賢くお金を貯める方法、少ない収入でも上手くやり繰りする方法

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まず先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には少なくとも3000万円程度は必要です。仮に60歳まで20年ほど準備時間があるとすれば一年あたり150万円、月13万円ほど貯金が必要になります。また仮にお子様がいるなら、教育費は22年総額平均で1400万円ほど必要です。逆に子供がいないなら、老後は老々介護・独居老人ですから、介護費用（目安は1人500～1000万円）も準備しておきたいといえます。まずは基本として、今後の必要なお金についてしっかり意識しておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず病気で働けなくなった際には、「生命保険や損害保険（所得補償保険など）」で備えることが可能です。ただ一方、上記の通りあなた様の場合は少なくとも老後資金として月13万円ほど貯金が必要といえます。これはほとんどの場合、節約だけでは対処しきれず、どうしても「相応の年収アップ」が必要です。改めて保険にも加入するなら尚更といえます。なお、老後資金が足りなければ老後も働く必要があるものの、ただ働けば大丈夫とは言えず、不足額によっては働いてもなお老後破産してしまうことも少なくないのが実情です。まずは節約とともに、転職などを筆頭に年収を上げることを考えていきましょう。

少し補足させて頂きます。おっしゃる通り、ひとまず「副業」を始めるのも大切です。一般的な副業は、せいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、月5万円を節約するよりはるかに簡単なことが多いといえます。また同じく、運用もおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、仮に5％運用を狙えば一年あたり約91万円、月8万円ほどで20年後に3000万円を準備できる計算になります。最近では月1万円未満でも運用できますから、まずは少し試してみるのも良いかもしれません。いずれにしても、年収が低く貯金も乏しいままでは些細なことで家計破綻します。節約には限度がありますから、ぜひライフプランを意識して、必要なだけ年収を上げる方向性で努力していきましょう。