変額保険についてのメリットとデメリットですが、整理すると以下のようになります。
①メリット
・死亡保障(死亡保険金)には最低保証がある
・投資信託等で運用するため、資産運用の機能がある
・税制的には運用期間中の収益に対して非課税(正確には払い出し時まで課税が繰延べされる)
・所得税(住民税)は、一時所得して総合課税の対象になり、
「保険金等ー保険料総支払額ー特別控除(最大50万円)」として計算されるが、
課税対象はその1/2が給与所得など他の総合課税のものと合算されて、税額計算する
(投資信託等は譲渡所得として申告分離課税(税率20.315%)の対象)
・掛金に一般の生命保険料控除が適用される
②デメリット
・最低保証部分以外には運用リスクがある(満期保険金・解約返戻金等)
・一般的な投資信託などより運用コストが割高になる
・一般的な投資信託などより商品選択やスイッチングに手間や制限がある
参考にして頂ければと思います。
なお、保険や投資信託は長期で運用することを想定しています。
2 名の専門家が回答しています
ご質問いただきありがとうございます。変額保険のメリット・デメリットについてということですね。
まず大前提として変額保険に関わらず商品選びは目的に1番合っている商品かどうかが大切であることを前置きしておきます。
変額保険のメリットは
通常の保険と比べた時に資産や保障金額が増える可能性があることです。
メリットと直結しない場合もありますが、状況により税制面で有利になる時もございます。
デメリットは
投資と考えた場合、保険を通さず投資信託を購入した時よりパフォーマンスが低くなりやすいこと。
保険会社倒産リスクや途中解約リスクがあることです。
特に途中解約の将来的可能性については気を付けたいところです。
あと仕組みとして死亡保障金と解約返戻金の両方を得ることはできないことを改めてお伝えしておきます。
保険を売らなくて良い立場の専門家の考え方としては必要な保障は掛け捨てで加入し、資産運用は金融商品(投資信託等)をネットで直接購入することがキホンです。
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