得てきた知識や見識を社会に還元し、社会問題の解決につなげることは十分に可能だと私は考えています。そして、研究者の使命も、最終的にはそこに行きつくと私は考えています。

しかし、そのときに必要になるのが「様々な立場の人のことを考え、相手に分かってもらえるように伝える力」です。
その伝える力を養うことは、やはり、研究の現場以外で人とかかわる機会がないと、なかなか難しいかもしれません。
研究が忙しくなると、大学と自宅の往復になってしまうこともザラでしょう。
だからこそ、別に副業でなくてもいいのですが「自分と違う立場の人とかかわる場」は積極的に設けていただきたく思います。

2)収入を得る道があることが、セーフティネットにもなるから

今、博士課程に在学なさっているなら体感できるかもしれませんが「優秀だから研究者として重用される」とは限らないのが現実だと思います。
ある意味、結婚や就職と同じで「ご縁とタイミング」という部分もあるかもしれません。
質問者様がどんなに研究で努力をなさったとしても、残念ながらポストを得られないことは十分に考えられます。
しかし、その時に収入を得る道があるか、ある程度の蓄えがあるかで、とらえ方が変わってくるはずです。

以前、九州のとある大学でいわゆる「オーバードクター」だった男性が、自身が在籍していた大学の研究室に放火し、焼身自殺を図るという衝撃的な事件が起きました。
男性は非常勤講師として勤務していたものの、経済的に困窮しつづけ不安を感じていたとのことです。
もしかしたら、この男性に何か収入を得る道があったら、こんな痛ましい事件を起こさなくて済んだでしょう。
つまり、収入を得る道があることが、セーフティネットになると私は思います。

万が一、研究の分野でポストを得られなかったとしても、専門分野を活かしてライター活動をしたり、プロボノ活動をしたりなど、いくらでも自身が志した学問を活かしていく道はあるはずです。
でも、死んでしまってはどうしようもありません。

一口に副業といっても、今は大学院生を積極的に受け入れる有給インターンなど、研究活動と両立できるものもたくさんあります。
自分にはどんな副業があっているのか考えながら、取り組んでみてください。

あくまで、ここで私が書いたのは1つの意見に過ぎません。
様々な方の意見を参考にし「自分にとってはどうするのが一番幸せか」を考えていただければと思います。

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