年金だけに頼らない老後の生活費の捻出方法

男性40代 asteraさん 40代/男性 解決済み

これまでは会社員として厚生年金に加入しておりましたが、現在、農業とフリーランスの複業で仕事をしており、老後の年金が不安です。厚生年金でも国民年金でもどちらにしても老後の年金に不安があり、生活費をどのように賄えばよいかアドバイスが有ればお願いしたいです。

3 名の専門家が回答しています

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/06/22

astera様、ご質問ありがとうございます

現在は国民年金に加入されていると思いますが、20歳から60歳までの40年間、年金保険料を納付されていると老齢基礎年金の満額を受け取ることが出来ます。その上乗せで厚生年金の加入期間や給与額に応じて、老齢厚生年金が受け取れることになります。

今後60歳まで国民年金だけに加入した場合は、ご心配されている様に公的年金だけで生活は難しいかも分かりませんね。ただ国民年金も65歳まで納付を続けることも出来ますし、付加年金を払っていく事も出来ます。

また公的な保障だけではなく、自助努力で年金の不足分を準備するには、iDeCoやNISAという税制優遇制度を使って、資産形成をする事も考えられます。

現在の農業やフリーランスの仕事が60歳以降も出来るのであれば、年金を受け取りながら働く事も出来ます。

今後の生活費などが不安であれば、今後のライフプランシミュレーションを行いながら、見える化をされる事も良いと思います。

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

全国

2021/06/22

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

確かに、自営業者の方は、厚生年金がありませんから、満額支給される老齢基礎年金と、会社員時代に加入されていた厚生年金を、報酬により支払っていた保険料に基づく、老齢厚生年金を合算した金額しか受給出来きません。従いまして、年金額を増やすためには、少額ですが、付加年金であれば、毎月の掛金が400円を負担し、20年間納めれば、年間で4.8万円増やすことが可能です。少額ながら、96千円の元手で、生涯4.8万円の受給が可能になるのであれば、この低金利の時代にはお得な話です。

更に個人年金として、国民年金基金やiDeCo(確定拠出年金)がありますが、毎月の掛金は6.8万円が限度であり、老齢年金と同様に65歳から受け取る方法と、様々な受取方法を選択することが可能となっています。また、iDeCoは、税制優遇を受けることも可能であり、選択した金融商品からの運用益については、税制優遇を受けることも可能です。反対にリスクを取る必要もありますから、リスクを一切取りたくないということであれば、国民年金基金を選択すべきでしょう。

最後に、農家であれば、iDeCoと小規模企業共済と農業者年金のどちらかを選択することも可能です。

小規模企業共済は、農家の退職金みたいなものですが、掛金すべてが所得控除となるメリットがあります。共済金の種類はいくつかありますが、65歳で農業を廃業(引退)なされないのであれば、共済金Bとして老齢給付を受けることが出来ます(但し、65歳以上で180ヵ月以上の掛金を払い込んだ人)。

農業者年金は、年間60日以上農業に従事する60歳未満の方が加入できる確定拠出年金制度です。保険料は2万円から6.7万円であり、年金は終身受給することが可能です。当然に保険料は全額社会保険控除の対象であり、受給する年金にも公的年金等控除が適用されます。

農家であっても、老後資金を備えることは選択できますが、会社員の時のように、厚生年金を企業が折半し負担してくれるわけではありませんから、保険料の負担が厳しければ、就農によって老齢年金の受給を繰り下げ、毎月0.7%を増加させることによっても、60歳で退職された会社員と同様な年金を70歳以降で受給することも可能です。

古戸 賢一 フルト ケンイチ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

全国

2021/06/22

astera様

ご質問ありがとうございます。FPオフィス ピーエス・アセットの古戸と申します。

多くの方が年金に不安を感じています。実際に公的年金だけで理想の人生を送れる方は少ないというのが実感です。 
 
大切なことは、どのくらいの不足があるのかを確認することです。それをしなければ、不安が不安を呼ぶ負のスパイラルに入ります。そこで重宝するのがライフプランというものです。
 
ライフプランとは人生の設計図のようなものです。これを作ることによって、将来どのくらいの不足が生じるのかがわかります。わかれば準備をしていくだけとなります。

40代であれば時間は十分残されていますので、1日も早く行動されることをおすすめします。

老後の生活を賄うには、公的年金をベースに現役世代に働いて蓄える、または投資などでお金を蓄えながら増やしていき、働けなくなってからは預貯金を切り崩していくという方法が一般的です。
 
