老後の生命保険

女性60代 babaaさん 60代/女性 解決済み

定年退職後、夫婦二人暮らしをしている60歳代の主婦です。子供二人はすでに独立しています。二人の年金と預貯金があるので日々の生活には不自由はしておりません。自宅のローンは完済済みであり、借入金はまったくありません。夫と私は、20年前に加入した生命保険がそのままになっているので、そろそろ見直しをする時期なのではないかと思っています。子供らには財産を残すつもりはないので、死亡保険金は要らないのではないかと思います。また、医療保険やがん保険にも加入しているので、病気等の備えは出来ているつもりです。私たちのような老齢になった夫婦の生命保険の見直しのポイントはどこなのでしょうか?適切なアドバイスをお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 生命保険・終身保険
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

生命保険文化センターの調査によりますと、一世帯当たりの年間保険料は、平均38万2000円(生命保険)で、10年で382万円、20年間払い続けると、764万円にもなります。
医療保険(がん保険)も含めると、もっと大きな金額になるでしょう。
現在、どのくらいの保険料を支払っているのでしょうか。

基本的に子どもが独立したあとは、死亡保障は必要ありません。子どもが社会人になったら、医療保障も含め解約したり、保険金額を引き下げること(たとえば、葬儀代として200万円の終身保険のみ残すなど)を検討すべきでしょう。
また、支払い保険料総額と支払い保険金を比べて見ると、支払い保険料総額>支払い保険金の場合が多いと思われます。既存の保険を確認してもらえればと思っています。
年間支払っている保険料が、すべて老後資金になると考えたら、どうでしょうか?

なお、もしもの時に備えて、医療保険(がん保険)の加入は欠かせないと思う方もいるかもしれません。
ですが、 日本は公的健康保険の制度が充実しているため、かかった医療費を全額支払うわけではありません。医療費の自己負担額は75歳までは2割~3割、75歳以上の後期高齢者になったら原則1割負担です。

これに加えて「高額療養費制度」があります。所得によって差がありますが、ちなみに、年収約370万~770万円(~年収約370万円)以下の一般的な家庭の場合、医療費が100万円かかっても、自己負担の上限額は月額で8万7430円(5万7600円)です。

入院が長期化すれば月々9万円(6万円)といえども心配する人もいますが、近年は入院が短期化していて、10日以内に半数以上、30日以内に84%が退院しています。大手生命保険会社の一般的な医療保険では、入院給付日額5000円、手術給付10万円が給付されますが、10日間入院しても5万円。従いまして、計算上から一般的に言えば、保険料を貯蓄に回していれば十分賄える(「医療保険は貯蓄で賄うのが基本」)と思われます。
次に、日本人の死因第1位、死因全体の3割を占める「がん」になった場合のことも考えてみましょう。ある大手保険会社が、がん患者を対象に実施した調査では、かかった治療費について、約7割の人が「50万円程度」または「100万円程度」と回答しました。すでに100万円程度の余裕資金がある人は、保険適用の治療のみ利用するのであれば、健康保険と高額療養費制度を活用すれば医療保険(がん保険)は不要と思ってよいでしょう。

ちなみに、ご自身におきかえ、今までの支払い保険料総額と支払保険金の差額はいくらだったでしょうか。また、今後、払い続ける保険料総額は、いくらでしょうか。

なお、「お宝保険」(生命保険)は残すようにしましょう。バブル経済のころに契約した保険には、予定利率(5.5%など)が高く有利なものもあるからです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

自分に万が一のことがあった時の家族の未来について。

私は30代で健康上の不安も現在抱えておりません、ただこの先重大な病気が発覚したら、もし交通事故などで死亡あるいは障害を負ってしまい就労が難しくなっってしまったら、そういった万が一の場合の家族の生活はどうなってしまうのかが特に金銭面でのシミュレーションをお聞きできると良いなと思っております。現在も生命保険は加入しておりますが、その保険内容ならこういう事態の場合はどのくらいの期間就労不可でも今の生活を継続できるのか、また生活スタイルをどれくらい変化させる必要があるのか、一般平均では無く実際の私個人の収入と支出、将来的に必要な経費などを概算しながらよりリアルな生涯プランの相談をFPの方にできると納得感と安心感を保険に感じられると思います。

男性40代前半 westdragoneastさん 40代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

