個人授業主として学生の間に多く稼いでしまった時の税金関係

男性20代 海苔さん 20代/男性 解決済み

扶養に入っているため、アルバイト等であれば様々な控除を受けることができるがインターネットなどを利用して個人で稼いだときに、どれだけ稼いだらどれだけの税金がとられるのかということや、親権者にどれだけの税金がかかるのかということを知りたい。
YouTubeやブログでのアフィリエイトに加えアルバイトでも収益を得ている場合どのようなことに気をつけ、確定申告等はいつどこですれば良いのかということを知りたい。
また、どの範囲までが経費として換算されてどこからが課税対象なのかということ。その際どのような申請が必要なのかということも知りたい。税金の支払いを忘れてしまったり、遅れてしまった時(脱税をしてしまった時)はどのように対応すれば良いのかを知りたい。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/06/18

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。


Q.インターネットなどを利用して個人で稼いだときに、どれだけ稼いだらどれだけの税金がとられるのか

A.上記の質問を解決するには、税金計算の仕組上、質問者様が、その年の1月1日から12月31日までの1年間で、どのような収入(所得の種類)があったのかを確認する必要があります。

たとえば、アルバイトをしたことによる給与収入とネットで副収入を得た場合、税金計算上、給与所得と雑所得があったと考えられ、これらがいくらなのかを知る必要があるという意味です。

これらが正確にわからなければ、どの程度、税金がかかるのか、そもそも税金がかからないのかを判断することはできないという部分をご理解いただく必要があります。

そのため、1年間の見込金額を提示した上で、専門家から税金がかかるのか、かからないのかを判断をしてもらうのが最も早くて確実でしょう。


Q.親権者にどれだけの税金がかかるのかということを知りたい

A.上記の質問を解決するには、税金計算の仕組上、質問者様を扶養控除の対象にしている人(父親または母親)の収入状況を源泉徴収票または確定申告書で確認する必要があります。

源泉徴収票または確定申告書の金額を確認できますと、扶養控除から外れた場合の税負担金額がいくら増加することになるのか、容易に判断することが可能となります。


Q.YouTubeやブログでのアフィリエイトに加えアルバイトでも収益を得ている場合どのようなことに気をつけ、確定申告等はいつどこですれば良いのか

A.上記の場合、アルバイトをしたことによる給与収入は、給与所得となり、YouTubeやブログでのアフィリエイト収入は、雑所得となります。

税金計算の仕組上、質問者様が、その年の1月1日から12月31日までの1年間で、この給与所得と雑所得がいくらだったのか?によって、確定申告が必要なのか不要なのかの判断が変わります。

今回の場合、YouTubeやブログでのアフィリエイト収入(所得)が1年間で20万円を超えた場合は確定申告が必要、超えなかった場合は、確定申告が不要となります。

仮に、確定申告が必要な場合、所得税の確定申告期間中に確定申告書を作成して、税務署へ提出することになります。

なお、所得税の確定申告期間は、原則として翌年2月16日から3月15日までとなっており、たとえば、令和3年度の所得税の確定申告期間は、原則として「令和4年2月16日から令和4年3月15日まで」といったイメージです。


Q.どの範囲までが経費として換算されてどこからが課税対象なのかということ。その際どのような申請が必要なのか

A.YouTubeやブログでのアフィリエイト収入における必要経費としては、通信費(インターネット)がまずもってあげられ、それ以外の必要経費については、実態を精査・確認する必要があります。

なお、必要経費算入にあたり、申請手続きというものはなく、ご自身が作成する所得税の確定申告書へ収入と必要経費を記載することで足ります。


Q.税金の支払いを忘れてしまったり、遅れてしまった時(脱税をしてしまった時)はどのように対応すれば良いのか

A.所得税の確定申告書を作成し、税金計算の結果、納めるべき所得税が生じた時は、先に回答をした所得税の確定申告期間(原則として翌年2月16日から3月15日まで)に、所得税を納付する必要があります。

そのため、上記をご理解いただいた上で失念しないように心がけていただくことで足りるでしょう。

なお、脱税とは、意図的・故意に税金を減らして納税を免れる行為を言い、遅れてしまったことが脱税になるわけではありません。

たとえば、YouTubeやブログでのアフィリエイト収入(所得)が年間で100万円あったのにも関わらず、収入がなかったものとして確定申告をしなかったり、年間収入が50万円として、故意に収入を減少させて確定申告をしたりすることが脱税行為になるとご理解ください。

最後に、正しく確定申告をした結果、税法の解釈が誤っていたり、税金計算が誤っていたりしたことによって、少なく税金を納めた場合は、脱税にはあたらないため、とにかく誠実に確定申告を行うことがまずもって重要になることは言うまでもありません。

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