ご参考になれば幸いです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

老後に準備するべきお金について知識がなく困っています

小中学生の子供を持つ40代の夫婦です。現在、子供達の学費などにお金がかかるため、自分たちの老後の資金についてはなかなか考えることができない状況にあります。主人は公務員で、私は週2日のパートをしています。このまま定年まで働き続ければ主人は退職金を得ることができそうですが、私はパートであるため退職金もなく今後何があるかわからないため、一応夫婦で個人年金には加入しています。最近、親族が老人ホームに入居し介護を必要とするようになりました。お子さんもおられなかったため、代わりに入居にかかる手続きや通院・介護等の手配のサポートをしたのですが、その際、老後にかなりお金がかかることを知り、自分の将来が不安になってしまいました。将来、子供達に迷惑をかけず自分達で安心して老後を過ごすためには、個人年金の他にも保険等に加入をして準備をした方が良いのでしょか?また、今は子供の体調等で週2日のパート勤務の私ですが、老後のためには正社員になるなど自分の働き方も変えた方が良いのでしょうか?子供はまだまだ高校・大学と教育費がかかる中、どのように老後の資金工面していくべきなのか知識がなく不安だけが募っています。子供の学費がまだまだかかる子育て世代が上手く老後資金を作っていく良い方法はないでしょうか?

女性40代前半 pochi38さん 40代前半/女性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

離婚した場合の老後のお金について

第二の人生を有意義に過ごすため、離婚を考えています。ただ、離婚した場合、お金についてどのような分担になるのか気になっています。例えば、退職する前に離婚が成立した場合、退職金の一部を相手に払わなければならないのかとか、年金の取り分などです。退職する前に別れた方がいいのか、はたまた退職後に別れた方がいいのか、年金受給前に別れた方がいいのか、どの時期に別れた方がよいのかなやみます。正直、家事も大してやっていない現状があり、1円のお金も渡したくないとあいうのが考えにあります。ただ、痛みを伴わない離婚はないと考えますので、少しでも軽症で済めばと思います。また、これとは別に老後におけるお金の使い方についても学んでおく必要があると考えます。ただでさえ年金が減るのに、うまくやりくりするすべを知りたいなと思っております。

男性50代前半 ごいすさん 50代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

定年後の収入が減り老後が不安でたまりません

私は今年62才になります。仕事は再雇用制度で働いています。定年後の収入が減ったためギリギリの生活を送っています。子供は高校生でまだまだ今からお金がかかり退職金をとりくずしながら生活しています。これから先の老後が心配です。お金の管理はどうしたらいいでしょうか。

男性60代前半 hagさん 60代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

生涯お金に困らずに安心して暮らせるか

最近も高齢化率がどんどんと高くなっていますが、自分が定年する頃にはさらに高齢者の割合が高くなっていることが感がられるので、将来お金に困らずに暮らしていくことが出来るか不安を感じています。国民年金、厚生年金もきちんともらえるのか分からない状況であり、個人年金にも追加で加入しています。また、なるべく現金で貯金をするようにしており、徐々に貯金残高も多くなっていますが、不安は消えることはないです。しかし、最近の世の中を見ていると少し先の事も予測できないことが多く、インフレなどによってお金の価値が落ちてしまうことも心配です。老後に安心して生活ができるように、今の段階で準備しておくべき資産にはどのようなものがあるでしょうか。

男性40代前半 nyannkurouさん 40代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

老後資金2000万円と言われていますが内訳が知りたいです。

少し前に老後資金2000万円というニュースが話題になりましたが、内訳はどのようになっているのでしょうか。現在未婚で、子供もいなくて年収は大体280万円程度です。月々に出来る範囲で貯金をしていますが、老後の資金を貯められるかが不安です。このままずっと未婚だった場合、結婚した場合、病気になった場合など、それぞれの状況の違いで老後に必要な資金も変わってくるのでしょうか。2000万円という金額は最低限のレベルということでしょうか。また、老後にもらえる年金の受給額も含まれての金額なのか、年金とは別に2000万円が必要なのかどうかも気になります。内訳などを教えてもらえると参考に出来るのでとても嬉しいです。

女性40代前半 michiko0257さん 40代前半/女性 解決済み
水上 克朗 1名が回答