ガン治療の保険について

ガンの保険について。乳がん家系です、乳がんに罹患された方のブログを読んでいると抗がん剤が終わった後も長期的にホルモン治療をしている人が多いです。「ガン」の治療ではないのですが保険はどのようになるのか知りたいです。現在40歳なのですが20歳の時から生命保険に入り、まだガン治療が入院をメインとした保険になっています。この場合は保険を見直すか、現在のがん治療に合ったガンに特化した保険に追加で入ったほうがよいでしょうか。あと子供の保険についてですが、生後3か月で日帰り手術をしてたので一般的な保険には入れませんでした。現在9歳になり上記の手術以外は入院することなく元気でいるので保険に入ることは可能でしょうか。

女性40代前半 tocococoさん 40代前半/女性 解決済み
岡崎 成吾 1名が回答

妊活中の保険加入のタイミングは?

現在、結婚して4年になります。夫は32歳会社員、私も32歳で妊活をしながら夫の扶養内で仕事をしています。夫の年収は600万円、私は50万円ほどです。夫は結婚当初から生命保険に加入し、もし私が一人になったとしても生きていけるように準備をしてくれていました。一方の私は生命保険をはじめ、がん保険などにも加入していない状態が続いています。夫は安定した収入があるので、もし私が病気になったり亡くなったりしても生きていけるから大丈夫だと言います。確かに、今は子どももいないのでこれでよいのかも知れませんが、今後、子どもが生まれて、もし自分が死んだりしたら夫は子育てと仕事と両方を担って大丈夫だろうかと心配です。お聞きしたいのは、すぐにでも保険に加入して、子どもができる前から備えておくべきなのかです。そもそも、子どもができるかどうかが分からないので、手厚い保険に入って出費を増やすよりは、不妊治療費に充てたり貯金したりした方がよいのではと思ってしまいます。そして、出産後に子どものことも含めて保険内容を考えてもよいかな…と。しかし、子どもを無事に出産できる保証もありませんよね。このように、色々と考えてしまって、どのタイミングで保険に加入すればよいのか悩んでしまいました。やはり早ければ早い方がよいのでしょうか?

女性30代後半 ka_ri_naさん 30代後半/女性 解決済み
荒井 美亜 1名が回答

生命保険の種類がありすぎて、業者に勧められるままに契約した?

59歳の男性です。妻は教員を、息子二人も教員をし自立しています。恥ずかしい話ですが、私も教師をしていたころ、保険に関する知識がまるでなく、特に勉強することもありませんでした。業者から勧められるままに、契約をした生命保険が4つほどあります。業者の方は、懇切丁寧にパンフレットを使って説明してくださいました。が、知識のない私には、まず、専門用語が理解できない。よって、説明を聞いても、パンフレットを読んでも何がかいてあるのか、定期保険、終身保険、養老保険、個人年金保険などの違いや、定期保険の種類で、平準定期保険、逓減定期保険などなどの違いなどわかるはずもありません。業者の方に質問すればいいのですが、何を質問していいのか、また、こんな基礎的なことも知らないのかと思われるのが、恥ずかしくて質問できませんでした。妻からは「そんなにたくさんの保険に加入してどうすると、愛人でもいるとだろう」と疑われる始末です。本とかも読んでみましたが、なんとなくは分かるのですが。そこで、質問です。いろいろな生命保険の商品がありますが、各商品をズバリ一言で表すとどんな商品ですか?もっと勉強して知識を深めたいので、よいテキスト・本があれば紹介してください。

男性60代前半 taka3663さん 60代前半/男性 解決済み
小山 英斗 1名が回答

現在生命保険や医療保険に加入していますが収入が減る分、保険の見直しをしたい

私は、20代の会社員です。勤めている会社が昨今の新型コロナウイルスの流行の影響を大きく受けており、上司から次年度の給与が大幅に下がることを通達されました。両親はおらず、結婚もしていないため、一人暮らしをしています。将来も家族を持つ予定が全くありませんので、自分が食べていけるだけのお金が貰えればそれで良いのですが、会社の存続や、そもそもこの給与でこの先やっていけるのか、とても不安です。一応、生命保険や医療保険には加入していますが、これが必要十分であるのか、判断材料がありません。出来れば、給与が減るぶん、保険を見直すことで賄えればとてもありがたいのですが保険やさんがあまり相談に乗ってくれないので、なかなか上手くいっておりません。FPさんからアドバイスをいただき、この不安を解消できたらと思います。よろしくお願いいたします。

その他30代前半 ttmmttさん 30代前半/その他 解決済み
松山 智彦 1名が回答