不動産投資用に購入したワンルームマンションをどう手放すか

男性30代 SSDEさん 30代/男性 解決済み

数年前に都心のワンルームマンションを年金目的に購入した。契約時はローンが支払い終えればマンションは自分のものになり、年金対策となるとのことで熟慮せず購入したが収支が問題になり損切りのため手放すことを考えている。事前に説明されたプランでは、月々の収支は数千年のマイナスだった。しかし、1年ほど経過して収支を見直してみると税金などでマイナス分が増え、年間で数十万程度のマイナスの状態が続いている。ローンは35年あるので、このままマイナスが増えると考えると精神衛生上良くない。そもそも、投資目的で購入して月々に損出がでているようではまともな投資とはいえない。とりあえず、今は早めに気づけたことに感謝して出口戦略を考えている。

2 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 不動産投資・賃貸経営
50代前半    男性

全国

2021/06/12

素晴らしいことですね。

業者に年金対策になると促されて熟慮することなく購入したものの、赤字の垂れ流しとなっていて不安な日々を送っている投資用マンションの所有者は、なにもご相談者さまだけではありません。

むしろ、それが当たり前の現状です。

にもかかわらず、せっかく大きなお金を投資したばかりにいつになっても損切りできない人は、決して少なくありません。

その点でご相談者さまの勇敢さには、頭が下がります。

しかも、早めに気付けたことに感謝までなさっているとのこと。

その謙虚なお気持ちがあれば、これからも生涯お金のことでご苦労されることはないのではないでしょうか。

ぜひ少しでも早く、損切りして止血し、健康を取り戻してください。

ただ、次に購入される方は、ババ抜きの「ババ」を引き当ててしまうことになります。

できる限り高く売り抜けようと欲張るのではなく、確実に売れそうな控えめな価格で売却されることを、お勧めいたします。

賢明なご相談者さまなら、そんなことを言われなくてもすでにご理解されているものとお察しいたしますが。

小島 孝治 コジマ コウジ
分野 不動産投資・賃貸経営
50代前半    男性

全国

2021/06/15

お気持ちとても分かります。典型的な不動産営業によるポジショントークを鵜呑みにされての決断となったようですね。ただとても良いタイミングで身をもって経験できた、という意味では以後の人生に大きく生きるのではないでしょうか。
セールス側は(売るために)メリットを強調しデメリットは余り積極的には伝えてくれません。不動産投資の場合表面利回り(理論上の利回り)で高い数字に目がいきがちですが、実際の利回りや税金を含めて考えると本当に当初想定していたメリットがあるのかどうかはある程度事前に分かります。また年数がたてば修繕や様々トラブルが増えてきますし、思わぬリスクも出てくるのですが、これらもほぼ予測はできるようになります。火災や事故物件になるなどのレアなリスクもありますが、たいていは経年による修繕費の増加などにより、維持費は上がるのに収入(賃料)は下がるという典型パターンです。

こういった特徴を肌で感じつつ、今後のもっと大きな決断へは活かせるのではと思います。また直接費として赤字であったとしても、住宅ローン減税などによる恩恵なども加味して最終的な今後10年の見通しをシミュレーションされるとより浮き彫りになってくるのではないでしょうか。

今回の決断が失敗かどうかはまだ結論は出ていないと思います。市場状況によっては今後好転することはあり得ますし、実際にローン返済が終わると年金として生活の安定度は上がります。特にアフターコロナにおいてインフレを(スタグフレーションをも)視野に入れると、不動産投資はインフレリスクのヘッジにもなります(金利が固定か変動かでも異なりますが)。ただワンルームマンションは昨今のニーズ低下(学生が実家暮らし傾向に)も考慮すると一概には判断できません。不動産は個別性が高いので当該物件の特徴や環境などを総合的に考慮して、今後持ち続けるか売却を急ぐかも、ご自身でしか判断はできないと思います。
相続まで視野に入れればまた違ったメリットも出てきますが、まだ若いのでそこまでは実感がわかないですよね。
ただこういった一連のことを勉強できることを考えると、多少の損失が出たとしても納得いく部分が出てくるかも知れません。健闘を祈ります。

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