この10年間で国内でのノーリスク・安定運用の選択肢はほぼ無くなったと言えます。
従って、リスクの度合いを考慮しながら運用をするか、あるいは運用をせず、就労で収入を図るという選択になります。
① 株式で安定運用を目指す場合は、配当利回りの高い銘柄(3~5%)でPBRが低くかつ業績の安定した銘柄かと思われます。配当利回り上位150社をリストしてPBR、出来高などで検索する方法があります。
・FX 老後資金としては決してお薦めできませんが、投資運用経験があるのであれば、10万円程度で試してみることは良いかもしれません。決して深入りしないことではないでしょうか。
② 国内国外公社債
国内公社債で運用利回りが期待できるものはほぼ無いと言えます。あるのは「仕組み債」と呼ばれる「日経平均リンク債」などです。1%以上の運用利回りになりますが、リンク指標(日経平均等)が30~40%下落すると大幅な元本割れとなります。リンク指標が下落時に大きなストレスになりますので、全体の10%以上はお薦めできません。
・海外債券
海外各国の国債では3~5%の利回り債は結構あります。オーストラリア、北欧など。ただリスクは為替変動であり、大幅な円高になると3~5%の利息分は一瞬で吹き飛ぶリスクを考慮する必要があります。
③ 投資信託
投資信託は基本的にリスク資産であり、内外の株式・債券・REITを集めたものです。日本の金融機関特有の元本分配の悪習は無くなりましたが、重複した手数料・運用報酬がネックと言えるでしょう。海外債券・株式を組み込んだバランス型で手数料・運用コスト低い銘柄が狙い目でしょう。
④ REIT個別銘柄
JREITの個別銘柄が株式市場で買えますので、高利回りの上、保有不動産が目論見書で分かりますから面白いかもしれません。
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