低リスクで資産運用ができる方法

男性50代 ごんべえさん 50代/男性 解決済み

昨年会社を退職し、一人起業しました。
蓄えはそれなりにありますが、事業が軌道に乗るまでは収入がほぼゼロの状態です。
起業に際しての借入等はなく、今後も事業にかかる固定費はごく少額の見通しです。
そのような状況なので、仮に事業がうまくいかなかったとしても、いきなり全財産を失うようなシビアな状況ではありませんが、できることなら資産をなるべく減らさずに、もっといえば資産運用で増やすことができないかと考えています。
ただ、今まで投資など考えたこともない普通のサラリーマンで、全くその方面の知識がありません。
ハイリスクで大きく儲けようという気は(元手も)ありません。今の銀行金利では預金しても利息なんて知れているので、それよりはマシ程度でいいのですが、何か良い方法はありますでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 その他資産運用
60代後半    男性

東京都

2021/06/20

まずは、全くリスクが伴わない資産運用をみていきましょう。
元金保証の金融商品ということで、次の3つが考えられます。
なお、リターンはかなり少なくなります。また、③iDeCoは、60歳まで引き出せません。

①ネット銀行を活用する
2021年5月現在、メガバンクの普通預金の金利は年0.001%、定期預金の金利は年0.002%です。100万円を1年間預けても税引き後利息は普通預金で7円、定期預金で15円です。しかし、ちなみに、ネット専業の某銀行の定期預金の「1年もの」の金利は年0.12%(なんと60倍~120倍の金利)。1年後の税引き後の利息は956円です。その他、3年ものの定期預金金利は、0.20%、5年もので0.23%となっています。また、定期預金の優遇キャンペーンなどが行われているネット銀行もあります。なお、満期を迎える前に解約することは可能です。

②個人向け国債を購入する
銀行や証券会社の窓口で購入できる「個人向け国債」は、1万円からという手軽さに加え、国が発行しており、事実上元本割れしない安心感があります。
個人向け国債は、0.05%の最低金利保証があります。個人向け国債は、金利タイプと期間によって「固定3年」、「固定5年」と「変動10年」がありますが、低金利水準の現在では、今後の金利上昇局面に期待が持てるので「変動10年」が注目されています。なお、発行から1年経過以降に解約できます。

③定期預金積み立てで「iDeCo」を活用する
iDeCoは、積み立てるお金の運用先を自分で選んで、60歳以降に受け取る「じぶん年金」です。
最大の特徴は「節税メリット」にあります。掛金は全額控除となって毎年、所得税と住民税が軽減されます。そのうえ、運用益が非課税で、受け取りの際にも税制優遇があります
iDeCoには、投資信託(リスクあり)などで積み立てるイメージがあるかもしれませんが、運用先としては「定期預金」も選べるのです。資産を守ることを優先したい人はiDeCoで積立型の定期預金を選んで、元本割れリスクを避けながら(但し、手数料については要確認願います)、節税メリットを享受する手があります。

(例)40歳の会社員(課税所得195万円未満)が勤め先を退職する65歳までの25年間、毎月2万円ずつ計240万円を積み立てた場合

掛け金が毎年所得控除となって年末調整で還付される上に、翌年の住民税も安くなります。所得税(5%)と住民税(10%)の合計15%分、年間3万6000円分(=年間掛け金24万×15%)の節税効果があります。これを25年間続けるだけで、90万円の節税効果になります。ちなみに、定期預金の利息は、年利0.002%、25年で、1495円です。なお、最大のデメリットは、一度始めたら60歳まで引き出せません。

次に 、リスクはありますが、おすすめするのは④「つみたてNISA」(積み立てしかできません)です。運用益が非課税で、いつでも引き出しができます。対象商品は、金融庁が定めた「手数料の安いもの」に限られます。買う時の購入手数料は無料、持っている間にずっとかかる信託報酬も控えめなものがそろっています。投資初心者で、どのような組み合わせをしたらいいのか悩むという人は、インデックス投資信託のうち、バランス型に投資するのも良いでしょう。

まずは、ネット上から、ネット証券会社に専用口座を開き、少額から投資(③「iDeCo」は月5000円から、④「つみたてNISA」は月100円から投資可能)をしてみたらいかがでしょうか。実践することで、自然と、投資能力が磨かれます。習うより慣れろです。慣れてきたら、徐々に、リスクとリターンの高い商品に変えたり、金額をアップしていけば良いでしょう。自分に合った投資方法が、必ずみつかると思います。

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