実際に資産運用を始めるにはどのくらいの資産が必要?

女性40代 hyoukai76さん 40代/女性 解決済み

最近は資産運用をしないとお金が増えないという話をよく聞きます。ですが、実際に資産運用をしようと思ってもどういう風に始めたら良いか分からないです。特にきになるのが資産運用をやるにしても安定してお金を増やすにはそれなりに余剰資金がないといけないと思う点です。最近は少ない資金でも株に投資できるとか聞くのですが、それで実際に投資ができたとしてどれだけお金が増えるのかと素人ながらに思います。実際に資産運用で安定してお金を増やすにはそれなりに大きな金額を動かす必要があると思うのですが、どのくらいの資金があれば良いのでしょうか。その金額を教えて欲しいと思います。大体どのくらいの資金があったら株に投資をしても良いのでしょうか。

2 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 その他資産運用
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/06/17

hyoukai76様、ご質問ありがとうございます

ご質問のように、資産運用を行う時に、ある程度、資金が貯まってから始めようと思われる方も多くおられます。

ただ私は資産運用は、資を産む運用だと感じています。

資産運用は時間がかかるものですので、少額でも早く始める事が肝心です。

運用による実質利回りは、金額の大小に関係ないので、投資できる額が少なくても、運用効率は同じになります。

また投資を考えた時に、日本では株に投資するというイメージを持たれる方も多いのですが、投資は「分散」「長期」「継続」が大切で、分散を考えると少額からできる投資信託が最適だと思います。

資産運用は勿論、生活費などに必要なお金を使ってしまうと、下落した時に困ってしまいますが、本来は、将来、使う目的のための運用となります。

資産運用ではリスクという事を意識されますが、リスクは振れ幅の事で、想定された利回りからの振れ幅(不確実性)となります。

ですので、投資を始めて短期間では、投資元本を下回ることはありますが、長期で運用を行っていくと、マイナスになる可能性は低くなっていきますし、利益が利益を呼ぶ状態になる可能性も高くなります。

是非、投資の基本を理解して、間違っていない資産運用を始めましょう。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 その他資産運用
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/17

まず、資産運用と資産形成は「似て非なる」行為です。
老後のため、子供の養育費のために資金を貯める行為は資産形成であって資産運用ではありません。そして、資産形成を始めるのに必要なのはまとまった余剰資金ではなく、まとまった時間(長期間)です。そのため、少しでも早く始めることが大きなメリットになります。

近年、老後2000万円問題を機に運用を考える人が増えていますが、この2000万円問題のきっかけとなった金融庁に提出された報告書に2000万円という言葉は2回しか出てきません。一方で長期・積立・分散という言葉は21回登場しています。2000万円問題という言葉はマスコミが作ったようなもので、長期・積立・分散投資による私的年金の重要性を問うた内容です。ここに出てくる長期・積立・分散こそが資産形成の根幹になります。
長期・積立・分散投資は10年・20年といった長期に渡って、積立運用で資産を形成する手法です。分散は資産分散と時間分散の意味があり、資産分散は株・債券・不動産といった資産を分散する意味と捉えられがちですが、国や地域、株式であれば業種などの意味で使われることが増えています。個人的にも長期・積立・分散投資で資産形成を行い、その後は資産寿命を延ばすために取崩運用をするのであれば債券などに振り分けず、株式投資信託のみの運用で十分と考えています。
債券投資と株式投資と聞くと「株式投資の方がリスクが高い」と思われがちです。確かに1年など短期間であればその通りですが、保有期間が20年以上の長期になるとインフレ率を考慮した実質リスクでは株式投資より債券投資の方がリスクが高くなります(このデータは米国を中心とした世界株式であって、日本株には当てはまりません。日本は長くデフレ状態で現在もディスインフレ状態だからです。今後、日本もインフレ率が上昇すれば米国と同じ結果になると考えられます)。

従って資産形成で必要なものは資金ではなく時間になると考えます。

と同時に重要なことはゴールを決めることです。これは資産運用・資産形成のいずれにも当てはまります。
ゴールとは簡単に言うとお金を増やす目的・目標です。漠然と増やすということであれば誘惑に負けて一部引き出しや解約してしまうことも想定されます。ゴールが決まると計算・逆算によってやるべきことが見えてきます。「いくらの資金が必要」という質問もゴールがはっきりすれば解決されますし、元々このような質問は起きません(この部分に関しては、仕方ない面があります。日本において金融教育はタブーとされていたため、このような考えを持った人は少ないからです。事実、FPである私もこの事実が想像以上に重要だと気づいたのは数年前のことです、恥ずかしい話ですが・・・)。

ブラックマンデー、ITバブル崩壊、リーマン・ショック、近いところではコロナ・ショックを経験しても株式が最良の投資対象だと思います。分散投資を考慮するのであれば世界株式や米国株式投資信託がベターな選択肢だと思います。少額でもスタートすることが将来の大きな一歩になると思います。

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